突然の雪が(帯広にて)4月18日
筆者は仕事で、4月18日、帯広から北東へ50キロの本別という町に入札に行った。朝10時の入札に間に合うよう、ホテルの朝食も食べずバスターミナルへ行き、春の景色、十勝の青々としてきた畑を眺めて本別町へ。本別という町、筆者も初めて行く町でした。松山千春の故郷(足寄)の南に位置します。
前にも書いたように、北海道は広い。道産子でも北海道を一周した人は少ないのではないかと思うほど広さです。その中でも分厚い十勝平野。どこまで行っても畑と牧場が続きます。畑は豆類とビート(砂糖の原料)とジャガイモ・小麦など。本別は「豆王国」とも言われています。十勝全般にいえるのですが、和菓子の基本あんこの原料はほぼ十勝の豆が使われています。京都の和菓子も三重の赤福もみんな大豆の出所は十勝です。その本別に義経伝説もあります。この義経伝説は日高地方にもあるし、日本海にも義経岩があったり、幅広く伝説が残っていて、ひょっとして東北から生き延びてきた義経が道内をぐるりと回って、そのままジンギスカンになった伝説を裏付けるために作られたかもしれません。高木彰光のSFでもありましたが。
北海道には「別」で終わる地名が多くて、江別(大泉洋が育った市)、当別、穂別、秩父別、紋別、士別、津別、幾春別、愛別、本別、門別、余別、陸別、女満別、浜頓別、登別、喜茂別などまだありますが記憶をたどると筆者の頭ではここまで。アイヌ語で『大きい川』の意味でpet=ペトゥ=別。本別町の役場の人と話すと、やはり若者の人口流出による過疎化に一番興味を示してました。だからどうやって増やせるか?JRも池田町からふるさと銀河線が走ってましたが、廃止されて、駅は現在道の駅として町の物産を扱うショップとして活用してました。若者は役場の中、またたぶんJA(農協)で雇用はされてますが、また親の仕事を引き継ぐ子供がいれば安泰ですが、その辺まで詳しい話は聞けませんでした。
本別は現在、豆の中でも黒豆に焦点を当てて商品開発を進めています。本別ブランド「キレイマメ」です。筆者の無知なゆえ、慌ててにわか勉強をしてますが、同じ道民として恥ずかしい限りです。
https://www.town.honbetsu.hokkaido.jp/kireimame/commodity.html
ともかく4月18日、入札を終えて帯広へ戻るとき突然の風雪が来襲。雪解け終わる大地に再度、雪が積もる。去年は三つの雨台風が連続で襲い、厳しい収穫の秋となり、全国の野菜の高騰を招いた。それに10年20年かけて作った土壌に大打撃。立ち直ろうとした矢先に、今度は爆雪である。自然との闘いは100年以上、現在も続いている北海道。
日本の穀倉。
大豆の産地ですか?アズキの原料の小豆かと思いました。北海道の農業規模ではないですが,田舎では小豆も大豆も自家製でした。自家製大豆で醤油も味噌も作っていた記憶があります。各家庭で味噌や醤油の味が微妙に違うのです。日本一の豪雪地帯でしたが,春の雪解けは北海道より早かったです。今年は雪も多かったですが十勝地方は春が早いと聞いていたのですが,最近の天候異変は農業にとって大打撃ですね。自然と共生しながら,大規模な農地を管理することは並大抵の努力ではありませんね。自給自足分ならまだしも,一農家や個人の経営だけでなく,日本の穀倉地帯ですから国民の命さえ預かっているようなものですからね。
もう,雪は降らないでしょうね。
待ちに待った,せっかく春の突然の大雪,TVニュースで見て驚きました。あの日は東京が真夏のように熱く半袖などで歩く姿もあり対照的でした。縦長の列島はこのような気象状況に見舞われることがままありますね。札幌もチラホラ桜やコブシやツツジが咲き始めました。まさか?もう雪は降らないでしょうね。郊外の雪堆積場の黒ずんだ雪山を見る度,今年の大雪の冬を思い起こします。北海道は毎年毎年こんな厳しい冬を切り抜けているからか,春の風景はとてもうれしいですね。なぜか花見の桜は例年より一週間ほど早いとか?。GWもクルマでの遠出の予定は有りませんが,休み明けには,恒例の夏用のタイヤ交換もしなければ。
seto
4月28日、38年前、大雪でした。あっ、結婚記念日忘れていた!!!積雪30センチの千歳空港
で、金沢へ新婚旅行の日。昨日から妻が不機嫌なのは、すっかり私が記念日忘れていたからだ。雪と
梅と桜が同居。観光の目玉ですよ。日本列島はアメリカ大陸より南北長いです。
駄菓子???
京都の名産は殆ど北海道の原料でできていますね。昆布の加工品,和菓子の原料など殆どがそうです。しかし京都人は京都の自慢しかしません。農家や漁師さんの苦労など判らないのでしょうね。京都に限らず関西圏や首都圏でも同じかもしれませんが。この辺で,加工技術を学んだ職人さんをたくさん教育して加工品分野でもMADE IN 北海道ブランドを立ち上げないといけないでしょうね。本物の原料を作る本職さんは沢山居るわけですから。製菓会社はありますが,京都人に「北海道の菓子は駄菓子や」などと言わせないためにも。
seto
ブログで『京都嫌い』という本の感想を書きましたが、書き手の京都自慢が伝わってきますね。被差別が差別に
変わってることに本人気づいていないのです。つまり、第三者の不在です。京都は田舎者の集まり
ですから、よけいに雅がるのでしょう。東京が地方出身者の集合で、全国どこへ行っても『どこから?』
と聞くと『東京から』『東京のどこ?』『埼玉や千葉や神奈川』だったり、よくよく聞くと東北の県や北陸
だったり、栃木だったり、野菜の群馬だったり、北海道もいますね。江戸っ子は喋り方でわかりますわ。
パリっ子もそうだし、ニューヨーカーもそういうところあります。ローマの人たちも南部を馬鹿にします。
アテネも異邦人をバルバロイ(野蛮人)といいます。北京や南京、上海も農村出身者を見下します。他者と
の『差』に意義を見出す人々が大部分です。
駄菓子???
京都人の話と言えば,彼らに札幌の料亭?飲食店で接待しても,お礼どころか「はんなりしとらんなぁ~?」と歯に衣着せぬ酷評には苦笑いするしかありませんでした。盛り付けの体裁の事です。料理の味ではなく,和紙や竹や笹葉や籠などの演出です。和風に馴染のない北海道ですから仕方ありません。ですから,苦手な分野での真似事ではなく,北海道流に盛り付ければいいのです。郷に入れば郷に従いで,京都の真似など必要ありませんね。「はんなりしとらんなぁ~?」なんて言わせないためにも。北海道流を確立する料理人コンテストが必要ですね。