何でも世の中は10連休で、貧しい筆者には無縁の休みである。ふだんでも1週間に3日の出社なので、体力も加齢とともに落ちてきて、動きに粘りがない。きょうは2か月に1回の心臓の薬をもらいに循環器の病院へ行くが、待合室がすごいことになっていた。『何、この人の数!』。案の定、予約時間1時間以上オーバー。主治医に聞くと『もうこの10連休、やめてほしい。いい迷惑だ!』。10連休で、予約患者を前倒しで今週と来週26日までびっちり入れたらしいのだ。もともと愚痴の多い主治医だった。『瀬戸さん、ここの病院の人の使い方、超ブラックですよ』。横にいた看護助手は、注意を喚起するチラ見。私も口が軽いが、この医師もなかなか正直で好感が持てる。カテーテルが上手な医師で、右腕の甲は麻酔薬で皮膚がただれている。カテーテルをする医師を5人見てきたが全員そうだ。ところで10連休。スーパーは相変わらず、休みなく、ホテルや温泉も休みなく、様々な小売も休みなく、何だか公務員のための連休、大企業のための連休、教師のための休み、お金持ちのための観光地行き、貯金持ちのOLのための休み、政治家のための休養。そしてなんと言っても子供たちの休みだけが意義あるかもしれない。しかし、親からすれば金のかかることといったら!ボーナス時期でもなく(連休手当てが欲しいものである)、ましてや誰々ちゃんはハワイヘ行った、沖縄へ行った、ディズニーへ行っただのうるさい。静かにグラウンドや公園でのんびり遊ぶ習慣がなくて、ここぞとばかりにテレビゲームに興じて目を悪くする。この連休はしたがって、親からのブーイングもあるかもしれない。長い休暇に慣れない人は手持ち無沙汰で休み半ばからイライラし始める人も出てくる。休み慣れすると今度は(もう働きたくない病)が経験上出てくる。働き過ぎと怠け癖は紙一重だ。国内旅行に限れば沖縄と北海道が大人気で飛行機もキャンセル待ちらしい。そしてアジアからの観光客が押し寄せているからホテルが足りない。現在、札幌市内で西鉄とカナルシティー(福岡)がホテルをそれぞれ建てている。福岡からホテルオファーが来るなんて昔は考えられなかった。ソフトバンクホークスが日本ハムと試合をするときにきっと泊まるようになるだろうなと妄想している暇人の筆者であった。銀行のATMがどうなるか、明日調べに行かないと。以前のゴールデンウィークは飛び飛びで面白かった。それぞれ残りの有給休暇を調べながら、工夫があった。個性があった。何でも一斉に何何は止めて欲しい。自分の判断で自分でやりなさい。そう思う。連休だからオール営業する病院が出てきてもいい。命に関わるわけだから。連休のおかげで倒産の憂き目に遭わないよう中小企業はがんばりたい。

  1. 働き蜂と外国から酷評され、大半の職場が土曜・日曜を連休にして、学校さえも土曜・日曜を休校にして、働かなくなった日本になって久しいですが、よく考えてみれば、あの頃から景気の低迷は始まっています。中国や韓国へ技術援助などしていた我が国が今や先を越されて逆転してしまいました。ヨーロッパではバカンスと言って長期に渡り全国民が休暇に入る習慣が根付いていましたが、一部を除き、ご多分に漏れず軒並みに経済危機に見舞われています。長期休暇でも揺らぐことの無い世界情勢なら良いのですが、今では何が起きるか分からない状態です。訪問する企業では景気の良い話は一つもありません。それよりなにより先行き不安の話題ばかりです。消費増税を控えて未だに政府も揺らいでいますが、外国から日本を見れば国家赤字を埋めるためには26%以上の増税でもしない限りムリだと言われています。国内でも海外でもいい振りこきの予算ばら撒きは相変わらずですが、国全体が働かなくなった現在、赤字はますます膨らみ、経済は破産宣告寸前です。もう少し働く意欲を持って欲しいですね。

    • 年金の支給開始年齢引き上げとか65歳を過ぎても楽な暮らしをさせてもらえないプランがどんどん出てきます。政策の失敗のつけがどんどん国民へ税負担で転嫁する財務省。しかし、消費税アップに財界が前向きなのはどうしてでしょう。回りまわって公共事業増やして仕事をくれっていうことでしょうか?いずれ景気が悪くなり、国内消費が冷えることを財界(といっても暮らしに困らぬご老人ばかり)へも回りまわってマイナスになるはず。そのときは人切り?そうか、景気を悪くすることでリストラできますね、経営者。

  2. 家族は、ショッピングだの、外食だの、コンサートだの、旅行だのと消費ばかり考えています。大家族の我が家などは一たまりもありません。ましてや大型連休などとなれば、どこかへドライブを兼ねて出かけるともなれば出費はハンパないですね。キリが無いですから「使う事ばっかり発想しないで、お金を産む発想でもしろっ!」ときつく言うのですが、どうやら思い浮かばないようで効果なく、相変わらずの消費家族です。そのくせ私には「貯金はしているの?コンビニやスーパーで無駄な買い物ばかりいしないで!この先一体どうするつもり?」と。どうやら、家長とは名ばかりで単なる働き蜂ですかね。「男はつらいよ!」

    • 大家族、食べる量だけでハンパでない、出て行く食費も多いから大変ですね。筆者なら夫婦ふたりで簡単食事で済ませられますが、子供がいるとそうはいきません。住宅ローン払い、本州の大学へ仕送り二人の子供に10年間・生活費と授業料支払いで貯金が底をついてしまった50代を思い出しました。ふたりの子供で2000万円使いました。超苦しいときは実家から援助ももらいましたが。

  3. 若い頃には平気で10日間の休暇を貰ってお盆前後の夏休みを田舎で過ごしました。何故か何の不安も無く、真っ黒に日焼けして戻ってきましたね。今では考えられませんが、あの頃は給与もさほど高くは無かったのですが、共働きで何とかやっていけたのです。それに物価も安かった事もあって、家族で動いても何とかやりくりできたのです。若い時には仕事はいくらでもあって、手に職さえあれば転職もできると思っていましたから、万博などの見学に行かせてほしいと勤務先に言うと10年勤続の社員のみ行かせるとの返事に「それでは自費で行きます!」と辞めさせられても平気とばかりにツッパッて行きました。そんな訳で若い時には怖いもの知らずで自我を通したものです。「今の若いものは?」などと言う自分たちも若い頃は結構ムチャをやって来たのです。

    • 昔の連休は、広告の営業はほぼ売り出しで、休み返上でイベント手伝いで流通(スーパー)に貼り付いていましたね。土・日も休みないですが、仕事が面白かった思い出あります。働くことに粋に感じて、給与はさほど気にせず働いてました。学生時代は苦しい日々であったから、社会で働くのってこんなに楽なことなの?って逆に思いました。厳密な哲学用語を理解しつつ、語る息苦しい学問かじって、息苦しい人生を歩んでいましたから、こんなに自由に喋れる社会に感謝したものです。働くの楽しい時代です。趣味は労働でしたね。

  4. 10連休には勉強が一番ですね。この機会に、その道のベテランに教えていただいてWebの勉強会でもと思っています。ただし連休に迷惑でなければですが。

    • 連休中、久しぶりに長男が顔を出すらしいので楽しみです。鍋でもつついて息子の会社の話を聞くのが楽しみです。食品輸送をしているので猛烈に多忙だといってました。失業せず、病気にならず、自立してくれて助かります。連休のつけでスーパーに運ぶ食品や本州のハムメーカーの輸送も多くて、運行管理者としてトラック運転手に指示を出さないといけないからで残業でヘロヘロになってました。いっぽう残業代をきちんと出す会社なので手取りが増えると喜んでもいます。

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