切れやすい脳の人は・・・。
『脳は単体では成立しない。関係性の中で脳が脳足り得る』という言葉を9月19日のブログに書きました。また何度もキレル老人の話も書き、それは老人に限らず全世代にわたってるとも書いた。脳が脳であるためには他者との関係性が豊かに配線されていないとまずい現象が出るのではと思ってきた。
それは性別や年齢や価値観の違う人々との交流、ほかの生物や植物との交流、職場での同僚や仲間たちとの会話などで機能する大脳がつまるところ『脳が脳足り得る』意味かもしれない。切れやすい人を見ていると(年齢に関係なく)この多様な大脳の使われ方が偏った方向へ向かって、それが突然、断線されると『怒鳴り・叫び・暴力』に発展するのではないだろうか。
長年引きこもりをしている30代後半の男と話していて、説教めいた一言に激怒して、彼自身のバッグを投げつけられ恐怖を感じたこともある。携帯もネットもしない。そこから発する電波が危険だと思い込んでいる。また、自分を受け入れない社会との関わりを自分から拒否しているようにみえる。つまり、他者と大脳を共有できない。関係性の中で大脳が生きていないから切れやすくなると説明できる。
また、定年後の男たちがキレやすいというのも、この他者との関係性の縮少、縦関係だけで生きてきて、急な横の関係へ移動できない大脳の癖がストレスを起こしてしまったと説明できると思うのだ。さらに強引に敷衍すれば、『あの大人しい、目立たない少年(青年が)あんな凶悪なことをするなんて』という殺人事件を起こした犯人の説明をする記事が多いけれど、これも『大脳を他者との関係性の構築』に失敗した例としても説明できるし、男のストーカーも原因は『大脳の偏頗な使われ方』(恋愛はストーカー的な要素を幾分かは誰しもあるものだが)、多様な他者とのバランスいい関係性が維持できていれば犯罪へは向かわない(と思うのだ)。
総じて、孤立するとキレやすくなる。これは外交にも言えて、『孤立した外交は暴発する』の格言通り、戦前の日本、現在の北朝鮮などにも言える。昔から同一平面で多様な国との外交が下手で外交は一つの国とだけ恋愛関係みたいな二項関係に入る。戦前は日英同盟(1902年)、戦後は日米同盟。明治時代は陸軍プロシア、農業はアメリカ、法律はフランス、海軍イギリスとバランスが取れて何でも一辺倒ではなかった。同時に3国、4国、5国、6国とバランスよく外交できる人間を育てるために、多様な生き方を許容する習慣、バランス感覚いい人間を育てないとまずいなあと思う。派閥の発生も、敵・味方論理で大脳が使われていたとしたらもったいないことである。
最近、キレやすい脳についてセロトニン不足や健康面や栄養面から書かれた本が増えてきた。そういう本には必ず脳の解剖図が挿入されているが、脳は『働きであって、他者との関係性の中で生きている』と思えば、静止地図には意味がないといえるかもしれない。『脳は関係性の中で脳足り得る』ことを思えば、うつ病の増大が人間関係のまずさから出てくることも納得ができる。SNSの利用回数激増が、実は個々人の孤立した大脳が悲鳴を上げながら他者との関係の構築を願ってる図式に筆者は見えたりするのである。
毎日キレてます。
大した事ではないですが、今日は、日中、訳のわからない要求をしてくる顧客にキレました。夜はメンドーサのふがいない投球にキレました。中田の初球フライアウトにもキレました。スポーツ観戦も脳を刺激しますね。交通事故などで興奮してキレまくる人は居ますね。毎日、小さな事でキレる事はよくありますね。どれも舌打ち程度ですけどね。
脳の独り歩き。
酔っぱらいもキレやすい。先日も友人の酔っぱらいをクルマで家まで送ってあげたが、感謝されるどころかキレて絡まれてしまった。酔っぱらいがキレると始末が悪い。説教めいた小難しい理論が飛び出してきて理解に苦しむ。翌日になると、全く覚えていないと言う。酔っぱらうと勝手に脳が命令して、あんな風になってしまうのだろうか。
一触即発!
毎日クルマで移動する僕は、ある日こんな目に遭った。神宮第一鳥居前の三車線の左斜線を通行中、前方に路上駐車のクルマを見つけ、追突をさけるために、とっさに中央車線に入った。と、猛スピードで迫って来たクルマが幅寄せして来た。仕方なくやり過ごして直後の信号待ち状態で、そのクルマと並んだ。どんな人間が運転しているのだろうか?と、顔を見ると、何とこちらを睨みつけて何やら叫んでいる様子。信号が青に変わってお互いに発進し始めると、今度はじジグザク運転で幅寄せしながらの進路妨害が始まった。その行為は神宮の正面鳥居まで執拗に続いた。何か面白くない事があったのか、完全にキレたドライバーだ。が、あまりの執拗さに僕の脳もキレかかっていた。そしてこう考えた。「直進して居るクルマへの進路妨害だから躊躇せず、まっすぐ突っ込んで接触されても相手が100%違反となるだろう」と。しかし当て逃げも考えられるのでとっさに車種とナンバーを暗記し、そう決心し始めた時に、また僕の脳が勝手に「ここは抑えるように」と命令したらしい。そのうち例のクルマは前方の他車を縫うように危険な運転でタイヤを鳴らしながら次の交差点で左折して消えて行った。そこで僕は一言「死ね!」とキレて叫んだ。
覆面リスト。
要注意人物が運転する「クルマのナンバー」をブログに載せた。被害予防のためだが、今後も事ある毎に載せようと考えている。以前に警察関係者から「当り屋リスト」を入手して間もなく、その「当り屋」の一台に遭遇したことがある。事前情報で注意して難を逃れたが、犯罪を生業としている輩も実在する。盗難自転車もよく乗り捨ててあるが、写真掲載で載せれば、少しは役に立つのではないかと思う。泥棒さんが見たら先を越されるかも知れないが、そんな場所に監視カメラなどあれば二次被害は防げると思う。不審なクルマ、不審な人物、不審な乗り捨て自転車、こんな情報も早ければ初動捜査の一役を担えるかも知れない。生まれつきの人相が悪いだけで怪しいと判断を間違って、人権侵害で逆訴訟などとなる危険性も。一度、整備工場で覆面パトカーが入庫されていたのを見て「覆面ナンバー一覧」を公表しようかと考えたが止めた。それでなくても僕は白バイはもとより、同じ場所で、同じ覆面パトカーに二度も捕まっていて、彼らのリストに、既に載せられている可能性の方が大きいからだ。