シベリヤ鉄道と北海道をつなげるアイディアNO1
2年半前に筆者が思いついたアイディアである。きっかけはJR北海道の再生と北海道経済が力強く立ち直るきっかけをロシアとの資源貿易を打ち立てる、それもシベリア鉄道を活用して、天然ガスや地下資源をどんどん運んでくる話。シベリア鉄道はモンゴルや中国東北部とも近いから、さらにそこからの資源を北海道へ運び、天然ガスを石狩湾新港から苫小牧までパイプラインを敷設して太平洋へ。ウランを使用せず、安い天然ガス発電で電気を作る新しい国づくりができる可能性がある。苫小牧港から全国へシベリアの天然資源を配ることで、これまでの中東に依存してきた、またタンカーを守るためのシーレーン構想を弱くさせる意図もある。大地震の危険性は北海道は少ないから、エネルギー不足を全国的に解消させることにもつながる。はじめ、三菱商事宛の札幌支店向けに書いたが、私の知人数名だけにメールに添付して意見を求めただけで、どこの商社へも送っていないし、国土交通省・北海道開発局へも送っていない。開発局の港湾課が現在、函館の青函連絡船跡地の整備をはじめ、日本海側の港湾整備を始めようとしているのでチャンスかなと思うので提案してみる価値はありそうだ。
2014年2月26日
三菱商事札幌支店 御中
エネルギー担当者様
シベリヤ鉄道を北海道苫小牧まで引き込む企画
~エネルギー問題の解消と日本経済の安定を図るための30年プラン~
北海道○○市在住
筆者名
謹啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
突然、お送りしました、私のプランは表題にもあるようにサンクト・ペテルス・ブルグから極東のウラジオストックまでの全長○○○キロメートルに及ぶシベリア鉄道(鉄道幅○○○メートル)を札幌市郊外に○○○年に完成した石狩湾新港まで貨物船(鉄道車両を運ぶ仕組みを持った)を乗せて、そこから引き込み線で岩見沢まで敷き、さらに現在単線の室蘭本線に1本レールを加えて広い線路にし、苫小牧までシベリヤのエネルギー(原油・天然ガス・モンゴルの石炭・レアアース、シベリヤの木材、ハスカップやブルーベリーなど)を運び、日本からは苫小牧に陸揚げされている北国仕様の新車や工作機械、中古車・日曜雑貨・北国使用の住宅技術をシベリア鉄道を逆利用して、極東へさらにその向こうのモスクワまで運ぶ壮大なビジネスとして定着させる30年計画です。
苫小牧に運ばれた原油は苫小牧東部開発で広大な土地があり備蓄できますし、厚真にはほくでんのコールセンターという貯炭設備もあります。室蘭には製油所もあります。苫小牧は全国のタンカーも横付けされるのでここから太平洋の各コンビナートへ運ぶのは容易です。政治的に不安定な遠い中東からタンカーで運ぶより、安全度において、また値段において(北海道は貨幣特区に指定してルーブルと円は固定相場にします)より安い原油を手に入れることができます。もちろん津軽海峡を越えて、従来のタンカーを使用することも可能です。
パイプライン構想がありますが、ロシアとEU・ウクライナで値上げに応じないとバルブを止められた事件など危険因子が多過ぎますし、海底を走らせるリスク(潜水艦が通る・補修維持を海底で行う危険など)は計り知れません。油が漏れたら、韓国・中国・北朝鮮の外交問題に発展します。
北海道はじめ日本の一次産業は、重油・灯油を使用したハウス栽培や漁業、中小企業の製造部門も燃料高騰からくる電力の値上げ攻勢で利益を食われ苦しい経営が続いております。
まだまだ未開のシベリヤの油田や材木は(伐採仕事はかつてシベリヤ抑留者の仕事でした)その量は計り知れません。いまは小樽から細々と日用雑貨や中古車を運んだり魚貝類が入ってきます。ロシア船員も小樽や札幌で買い物をする姿を見かける程度です。
このシベリヤ鉄道が苫小牧まで来ると、札幌まで延伸される新幹線で『東京発モスクワ行き』の夢の列車も乗り換えですが、走らせることができます。石狩湾新港から豪華客船でウラジオストックに渡るのです。いまは苦しい経営のJR北海道ですが、貨物輸送で生き返るし、うまくいけばバイカル湖のイルクーツクあたりまではJR北海道がその保線をロシアから請け負う仕事も可能です。元気なJR北海道に生まれ変わります。
さらに、このプランは現在、この国を二分している原子力発電の存廃についても方向性を提示できます。室蘭本線はほとんどの人が乗ったことはない線路と思います。昔、これは三菱美唄・三菱大夕張はじめ空知の炭鉱から掘り出された石炭を苫小牧や室蘭の製鉄業へ運ぶ路線でした。日本の高度成長を九州や常磐の炭鉱とともに支えたエネルギー鉄道です。貴社の先輩たちが大事に育てた鉄道でしたが、いまは朝・夕の1両のディーゼルが中高校生を運ぶだけの廃線に近い線路になりました。
この線路が活用されて、安い原油・石炭・ガスが日本中に行き渡ることで、原発はその役割を長い時間をかけて廃炉の方向へ舵を取ります。私のアイディアでは原発廃炉株式会社を作り、これまで原発に携わってきた東芝・三菱・日立・IHI・大成建設・鹿島などの社員は全員、この会社に100%就職させて、理工系の大学も原子物理を出た人は、無条件でこの会社へ就職させ、研究や技術層を厚くします。この会社は世界でいったん原発事故があれば、どこでも派遣されて廃炉の仕事を請け負う会社へと発展させます。
日本が置かれている円高や円安で燃料費が浮沈したのでは、景気の未来予測はままなりません。
謹白
遠い国。
青函連絡船で北海道に移住した当時を思い出しました。今では廃止された函館~青森間を、鉄道の列車を積んだ大型フェリーで北海道~ロシア間にするわけですね。北方領土返還要求ものらりくらりと交わされ現在に至ってしまい、今ではロシアの軍事基地整備が、ますます進んでいるようです。プーチン氏もロシア国民の顔色を伺いながらの二枚舌外交で、来日してもこれまで通り大きな進展は期待できないでしょうね。むしろ日本よりもロシアの方が積極的なのは経済支援を目的とした「経済協力」でしょう。トランプ氏ではないですが、あくまでロシアの国益第一の交渉となるのでしょう。これまで通り。「協力」はつまり日本が負担すると言うことになるのでしょうね。安倍氏が、またいい顔して条件を一方的に飲み込むことにならなければいいのですが。民間同士であれば、夢もスムーズに進展することがあっても、政治が絡むからなかなか前進しないのが現状の世の中ですね。今回のプーチン氏との会談も日本が全額負担できれば、領土の返還までは実現しないとしても、比較的柔軟な結果は引き出せるのではないでしょうか。例えば或る一島だけは共同経済区とか。このお話もプーチン氏に向けた方が乗り気かもしれませんね。北方領土問題を最重要課題として話し合うのなら、今回の安倍:プーチン会談も、なぜ?北方領土が見える根室で行わないのでしょうか?腑に落ちませんね。北朝鮮も韓国も中国もロシアも隣同士なのに、いつになっても随分遠いですね。
国家間の壁崩壊?
ガスの検針伝票が郵便受けに入っていました。12月6日に2,106円を引き落とすとありました。7人家族でもガスは煮炊きにしか使っていませんが、電気代や水道代、灯油代に比べれば雲泥の差です。天然ガスが格安に使えれば電気だけに頼らなくてもいいわけですね。石油も同じです。灯油やガソリンの価格の上下で一喜一憂している私たちの心配も無くなるわけです。天然資源が豊富な国から供給を受け、技術力や経済力のある国から開発費を提供するプランは理想的です。国家間の政治的問題の壁はいつ、誰が崩壊させるのでしょうか。今年の冬は早く来て灯油代もかさみそうです。
社会貢献企画?。
現実など無視してプラス思考で考えれば、世の中の明るい未来が見えて来る。かつて、僕もある大手メーカー本社に乗り込んで提案したことがある。が、興味は持たれ、当時6人もいた副社長段階まで上がって最終的に消滅した。その後、社長が外国人に変わってリストラが始まり、それどころでは無い様相だった。しばらくして社内がやや沈静化したところで今度は外国人の社長宛に企画書を提出したが、全く無視されてしまった。それどころか類似したアイデアの製品が次々と出現した。この時点で諦めがついた。「この業界はパクリが常識なんだ」と。ほかの事例もあるが、同様に、話した相手の課長が栄転後、新製品が出現した。それでも考えようによっては、世の中に少しは貢献できたのかなと?。
頑張れよ。
北海道新幹線も在来線のレール幅に一本新幹線用に足して青函トンネルを通している。面白いアイディアだと思うが、まさか?シベリア企画のパクリ?では?今朝の朝刊にもJR北海道の日高線維持困難とあった。財源やアイディアを地元に求められている。乗降客が少ないだけに運営困難に陥る訳で、先ずは地方人口を増やすアイディアが必要では?。クルマはあっても経費はかかり、鉄道も家族割引や、特割など利用促進策に取り組まなければならないのでは。
それ、お金になりますか?
昭和60年代、朝日新聞社の記者がスパイクタイヤの巻き上げる粉じんを取り上げてスパイクタイヤ公害が社会問題になって、今のスタッドレスタイヤの時代が来た。当時の記事を切り抜いて、冬の北海道や東北地方の公害対策の一助になればと東京に出かけて、人にも安全で公害のないクルマのシステムを提案した。が、東京では雪も殆ど降らず、僕のアイディアは噛み合わなかった。それどころか『安全は、お金になりますか?』の一言だ。
雪まつりだけが北海道じゃぁ無い!。
貧富の差が取り沙汰される昨今だが、富裕層からおカネを引き出すには、JR北海道だってJR九州のように、豪華客船のクルーズを見習って豪華旅客列車を走らせるのは如何だろうか?。資金が無いからできないと答えが返ってきそうだが、当然ながら新事業には投資が必須で借入をしなければならない。そこで返済可能なプランが必要になるわけで、真剣に考えれば解決の道が開かれる。冒険しなければ新しい事業も生まれないし、収益も得られない。しかも九州では成功している実例があるわけで、何も悩むことはないと思う。ただの列車なら興味も湧かないが、豪華版で最高の景色と最高のおもてなしで富裕層や外国観光客を喜ばせてあげたいと思いませんか。外国人は「日本は一番行きたい国」と言っているわけで、さらに「北海道は自然が最高!」と言われている。その自然の財産はすべて地方にあるにも関わらず、地方路線が廃止されると言う。苗穂の機関区で豪華車両は作れる技量もあるし、食材は豊富なわけで、これ以上の土地柄は他に無いと言っても過言ではない。スイスの山岳地帯にだって列車は走っているのに。ロシアとの交流が成功すればそれこそシベリヤ鉄道にも豪華車両を走らせる事ができるかも。
世界の鉄路用車両。
戦時中、ドイツの軍用車フォルクスワーゲンは優れていたため、アメリカは軍用車両の開発を急いだ。まず前線で活躍するには小回りの利く小型車両と言うことでJEEPが考案された。フロントシールドをボンネットに倒してコンパクトになったJEEPを輸送機からパラシュートで地上の前線に落として軍に迅速に供給していた。当時のJEEPは移動手段用クルマとしての機能のほかに動力を取り出して作業にも使える仕組みだった。その一つにタイヤを外して鉄道のレール幅にリムを合わせて鉄路を走行できる機能もあった。80年も90年も前に発案された機能だが、現代にも十分通用するアイディアだと思う。日本の鉄道車両でシベリアの鉄路を走行できたりすればいいわけで、旅客列車にも貨物列車にも応用できそうだ。ロシアが投資しない事は明白で、日本で開発出来れば、世界のどこの鉄路の軌道にも自在に合わせられる車両の開発はJR北海道製(苗穂発)で、いやJR北海道が元気がないなら、民間の室蘭や函館あたりの製鉄所や船舶製造ドックでも制作できそうだ。