私の住む街でも、プレミアム商品券が売り出された。第一次販売は、一軒につき2万円まで。それはもれなく買えるので買い、第二次販売がひとり5万円までで、早い者がちだ。ダメもとで第二次に並んた。朝の9時からの販売で8時50分に列に並んだが、市民会館の周りを1周してしまった。(7月5日、日曜日)

身分を確かめてからの販売なので最低3時間はかかりそうで諦めて帰宅した。大分に住む娘からの電話で、プレミアム商品券で警察官が出動したというニュースが入った。その街は一度に買える金額を一人最高10万円までにした。ちょうど冷蔵庫が壊れたので20万円分の商品券を買うために朝早くから夫婦で並んで買えたが、買う順番が近づいてきたある家族に、これまで車に乗っていた子供たちがぞろぞろ割り込んできて、2人が5人になった。

後ろの市民が「ずるいぞ!」とがなり、ケンカが始まった。他の市民も入り、現場は混乱、警官の出動になったと。さらに、あるリフォーム会社にプレミアム商品券を使えるか確認の電話が入り、「使えますよ」と答えたら「500万円分あるのだけど」と言われて「気味悪くなって断った」と。すぐに市役所へ電話をして、「どうやって500万円分も集めたのか」市民の話題になった。アルバイトを使ったとしか考えれないが・・・・。

それにしても20%のお買い得を付けて販売したプレミアム商品券ではあるが、近所の人に聞くと「めんどうくさい」「どうでもいい」という住民も多くて、こんなに反応が違う。要らない人は要らない。近所の薬局か居酒屋でしか使えないと思い、市からの文書はゴミ箱に捨てたと。それには肝心な「どこのお店で使えるのかが書かれていなかったからだ」さらに「ただいまプレミアム券を使える事業所を募集中」の1行まで入っているのだから、読んだ方は、まだ決まってないのだと思い捨てる人も出る。私も一度は捨てたが、娘からの「買わない人はバカだよ。後でどこの店で使えるかメールするから」電話に脅かされて、第一次の2万円分買いに行った。スーパー、量販店、コンビニでも使えることがわかった。

私もプレミアム狂騒の渦中に入ってしまった。お金のばらまき政治に私も情けないことに振り回された1週間であった。

  1. これが、あの地方創生でしたか。札幌も8月からですね。消費拡大で登録した地方の小売店は潤いますね。でもそれ以上に地方の消費者は散財しますね。期限付きですから、どうしても買わなければいけなくしていますから、そこそこお金回りのいい人用のアイディアですよ。貧困世帯は救えないですね。もっともクーポン購入した人が貧困世帯に寄付でもすれば別ですが。そんな奇特な人は居ないでしょう。地方創生も今度は貧困を無くすアイディアが待たれますね。出ないでしょうけど。もっとも利口?な人たちは働かずして生活保護で立派な暮らしをしています。冷蔵庫はいつも食品で満タン!毎日買い物したり我が家などとは比べようもありません。規定でクルマは持てないだけですね。タクシー使えば良いわけで。生活保護でなくても無職でマンション並みの綺麗な新築高層道営住宅でプリウスの新車の人も居ますね。家賃は3千円台らしいですから。30年ものローンで完済しても金食い虫の戸建てなど、持ち家の意味が無いですね。マッタク!

  2. 全く匿名さんの指摘のとおり愚かな政策だ。知恵のないバラマキで、一時的に商店街が潤って結果としては財政の赤字が残る。こういうものは継続的にやらなければ効果がない。
    また、急いで争って求める、より多く買うという人間の品性をおとしめることになってしまう。地方行政の担当者がそう疑問点を持っても、他どの横並びでやらないわけにはいかない。
    馬鹿馬鹿しい話だ。

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