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文化大革命

NEWS WEEK(6月7日号38p)に静岡大学教授の楊海英氏が、本年「文化大革命」50周年にちなみ、現在の中国の近過去と近未来に貴重な数字を出してくれている。中国は1年間、毎日が文化大革命50周年記念日である。


毛沢東の赤本を手にして紅衛兵たちが都会の知識人やインテリを農村へ追いやり、国中の各層をシャッフルして(農村へ都会の知識人を送り出して農民を体験させる。これまでの自分の生き方を自己批判させる・・グーグル画像にたくさん写真あり)、政界や文化界の重鎮が次々、虐殺されて文化財も破壊された。このとき、後の中国を発展させた鄧小平も実は毛沢東によって追放された。


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ことしは天安門事件27周年でもあり、党に復帰して登りつめた鄧小平は民主化を求める大学生を人民解放軍に約3000人殺させたと言われる。彼の国づくり基本法方針(まずは豊かなお金を国民が持って、そのお金を国中に流して潤して経済中心の中国に変換させた)が、いまの習近平体制まで続いていて、結果として世界中で爆買やツアーを起こしているわけだが、実は、その大半は一党独裁の中国共産党党員8700万人が核になっている(その家族や親戚含めると億人である)。


国有の大企業を「改革開放」に踏み切ったときに一番利益を得たのは全国の共産党員だった。公務員でも待遇がいいのはほとんど党員である。この8700万人と全世界で爆買をしている数と重なるのである。先週の外電で習近平首相は「爆買を国内でするよう」要望を出しているし、外国へ持ち出すお金を制限すれば、ほとんど中国共産党の党員や家族だとしたら、党則に従わざる負えないだろうと思う。その結果、爆買を目当てに日本をはじめ先行投資をしている観光産業各国はひどい目に遇うだろうと筆者は予想する。


爆買とはいうけど、本来、こつこつ汗水流して稼いだお金ならあんなに買い物に夢中になり、お金をドーンと出せるとは思えず、筆者には不正に稼いだお金を(それこそ共産党員であることで得られる利益)早く使いたい気持ちになって世界中でばら撒いてるとしか思えないのだが。買い物でマネーロンダリングしている風景に見える。

  1. 我々が目にする爆買いは、ほとんど中国人だ。またニセコなども外国人のお金が動いている。もちろん中国系の資本も大量に流入している。地元の地主は潤っているのだろうが、確実に日本の北海道の中で外国化が進んでいる。天然水が豊富で空気がきれい、眺望がよくて、新鮮で美味しい農産物にも恵まれて、冬は上質の雪が有るからだと言う。我々には、山の中の田舎の積雪寒冷地の山林原野としか感じなかった土地の評価を、彼らにすれば、わずかな資金で開発できる絶好の立地で、同じ感覚の外国人相手のビジネスを展開する。そこに関わる日本人は大手ジェネコンとその下請けや孫請けくらいだ。将来的には地元の産物の消費拡大にはつながり、お金も落ちる事にはなるのだろうが、かつてのバブル期の日本人同様、外国人たちは引き際も早いから、皮算用はどこまで有効かは全く分からない。世界情勢の変化が激しい近年、ニセコもいつかゴースト・タウンにならないとも限らないと思う。

  2. どこに行っても、中国人だらけ、彼らの大きな会話の声で、それと直ぐわかる。観光地に行けば、ここは中国か?と思うくらい多い。13億の一握りの富裕層と言うが、風体は余りよろしくない。第一にファッション・コーディネートがめちゃくちゃで、ジョギングでもするような、または作業服のようなファッションばかりが目に付く。そんなにお金があるなら少しはよそ行きだけでもファッションにお金を掛けてもらいたい。むしろ中国特有のチャイナ・ドレスの方が現代にも通用するほど美しいし素敵なファッションだ。今の彼ら、彼女らなら、ひと昔前のゴルフ場だったら、ゲート手前できっと入場を断られるに違いない。

  3. 中国政府の思惑どおりに国内消費に爆買いはしないと思う。それなら外国に資産を隠し持った方が将来的にも安心できるに違いない。政府の上層部たち自身が、国民にそうしたお手本を見せているからだ。しかし、日本に来る中国人の富裕層たちが爆買いする商品は日本メーカー製品には違いないが、裏を見ればすべて「MADE in CHINA」の
    文字が小さく刻まれているのも皮肉だ。爆買いは言い換えれば「逆輸入」とも言える。

  4. 天安門事件限らず、国の宝の国民を虐殺する国はまだまだ存在する。或る国では、会議の席での姿勢が悪いのは元首に背いているからだと銃殺されたと言う。独裁政治で国が栄える事はあれ、長くは続かないだろう。なぜなら虐殺された人々の後ろにもその同士たちがまだま大勢いるからだ。虐殺が増えれば増えるほど、反体制の数も何倍にもなって増え続け、やがて逆転の日の目を見ることになる事に独裁者たちは気づいていない。

  5. 昔の事件と思っていた天安門事件から、まだ、そんなに経っていないんですね。日本はバブルも去って平成の時代になって未だに不景気風が蔓延している一方、多くの犠牲の上にあるとは言え、そのわずかな間に、化学肥料で育てた植物のように、中国は急成長し続け、世界を脅かすほどになっていますね。その急成長のせいかどうかはわかりませんが、どこか歪を感じる事も多い現在の中国の行動が気になりますね。13億の人々が皆んな同じ考えだとは思えませんが?上層部数人の考えや、共産党員だけで世界と渡り合っているとすれば、その他の国民は振り回されて迷惑ですね。従わなければ、また武力行使で鎮圧するのでしょうか。あの天安門事件同様に。外にも、内にも敵だらけですね。

  6. 中国では、役所への申請や、入学、先生のテストの採点など、あらゆる場面で賄賂が必要です。お隣のなんとかちゃんは、先生に日本旅行のおみやげを渡したので成績が良くなり、良い学校に入れたというようなことが日常なので、親戚中から費用と買い物リストをかき集めて、必死で日本に旅行します。国内にも日本製品はありますが、店頭で注文しても、石が詰まった箱が届くかもしれません。そういう悪事は運送会社の運ちゃんのしわざではなく、大抵は会社のエラいさんの指示です。ナンバー2あたりの、現場に入らず、帳簿の上だけの利益を出そうとする連中です。そして運送会社のトップは共産党員なので、クレームをつけてももみ消されます。ひどい時には城ナントカという私設警官が来て殴られます。生活のために不可欠な賄賂を、間違いなく手に入れる方法は、日本に行くしかないことになります。その賄賂の行く先はもちろん共産党員なので、たぶん爆買いしなくても昔から彼らの家には海外の高級品が山積みだったはずです。
    今日本に来ている人たちも、本来海外旅行ができるレベルじゃない人達の可能性があります。だから使用済みのトイレット・ペーパーを流さずに汚物入れに入れるようなマナー違反をしてしまいます。さすがに彼の政府も旅行前のマナー指導に乗り出したそうですから、どこかに集められて、怒鳴られたり殴られたりした上で、また賄賂をとられるんだろうなと考えてしまいます。

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