不適者ほど生きのびる、不敵な奴。
題名が面白いので借りてきたが、難解で図書館へすぐに返してしまった。著者名も忘れたが、こうなったら、私がこれについて自分の意見(仮説)を書くしかないなあとおもった次第。
適者適存のダーウィンが書いた進化論の逆をいくような説で魅力的な話だ。これまでの通説を覆す話が大好きな筆者なので、「不適者ほど生きのびる」という文字をじっとみていて、40年間の会社生活や「生きのびているのは、偶然で、それを後付けで理由が欲しくて、適者という単語を付けただけかもしれない」と思ったりする。企業の中で経験する適者にしたって相対的なことで、状況変われば不適者になるわけで、世の中に、絶対的な適者や不適者はいないよとアナウンスする方が生き易いと思うがどうだろうか。
時間軸を入れてみると、あいつは役員絶対候補がこけてみたり、能力はないけどゴマスリだけで上昇していったどこかの公共放送のトップもいるし。「不適者」ってどこか「不敵」な生き方に見えませんか?「適」→「敵」に漢字一字を変えると、どこか「周囲を食って生きてるやつ」に。でも上司にだけは「食う言動は控える」。
なんだかどんな環境でも生き延びる要素だらけの輩。生物でもっとも古いゴキブリを連想するような人間が実は生き延びる参考になるかもしれません。穴があれば入り、嫌われても、誰もいないときに顔を出してこそこそ餌さがし。ゴキブリホイホイなる新製品で仲間も減ったけれど、数多いから、すぐに繁殖活動だ。相手から言持ち悪くみられるゆえに、手を付けられないというメリットを活用してますね。
手をつけたら何をされるかわからないしね。脂っこい汁をかけられるか、顔に飛びついてくるかもしれず。そっとしておこう。そうやって、定年まできたサラリーマンって身近にいませんでした?
種を明かすと、実は我々人類の祖と言われるクロマニヨン人を不適者、ネアンデルタール人が当時の環境からみて適者ではなかっかのでは?という仮説を展開した人のサブタイトルでした。説明が細かすぎてついていけなかった。申し訳ない。
昔の少年
不敵な奴?と思われた事があった。自分では意識していなかったが、必死に慣れない営業に精出して過ごしていた頃、めぐりめぐって僕の耳にも「あの人はいつも眉間に皺を寄せて入ってくるけど何故だろう?」とクライアントの女性社員たちの噂。単なる人見知りの裏返しが誤解された、こんな事件以来、努めて笑顔までは行かないが眉間の皺を失くす事にした。不適な奴とは自覚していたが、いつしか予想外のポジションに置かれてしまう事が何度かあって、力量以上の未知の世界へ。新鮮ではあるが責任と言うストレスが掛かる。お陰ですっかり体調も崩れてしまって危険な状態になった。ヘビー・スモーカの僕はストレス解消のために?本数が増え、自衛のために軽いメンソール・タイプにしたが軽いがために本数は増えるばかり。そんな状態に見切りを付ける事件は倒産だった。当然ながら仕事も無く、タバコも止め、管財人(大阪の弁護士)の手伝いの傍ら、部下の再就職や自分で新しく生きる道を探さなくてはならない状況下。むしろ今までにないストレスの一方、久しく経験していない開放された時間を約二年間味わえた。この間「遊び半分以上」でPCや周辺機器を揃えて制作やネットを自己流の手探りでマスター。不適のはずが空白の二年間の時間が適者に変えてくれていた。『時には不敵に、時には不適に、或る時には敵者に』人は環境で作られるのだろう。良くも悪くも。