恵み野通信
●12月3日現在、恵庭の積雪はゼロだ。このままお正月までゼロ行進が続くと、過去に一度あった正月に雪がない理想の北国が現れる。私は小さいときから冬のスポーツはしない、雪だるまを作って九州の孫に写真を送って喜んでもらえるくらいの雪との関わりだ。降雪との戦いは半端ではない北国だ。雪の少ない千歳にラビタス半導体工場がやって鹿島が建設中、エプソン工場も半分借りるみたいだ。苫小牧にソフトバンクがデータセンターをつくるなど活気が出ているが、函館からこの地区で戸建てを買おうとしている(猫2匹と広いところで共存)友人は「中古の戸建てが千歳苫小牧恵庭が高過ぎる」と悲鳴。隣町の厚真・安平・白老(温泉あって雪の少ない町だ、しかし大雨になると山崩れを起こしやすい)、白老に民族共生空間ウポポイを菅元首相が作ったわけだが、白老の温泉に浸かっていると地元の男の人とおしゃべりになる。「ウポポイできて働く場が増えて良かったですね」と私。「地元の人はこの施設を歓迎していない。アイヌ系の町民を優先的に職員に採用をしていて、私らにはメリットがない」数人の男たちと話しただけだが町が分裂している。そして「施設はできたが行ったことはない」と冷たい。もともとアイヌのコタン部落があったところに、大規模な施設(津波がくれば避難所として使えるよう)設計変更して床をかさ上げした。仲良く暮らせないものか?ウポポイはゼネコン仕事のために国税を注入した仕事だ。以前の古いコタン部落で十分であったと思う。
●私の住む団地は全部で4,500戸、12,000人ほど住んでいる。男女の引きこもりと、一人暮らしのご老人も多い。どこの団地もそうだが、快適な一人暮らしを楽しむ人たちも多いから、一概に悲惨な孤独死(孤独死が悪ではないと思うが)の予防をしようとする。以前、町内で一人暮らしの男女が特定の自宅の居間に集まってお喋りをする会があった。私はとなりのおばあちゃんから相談を受けていた「当番の日になると嫌で嫌で…」お茶やお菓子を用意しないといけない、話題の合わさないといけない、疲れます。ひとりのほうがリラックスできる。これならお金を払って近所の人とコーヒーでも飲んで1時間2時間会話するほうがいいいと。私も他人ごとではないから、一人暮らしに入ったらどうしようと日々考えている。料理と掃除、洗濯はまあまあのところまできている。買い物は買い過ぎるほど大好きだ。しかし、人生一寸先は闇。何が起きるか分かったものではないが、地味に生き続けること。