次世代には何が?
スマホやパソコンの次の世界は何?・・・。
流行はいずれ終わる。こういう時代は、社会感度のいい人と付き合い、話し合うと展望が開けたり、いまの時代や社会や次の世界はどうなるという返事が出てくる。私は文系人間で、妻をはじめ回りに文系タイプが多くて、思考の偏りが出やすい。そこで理系の人間が貴重な存在となる。
たとえば、『現在のスマホやパソコン、AIの次にはどんな時代が来ると予想する?』と聞けば、ずばり『バーチャルな世界しかないでしょう!』。そして彼は自分の目を指して、ここに眼鏡だよという手振りをした。眼鏡を付けて見える世界か?さすが理系は考えることが違う。私は、超アナログの世界がやってくる、手作業での農業が復活するとか、それぞれの肉体や感情の回復を予想していた。フェイクニュースも考えてみると映像はないが(映像は作れる?)バーチャルだし、ネット空間そのものがバーチャルと言えなくもない。しかし、巨大な電力を使う。バーチャルで何をしようとするのか?
外科手術で映像での細かい手術も始まっている。近所の整形外科は、膝の手術に相当前からロボット手術を採用している。医者のメスミスを防げる。盛んに自動車メーカーが自動運転を開発しているが、実現すれば高齢者ドライバーの運転ミスは防げるが、入力ミスは防げない。ミスをしてこその人間である。先日、ドローンを操縦できる人に出会った。彼曰く『実際,正確にドローンを操縦して仕事につなげる技術を持っている人は少ないのですよ』と語っていた。彼の名刺の裏に様々な資格(ドローンに関する)を載せていた。『大学の先生方もドローンについては語るのですが、実際の現場で働けるのかといえばそうではない』と厳しい。いまはカメラを付けて上空から写真を撮影したり、軽いものを遠くに運んだりする。『使用料金は幾ら?』と聞くと、『1クール20分くらいで10万や20万程度だと。現場まで行く必要経費もあるけれど。天候悪ければ宿泊費も発生する』。
筆者は、しかし、どんな時代が来ようと、自然現象を防げる時代や社会は100%来ないと読んでいる。それは大地震だし突然のビル崩壊と大都会でのインフラ崩壊による阿鼻叫喚の世界である。それと遺伝子組み換え作物の拡大によるモノカルチャーと種子の独占・ニワトリやブタや牛が成長ホルモと抗生物質の大量投与が続いて、世界の食を投資対象にしている国を超えた穀物メジャー企業に利益と効率が集中している。
現実、世界の食糧はメジャー2社に押さえられていて、いまやアメリカ国民は遺伝子組み換え作物の実験国家になっている。アメリカ人自身が自分たちがモルモットになってることに気づいている人は少ない。10年20年経過して、人間の健康にどんな悪影響を及ぼしていくのか。メキシコも組み替え大豆で農村が崩壊、大量の難民を生み出した。彼らが国境を越えてアメリカに渡った。原因はアメリカが作ったのである。
インドも綿花生産で遺伝子組み換えの種子による生産で小さな農家が倒産、自殺者が20万人を超えた。イラクの農業も小麦を遺伝子組み換え種子にして、アメリカの操り農業になっている。ここの除草剤のメーカーが横にいる。デュポンやモンサント、カーギル、ネスレ。恐ろしい食物の世界が出ている。ウォール街は金融や不動産ローン失敗のあと、しっかり種子産業、遺伝子組み換え産業や農薬産業へシフトしていることをお忘れなく。TPPで日本の農業を自分たちの利益拡大に狙っている。北海道のトウモロコシもアメリカから種子を輸入している。自前ではない。特にカーギルは上場していないから何を画策しているかわかったものではない。戦争さえ起こすチカラがある。
中国を褒めるわけではないが、グーグルとかアメリカ発のIT関連、農業の遺伝子組み換え事業に組しないのは立派である。
外国製品依存症。
流行はいつも突然やってきます。前兆はあっても気づかない間に蔓延します。まるで伝染病のように。当然仕掛け人は居るわけで、それが科学者だったり企業だったり様々ですね。新しい技術が定着すると必ず悪用する者も現れますね。食品など生命や人体に影響する物の悪い噂はよく耳にします。ウソか本当かは判りませんが、例えばブラックタイガーと言う立派なエビは泥水の池に抗生物質を大量に投与して育て上げられて、エビ好きな国民性の日本に輸出されているとか、一時はファミレスのハンバーグには食用ミミズが使われているとか、食材を買うにしても、外食にしても表向きと実際の原料や現場とは大きな違いがありそうです。
中国製がすべて駄目とまでは言えませんが、食品も衣料品もほとんどが中国製品です。これも、安い物を求める大量消費時代が生んだ結果だと思いますね。安全な食材や食品や加工品は身近な生産地から入手するのが一番安心ですね。飼料や肥料や種子も外国に頼っている現状ですが、国内で賄えるシステムづくりも考え直す時期かも知れませんね。
seto
近くで採れるものを食べるのが一番ですが、加工品や冷凍食品は判断難しいですね。アメリカも豚は成長剤を大量に投与して
ますから、牛もニワトリも工場生産です。以前、書きましたが、中小の農家はどんどん倒産しています。これからシベリアや
カラフトに鉄骨のビニールハウスを作って食糧を生産する、広い北海道の過疎地を使い雪でも耐えれる仕組みの農業生産が日本
人の胃袋を充たすことになると思います。
次世代エネルギー。
殆ど全てのエネルギー源である電気の時代の次に来るのは?一体どんな時代なんでしょう。電気をさらに効率よく使うのか?それとも全く違うエネルギーを開発するのか?。少なくても、大勢の命が失われたり放射能汚染で苦しんだ原子力などは、もう御免ですね。その方面の研究を誰がやっているのでしょう?。余り聞こえてきませんが、このまま現状維持の状態なら間違いなく自然は破壊され、生物全体に悪影響を及ぼすでしょうね。一番肝心な次世代エネルギーの研究はどこで誰がやっているのか?また何時になれば研究成果が見えて来るのか?急がれるべき答えはいつ出るのでしょう。
seto
福島の人が『なんであんな東京のネオンや彼らの電力使用のために俺たちが犠牲にならないといけないんだ』と申す人が
いました。いまもこれは続いています。ハイブリッドカーが普及していますが、この電池をつくるためにレアメタル(スマホも
そうですが)戦争、資源取り合い戦争が始まりますから(始まっている)、アフリカやモンゴルなどネットで地下資源地図が
ありますから、ごらんになれば部品の生産にも莫大な電力が使用されていることがわかります。原油や石炭はまだまだ健全に
埋もれているはずで、環境を汚染しない技術もあるわけで当面、こちらの資源で電力をまかなうほうが天然ガスも含めて安全な
気がします。
アトム。
子供の頃に読んだ手塚治虫氏の漫画「鉄腕アトム」は原子力ロボットでした。あの頃から原子力(アトミック)は素晴らしいと刷り込まれていたような気がします。その世代が推進派にもなり、現在では高齢者でもある訳です。あの時、もっと違うロボットが主人公だったらもっと違う時代になっていたのでは無いか?とも考えます。偉大な漫画家ではありましたし、その方面では神のように崇拝されては居ますが、今になって考えれば、彼も創造の世界の作家とは言え、原子力推進派のトップリーダーだったのではないでしょうか。
seto
『アトムの子』(山下達郎)ですね。手塚治さんの原点は『大阪空襲』で爆撃された大都市を高いところから眺めた風景
です、焼け爛れた死体の山。黒澤明もそうでした(蝦蟇の油)。昨日亡くなったアニメ高畑さんも空襲体験と黒焦げの遺体と戦争でした。
爆弾を落とす人には、落とされた下界で起きている出来事、まる焦げの遺体、その家族の悲哀、彼らのそれからの何十年先までの人生を
考える想像力(それがあれば落下スイッチを押せない)を停止していたのでしょうが、それが戦争というものなら、退屈でも平和に耐える
習慣を持ちたいものです。