1981年

2011年

1951年

1月9日、10階建てのビルに相当する大きさの隕石が地球近傍を通過していたことが判明した。さらに、その隕石が発見されたのは地球最接近の前々日だというから驚きだ! 何の前触れもなく人類が滅亡する可能性が示唆された象徴的な出来事だ。http://tocana.jp/2017/01/post_11987.html


記事を読んでびっくりだが、あながち外れているわけでもない。(恐竜の絶滅の原因は巨大隕石の衝突説が有力で、舞い上がった土煙で太陽光が地球に入らず、エサとなる植物や動物が死に絶えて、恐竜も滅びたらしい)。


そこで、急にタイトルの「遊星からの物体X」の映画が気になって一気に3本見た。オカルトは苦手で見ない私が、1951年作、1982年作、2011年作と見てみた。1951年は舞台が北極で会話や宇宙人の姿に滑稽さを残す余裕があったが、1981年(ジョン・カーペンター監督)と2011年作は舞台は南極ながら、余裕はなく緊迫感や南極隊員同士の心理戦争(宇宙から飛来した生体は、犬でも人間にも乗り移り、そっくりの姿と心や感情まで模倣して生きられる天敵のいない存在)で、この人、あの人がエイリアンではないかと閉鎖空間で疑心暗鬼になるし、鑑賞する側もいろいろ想像して見終わると筆者はぐったりした。主人公さえエイリアンンに思えてくる。2作目はシベリアンハスキー犬が怖い。3作目は最後が恐怖だ。


原作は「影が行く」ジョン・W・キャンベル・ジュニア(東京創元社)。1938年に書かれているからびっくりだ。1961年に日本語訳が出た(全文100p)。内向きにならないで、地球の外にもっと目を。そして自分の細胞の中へも。読んでみたら本より映画が怖い。1981年が原作に近い。小説には女性は出てこない。


映画のような、宇宙から、生命体は飛来しなくても巨大隕石がとんでもないスピードで衝突する可能性はゼロではない。パンデミックをテーマにした映画「遊星からの物体X」。閉鎖的な南極から出てはいけないのである。しかし、現実には渡り鳥インフルエンザや狂牛病で牛や鶏が殺処分されている現実。ウィルスは進化してインフルエンザを撒き散らすことを止めない。


そういえば、人間の細胞にもミトコンドリヤがあって、細胞の中に外から入り込み住み着いたものである。「原始の細胞の膜に張りついて(寄生して)、それから細胞の中に住みついた」、1個の細胞に100~200個のミトコンドリアがある。外的な生命体をエイリアンとすれば、すでにエイリアンは我々の体内に住んでいるともいえる。人間は地球上のエイリアンにすでになってるのかもしれない。破壊願望を持った・・・。


しかも働きは人間が生きていく上で必須なエネルギー代謝をしてくれる。独自のDNAと遺伝暗号も持っている。生命は不思議な存在である。細胞のあるところミトコンドリアありである。しかもメスのミトコンドリアだけが生きている。ずっとたどると一つのミトコンドリアにぶつかる。ミトコンドリア・イヴと呼ばれている。アダムからイヴではなくてイヴからアダムが生まれてきたとのである。イブの肋骨からアダムが生まれたである。

メスの、卵子のミトコンドリアが受け継がれる。


 

 

  1. アメリカン・ファーストとか?東京ファーストとか言っているが「宇宙ファースト」と日本ハムファイターズが昨シーズン言っていた。いずれも井の中の蛙。地球圏だけで考えているだけで,まだ解明されていない壮大な宇宙規模で考えなければ成らない時代になっているのかも知れない。居心地の良かった地球も,年々住みにくくなって来ました。複雑な人体も小宇宙なのかも知れませんね。僕も,そろそろ居眠り宇宙旅行の時間に。

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