放送法の改正志向が政府部内から出てきて、トランプ政権の新聞社批判やTV局で自分に批判的な報道を再批判するツイッター手法を真似したのか、またぞろ出てきた。田中角栄が首相の頃に、現在の新聞社とTV局の系列が整理されて今日に至っているわけである。昔は民法TV局の報道部はそれなりの記者が多数いた。しかし、TV局の経済基盤は脆弱でCMを流さないと栄えないから報道部は人出不足から系列の新聞記者の応援を仰ぐことになる。人材育成の長い勉強が必要だからだ。フジTVは広告代理店電通の資本も入っているし、NHKの大リーグ放送を見ればわかると思うがバックネットに日本の企業のCMを流している。これも大リーグ中継をNHKは看板広告とセットで電通系列の会社から放映権を買っているからである。北海道日本ハムが3年後、札幌市から北広島市へ移転するが、その会見発表の背中看板に電通の文字が躍っていた。日本ハムのCMを手がけ、北広島大曲に三井不動産経営の三井アウトレットモールがあり、これも電通が扱っているクライアントだ。相乗効果もある。さっぽろ雪祭りのポスターを電通が作ったときに絵柄を盗作した事件があって、しばらく札幌市や商工会議所への出入り差し止めを食らった事件もあって一矢報いたようなカタチでもある。


TVを見なくなって数年になりますが、最近TV局がネット配信をはじめた中にニュースチャンネルがあったので見てみました。久しぶりに見るニュースは、「こんなに分かりやすかったのか」という印象です。わずか数十秒の中で、映像とアナウンサーのコメントで、内容がポンポン頭に入ってくる感じです。同じ話題でも、ネット上の記事などでは、理解するのにもっと時間がかかってしまいます。

感心すると同時に、文字と違って「わかりやすすぎる」と感じました。例えば
「昨夜〇〇時、〇〇県〇〇市で、女性の遺体が発見されました。現場は閑静な住宅地で.....なお、同居中の長男(40)の行方がわからなくなっており、現在捜索中です。」というようなニュースがあったとすると、まず長男が犯人と思ってしまいます。いい歳をした引きこもりの犯行か、まで憶測するかもしれません。

これがネットだと、人によって注目する箇所はまちまちになります。場所に関心を持つ人もいれば、発見の時間帯に関心を持つ人もいます。「行方不明の長男」も、さらわれたと思う人もいるでしょうし、他の家族はどうしたのかと考える人もいます。「同居」しているのは母親の方で、40代男性が世帯主で妻子があるという、一般的な家族を思い浮かべる人もいます。

よく、ニュースは印象操作していると言われますが、そのつもりがなくても、どうしても最後に言った内容が結論じみて聞こえてしまいます。また、視聴者も人間が話していると無意識に「結論」を期待してしまいます。流す側が、作ってでも結論をつけないと、オチ無し話をしているように受け取られるかもしれません。

またTVの場合、ニュース第一報が出た後は、他局はもちろん同じ局でも、同じニュースが何度も流れることになりますが、ネットの記事は、第一報の後に出される関連記事が、一語一句同じことなく、必ず何らかの情報が加わります。このため、TVで見ると世をあげてその話題で持ちきりに思えることも、ネットからは、事件相応の反応しかないのがわかります。TVニュースはわかりやすいですが、メインの情報源にするのはまずいでしょうし、同じことを言うだけなら1局あれば十分のようにも思えます。

  1. 新聞、TV、ラジオ、ネットも。

    競争原理で、他局や他社と同じか、もしくはそれ以上の表現を目指しているのでしょうが、しかしレベルが低い競争で大差はありませんね。むしろ同じ編集や表現をするに留まっているように思えます。先ずCM、広告有りきですから、肝心の番組や報道がおろそかになっていますね。民放TV局の取材などは、外注がほとんどですが、社内で人材育成するより、プロ?に依頼した方が手っ取り早いのでしょう。肝心の答えや結果を、長いCMを挟んでから、また前画面に戻っていきさつ説明の後にようやく進行する手法は、CMスポンサー寄りで、電波のムダ使いと同時に、視聴者無視ですね。しかも、どの民放も申し合わせたように全く同じ手法ですから不思議としか言いようがありません。結果、視聴者離れを自ら招いていますね。放送局や新聞社が視聴者や読者を上から目線で見る時代はもう既に終わっていますね。気づいていないのは当人たちだけですね。媒体そのものが悪いのではなく、活用方法を再検討するべきでしょうね。

    • 一番不愉快なのは、画面のあちこちに芸能人の顔を入れて、表情を見せる手法。いい加減にしてほしい。一山幾らのギャらで
      稼ぐ芸能人や事務所も長くはないですね。キー局には東大や早稲田・慶応出がいて、あのざまの番組つくり。視聴者を痴呆化させる
      意図しか見えません。ユーチューブで講演会でも聞いているほうがためになるし、笑いたければ落語もありますよ。

  2. 有りのままに。

    ニュースは大切ですね。それも正確な情報ですが。それには新聞もTVも多方面から見た、聞いた、収集した情報をそのまま伝えてくれればいいと思いますね。独自判断は避けるべきでしょうね。結果は最終的に伝えるべきでしょうが、過程に於いて結論じみたニュースは流すべきではありませんね。同時にニュース・ソースを明らかにして欲しいですね。ガサネタもあるでしょうが、判断材料の資料にはなりますからね。ありのままを伝えてくれれば報道の役目や責任は果たしていると思いますよ。ワイド番組でのコメンテーター達のコメントなどは無責任で、面白おかしく言うだけの営業トークですから聞き流していいですね。

    • ローカル局もそうですがコメントのくだらなさ。視聴者からクレームが入らないような発言ばかり。朝まで生テレビは殴り合い
      もありました。野坂昭如と大島渚。ハマコーの突撃やケンカもあり、楽しい時間でした。もっと失言させて本音を出したほうが
      活気付きます、言論は!

  3. TVを見ると眠くなります。何か催眠術でも仕掛けているのではないか?と疑うくらいです。(本当かも?)何しろ眠くなる原因と思われるのは、つまらない、面白くない、バカバカしい、退屈、意味不明、分かりにくい、などなど興味が薄れるものが余りにも多いように思います。もし催眠術が本当なら、新手の催眠商法かも知れませんが?。仮眠状態の間に、何かを刷り込まれたなんて、知らず知らずのうちに洗脳されてしまったら怖いですね。

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