健康病の恐ろしさ・健康帝国からの脱出

これは伝染性を持っていて、他人に伝染させることを生きがいにしている。そして自分は正しいと思い込み、周りを健康情報で蔓延させる。いまのテレビ番組や新聞はほとんど感染状態で、特効薬は番組を切ること。新聞購読を止めて自衛策を講じる。

 

本屋へ行っても「健康」と名のつくコーナーへは近づかない。タバコが本当に肺がんの元凶とは思われず(筆者の見解、向かいの92歳のおじいちゃんが毎日ヘビーに吸っている)、むしろ車の排気ガスが原因だと思うが、自動車産業に従事する社員の数、石油化学に従事する人たち、GDPに占める%の高さ、過疎地域の足の手段、観光やホテル、修理場やディーラーで生活の糧を稼ぐ人たち、車の膨大な広告費で高い給与生活を維持しているテレビ局社員たちを考慮すれば、多少の健康の害は(二酸化イオウ排出など)目をつぶって、タバコ産業が生け贄になったわけである。そういう偏見を私は持っている。

 

このブログでも「健康帝国」で作文を書いたが(4月3日)、ほとんどの製薬メーカーを回り、営業マン(MR)の方々と余談をしたり、禁煙外来を設けるに至るまでに「日本医師会へ」膨大な寄付が製薬メーカーから寄せられていること。依存症と位置付けて病気にすれば、健保で薬を処方できて莫大な利益が薬メーカーに入る。国民皆保険であるがゆえに、薬メーカーは、薬好きな国民とあいまってモルモット状態にしている。病院と共犯関係にある。

 

たとえば、血圧降下剤がボケ人口を増加させているとしたらどうだろうか?血圧が高くないと血流が十分に脳へ回らない。高血圧者の方が長生きだと言う統計も出ている。コレステロール値もLDL(総コレステロール値)が140m/gmを超えると「はい、薬を飲みましょう」だ。ある学者が5000人のコレステロール値が140を超える人を5年間、追跡調査をしたら、低い人の死亡率が高い人より5倍高かった。コレステロールの場合、遺伝性以外、この数値はたいして意味がない。

 

意味がないことに、生活をかける開業医、薬局、薬メーカー、薬問屋が税金とモルモットである国民を食べている図式だ。加えてサプリだ。知人の奥さんが健康食品マニアで、山のようなサプリメントを食べていたが、あるとき脳梗塞で倒れた。手術して治ってから「もう、サプリメントは信用しない。金返せですよ」と見舞いのときに言っていた。

 

必要のないものを必要なように洗脳して売る商売。健康が絶対神であるかのような宗教の跋扈。どうにかならないか?「私は健康志向ですよ・・」といわんばかりに走っていたり、自転車乗ったり、「自分大好き、自分の健康だけ大好き人間」のナルシスト集団が今日も町を闊歩している。他人への説教だけはしないでね。どんな健康人も寿命が来たら尽きるのだから。

  1. 以前,地元民放ラジオで「米ぬか健康法」などとうたっていたパーソナリティの男性がいた。遠くの山村に住まいを構えて健康をテーマに生きている人のようだった。ところが肝心の身内の奥様が若くして急に亡くなられた。推測だが,きっと奥様も「米ぬか健康法」の実践者だったのではないか?と思う。その後,彼の名前をラジオで聞かなくなった。

    • ○○健康法は眉唾物と思ってスルーして逝きたいものです。生きるではなく逝きたいです。運動施設に
      2年間通い、心筋梗塞になり入院しました。『健康・健康』で生きる人は短命ではないでしょうか?
      そこにしか関心なくて、長生きだけが関心で、自分のことだけが関心なら、意識がそこにだけいくと
      ストレスが集中、活性酸素がどんどん出てきて、細胞のガン化を促進すると思うのですが。CMも異常な
      ほど『健康志向』で不健康な番組多いです。往年の売れなくなった俳優や歌手が出てきてみるのは痛ましい。
      静かに畑を耕したり、木を植えて欲しいと思います。

  2. どちらかと言えば,健康志向ではないが,血圧とコレステロールの薬は飲んでいる。先日も久しぶりに血液検査をして来た。結果を聞きに行っていないが,最近は変わりないが,時折体調がおかしくなることがある。薬はその二種類しか飲んでいないが,年齢の割には比較的健康な方だと自負している。スポーツジムもやめ,あまり無理な運動はしなくなった。ジョギングもしていない。もっぱらクルマでの移動で成るべく体を酷使しないようにしては居るが,仕事がピークになると頭痛がしたりふらついたりするが,食事も忘れる熱中症が原因かと思う。朝の町内を夫婦で仲良くウオーキングしている情景をよき見るが,我が家はそこまで仲良くないので,ひがみ根性からか,僕はそれを「徘徊」と呼んでいる。

    • 自宅前を、男に多いのですが、『義務的に歩いてる人』。まさに徘徊と運動の中間、どこが
      楽しいのだろうか、庭に咲いた花々をゆっくり眺めるわけでなく、あるのは万歩計で、自分で
      決めた歩数をいったかどうかの関心。確かに老いは足からきますが、無表情で自宅前を歩行する
      おじさん。もっと遊んで、お金を使って経済を回して欲しい・・そう思います。仲がいい夫婦は
      ありえません、仮面夫婦ばかりだと思いましょう。

  3. まだ,死ぬわけにいかないので働いて居る。それが健康維持になっているのではないかと思う。確かに階段を3階まで昇れば息切れするから,若い時のように駆け上がれない。速足ですら疲れる。年齢は正直で,無理するなとの警告かも知れない。退職後働かずにいられる優雅な人は沢山いるようだが,そんな人に限って海外旅行の話や山登りの話を自慢げに話す。そのくせ,病気を持っているが,こんなに元気だとアピールする。ガンだとか,ペースメーカーを入れているとか言いながらゴルフをしている人も居るから驚きだ。つまり,不健康がゆえに,スポーツやランニングしたりして「健康自慢」をしたがるのでは?と。

    • お金もあり、豊かそうな人と先日、お茶しました。高級車を買い1ヶ月の日本全国の旅を終えて
      帰宅。定年後1年経過。しかし、『退屈だ!』ゴルフもする人で仲間はいるけど『退屈だ』。週に
      3回だけ営業助手をしている私を『羨ましい、元気をもらえる生き方だ。またおしゃべりしよう』
      と別れました。数学者パスカルの『エセイ』に『退屈は発明の母』みたいな文章があって、小人は
      閑居するとろくなことにはなりませんが、大人は『何かのことを成し遂げる』。そう思いましょう。

  4. 知人宅に行くと,いろんな健康食品があって,スープなど出されるが,どれも不味い。薦められるたびに断る事にしている。自然の野菜や魚を食べていればいいものを,わざわざ変わったものばかりを食べたがる人たちだ。それも買い物さえせずに通販で。

  5. クルマも進化して今や電気自動車が普通に走るようになった。公害の無い環境づくりは確実に進んでいる。中国の映像など見て驚く人も多いと思うが,数十年前には大阪も,東京も光化学スモッグ。札幌だってスパイク粉塵でひどかった。もっと電気自動車や無公害な乗り物がどんどん増えて欲しい。

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