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流通の専門家でもあり原発にも詳しい知人から、寄せられたメールです。東芝に関してWHの買収が東芝の業績を大きくダウンさせたみている私と違う観点から、東芝の未来構築を語ったもの。もう一つは日本マクドナルドだ。アメリカで死に体だった「セブンイレブン」を復活させた日本であれば、できるはずだというメールだ。読んでいただきたい。彼はセイコーマートの主に流通構築(仕組み)を蔭ながら作った逸材だ。

私は、ウェスチングハウス買収には非常に期待していました。

現在の軽水型原発は核兵器用のプルトニウム製造を目的に

開発されましたが、そうじゃない仕組みの原発もあります。

現在は研究が進んでいませんが、東芝ならもしかして復活という

期待があります。福島の後なら赤字は当然ですので、

手放すことだけはしないで欲しいですね。

原子力産業史に残る、汚名返上物語の機会になるかもなので。

 

米国のマクドナルドは、低所得者向けの粗悪な食品を

最低限のサービスとともに提供する会社で、

日本の店とはだいぶ違います。

ですからアメリカ本社の制約から開放されれば、

あれほどの生産、開発、物流、人材教育、立地、知名度のパワーが

あるのですから、簡単に黒字転換できる経営者が、

日本にはいくらでもいると思います。

 

例えばセイコーマート。直接買収は無理でも、商社が間に立って

関与させれば、無添加素材のカツ丼を500円で出せます。

また、かつてここでは分厚いローストビーフ入りのバーガーを

発売してさっぱり売れませんでしたが

今度こそリベンジするかもしれません。

そしてそのレベルの経営者は、他にもゴロゴロいますから

大チャンスと思うでしょう。

 

このところのマクドナルドは、いかにもアメリカ流の

どうかと思うような販売戦略をとり続けてきましたから。

セブンイレブン同様、日本企業になってしまえば

大発展のきっかけになるのではないでしょうか。

 

 

  1. 企業は大きくなればどこかに歪が出て膿が溜まる事が多い。日本の企業だとアメリカの買収の手が伸びるが日本流とは違って利益さえ上がれば主義が見える。外資系は淡泊で決断も引き際も早い。その点日本企業は粘り強く我慢強く「七転八起」どころか「九転十起」もある。しかしすべてはトップの経営手腕と社員のモラルが基本で健全な企業は成り立っていると思う。トップが間違った指示を出せば反発意見は消され軌道修正もままならなくなるから問題は先送りになるほど大事件に発展するのだろう。それも内部告発の形が多いのも特徴的だ。アメリカやドイツの企業の考え方を身近に感じた事例はいくつもある。或る映画配給会社では千歳空港に劇場支配人を呼び出し「解雇」を言い渡してそのまま帰った事例や、輸入車の日本法人では或る朝、本部長が出勤すると、デスク上に段ボールが置かれ私物が入っていたと。つまり最後通告が突然下される。外資系の食品産業もビジネスの流儀も日本では奇異に感じるのはおそらく僕だけではないと思う。日本でビジネスするにはやはり日本流が成功のコツではないだろうか。現在では日本流も世界各国に通用していると思う。思うに大きくなり過ぎた企業はコントロール不能になりかねないのだろう。世界一や業界一を目指す意味は果たして正しいのだろうか?

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