お墓について
8月12日に、妻の両親の墓参りの帰り、市営墓地のまだ空いている安い場所がないかと探していた。1体15000円で入れる集合墓地はあったが、横に大きなトイレがあって、「大らかな広いところに市民が大勢で入る記念墓地をなぜ作らないかと、墓園の設計思想が貧困だね」と私。
お墓について、ちょうど素敵なデザインやユーモアを見つけて、奥様と娘さんに話しかけ、墓の話を聞いた。区画場所の抽選で1番を引いたと言うことだ。お父さんが入られてるのですが、父は音楽が好きで指揮者になる夢を持ち続けたと言っていた。全体が音楽墓のようだ。ネコが楽譜を左右から踏んでいる。突然、奥さんが歌いだした。「千の風になって」の出だしだ。ネコも7匹飼っているとのこと。娘さんはハープ奏者で「奏」という漢字は、彼女の長男に付けていて、いまピアノを習わせているとのこと。全体のデザインは娘さんがして、猫の足跡とはユーモラス。場所で15万、全体で100万円を切ったと言っていた。
私も結婚して北広島の道営住宅に29歳から住んでいたが、実父から電話で「恵庭に墓地を買っておいてくれ、金は後で俺が全部出すから」と言われた。しかし、悲しいことに安い給料で15万円の土地代も即金で出せる家計ではなかった。親父、貧乏でごめんである。家賃1万4000円の住宅費。私もこんなに貧乏になるはずではなかったんだが。現実は厳しい。結婚して転職を3回繰り返して、ようやく長く勤められそうな会社に滑り込んたばっかりだ。「墓」を考える余裕もなかった。しかし、何十年もするとこういう墓問題が出てくる。両親は現在、本願寺の納骨堂を買って収めてあるが、わが家の愛犬コロと一緒に、芝生区画を買って、平板に石を置いて●●家の墓、コロにも苗字をつけてあげて家族にしようと思う。独身の息子にも将来何が起きるかわからないから、息子の名前は寿陵として赤色で入れておくつもりだ。娘も行くところがなくなれば、嫁ぎ先の苗字でもOKということで、コロの近くに同じく寿陵。欲張り過ぎだろうか。費用は4平米・芝生34万円、石材と彫りの労賃で50万円とみているがどうだろうか?何でも労賃や石代が高騰する世の中。果たして100万以下で完成するかどうか。
そんなことを考えたお盆であった。
昔の少年。
墓は考えて居ません。何故なら、田舎に既に両親の墓が有って武生市の寺にも永代供養をお願い済だからです。しかし、遠すぎて中々行けません。つまり、墓よりも墓じまいする事が先決かも知れません。子供達だって育ったのは札幌ですから縁も所縁も無い北陸の田舎に有る墓守など到底無理でしょう。考えるに、墓は作りたくない心境です。今は小さな仏壇に毎日お詣りして居ますが、幼くして亡くなった三つ上の兄の位牌や、亡き兄直筆の両親名入り掛け軸のレプリカや飼っていた猫たちの写真まで入って居ます。私達は位牌か?掛け軸のレプリカ程度で十分ですね。仏壇だってお詣りしてくれるか否かは本人たち次第ですけどね。
seto
最初、私も合同墓(1体15000円で両親もOK)を考えていましたが、あんまり貧相でトイレが横で匂いが充満して、骨の口から覆いかぶさってくるようで(筆者の想像力)中止の方向です。自宅にある愛犬コロの骨も一緒にするためには、フラットな芝生墓地でいいかと思います。北陸のお寺さんヘ分骨とはいかがでsぃようか?母方の祖母が御詠歌の師匠をしていて、亡くなったあと永平寺に寄付をして分骨しましたよ。祖母の骨がここにあることを知っている親族はもう少なくなりましたね。福井電鉄で永平寺行きに乗ったことあります。素晴らしい杉林でした。永平寺でトイレを借りて満足しました。