山下(くだ)り族
札幌にも高級住宅街が円山方面のあちこちにある。夏の夜でも旭山公園あたりをドライブすると札幌の夜景が目の前に広がり、ぞっとするほど眺めがいい。住んでる人は、もともと札幌の中心部に土地を持っていたが、それを売却して夜景抜群の円山を選んだ人が多いと市内で店を経営する人が言っていた。しかし、ここに来て、彼らが高齢化と同時に「山を下りる」人になり、平地のマンションを買っているということなのだ。冬に円山を走るとツルツルだ。タクシーで自宅に帰る人もある地区では「これ以上、上ることはできません」と降ろされるのだ。ユーターンできず、タクシー自身が事故を起こしかねないからだ。坂道に面して傾斜を利用しての車庫入れもむつかしい。さらに除雪もあって、70歳を過ぎるとシンドイ冬の暮らしが待っている。戸建てを売れば優に中心部のマンションを買えるので、平地に移転する。平地は買い物も便利だし、昔住んでいたなじみの市街が目の前にある。エアポートで新千歳空港へも近い。それにしても札幌の町のど真ん中にマンションがこんなに立って防災関係が大丈夫なのか?ガラスだらけのビルも異様に増えて地震時、上からガラスの雨が降ってこないか心配になる。見栄えは必ず後でしっぺ返しを食らう。平地なら山鼻あたりの地盤の固い場所で中古1軒屋を私なら買うが(胆振東部地震でこのあたりは揺れていない)。そんなお金は全然ないけれど。それにしても山下り族とは新語だ。登山同様、登ってもいずれ降りる人生、降りるに決まっているなら早いうちに、健康なうちに平地へ。引き際を忘れた政治家や企業主にも言いたいことではある。
広告マン。
知人が眺望の良い借家に住んでいますが、平地には引っ越したくないらしいです。夜景がキレイでそれだけで値があると言う訳です。しかし、私の場合は逆でした。以前に見晴らしの良い澄川の高台に中古住宅を手に入れて2年近く住みましたが、眺望は良くても冬は歩けば滑って転んだり、クルマはスリップしたりして危険でした。周囲には社長さんや弁護士さん、重役、大学の先生など、そうそうたる人たちでしたから近所づきあいも悪かったです。おまけに雪の季節は大変でした。と言う訳で、少し遠くて大変でしたが平地に住み替えました。特に高台への願望はありません。
seto
私も平地ですね。高いところに住みたがる人たちの特徴は、マンションメーカーの販促に人が言うには「見栄っ張り、地方からのニューカマー、成金に特徴があるので、そこをくすぐるコピーを書いてくれ」と制作会社に要望するみたいです。特に最上階に住みたがる人の価値観ですね。眺めですね。他人を見下げる視点が好きらしいのです。子どもをそういう場所で育てると、生意気になるとアメリカの精神科医が論文を書いています。なるほどと思いました。平地が贅沢な時代に入ってると思いますね。天変地異の時代なら特にそうです。
昔の少年。
平地にも超高層マンションが立ち並び、以前の札幌の情緒は無くなりました。空から見れば、コンクリート住宅だらけで、まるで墓場にしか見えません。それも墓石に明かりが点くイルミネーション墓地です。一旦、災害などになれば困ったことになる事は十分予測できますが、それも承知で高層階に住むのでしょうか?。眺望が良い裏には危険も潜んでいるのです。便利さの反対側には超不便もついてきますね。
seto
マンションは墓に見えます。近所付き合いも死んでるかもしれません。古いアパートのほうが情緒ありそうです。情緒なくなると墓場を知らず知らず選択するみたいで、特に子供のいないお金持ちは天国に近い最上階を選ぶ傾向があります。エレベーターも棺桶を立てられるような大きさにしているみたいです。都会はニョキニョキ墓場を増産する不動産会社です。戸建ての団地をつくるよりマンションの利益率が格段にいいので増えているわけです。戸建てなら水道・ガス・整地・電気・電柱など売る前に膨大なお金を要しますから。
冬は終息の兆し?
タクシーも四輪駆動なら良いのですが、大抵はFFやFRですから冬の急な坂は大変ですね。タクシーに限らずマイカーでも同じですね。以前にFRで円山の高台あたりで、タクシーが雪に突っ込んでいたのを見つけ、雪を掘り起こして助けてあげてお礼まで言われて別れたまでは良かったのですが、今度は自分のクルマをユーターンさせようとした途端スリップして先ほどのタクシー同様の状態になってしまいました。結局その坂道には二度と行かなくなりました。地崎邸が有ったころには地崎宇三郎氏を乗せた運転手付き高級輸入車は冬には急坂を登れず、息子がアメリカ製のJEEPで毎日けん引していました。今ではあの辺りの高級住宅街はロードヒーティングが施工されています。しかし平地に住む我々庶民の住宅街にはロードヒーティングなど最初から有りませんから、昨日の80cm近く降った雪も、おかげ様で自前の機械と手で3度も除雪作業をしました。除雪業者にシーズン4万円余、機械購入に46万円、シーズン消費ガソリン50リッター余で8,000円、労力は1日2~3時間でシーズン10回ほどですね。おまけに毎回ですが対面の90歳近くになるお宅の分まで除雪しますから、特に昨日は国道の除雪も追いつかず、悪路にも苦戦して、お蔭で出勤は午後2時過ぎになってしまいました。夜帰りの最悪の悪路にはクルマのプラスチック製部品らしきものがあちこちに散乱していました。クルマも壊れそうなショック走行でしたよ。これで今シーズンの冬のピークも終息でかね。
seto
冬シーズン終息ですよ。ご安心を。金曜は10度を超えて暑いです。私も夏に地崎宇三郎さんのバラ園に行きましたが、夏でも上るのが怖いです。冬はロードヒーティングあってもだめですね。ジープなら円山を走行できそうですが、運転が上手という条件付きです。小樽の坂道と同じくらいきついかも。昨日、どうしたのかというくらいの積雪でした。隣近所、一人暮らしも多くて助っ人が来て除雪手伝いをしています。除雪機は気をつけてくださいね。山下る人たちについてまた面白い話あれば、報告します。
匿名
立派な円山高台あたりの高級住宅にも売家の看板が目立ち始めましたね。コロナ禍や不景気など世の中悪い事続きですから、生活環境の急変は高台族にも影響が出始めたのでしょうか。それとも平地の超高層マンションへ移住したのでしょうか?高台が不便なら、いくら平地の街中とは言え超高層マンションの高層階なら眺望こそ勝るかも知れませんが、或る意味不便さも否めませんね。
seto
売り屋の看板が目立ち始めたですかね。若い人なら宅くて手が出ないし、中が広すぎて2世代なら住めるでしょうがね。私は一度だけ美邸に入ったことがあります。お金の使い道がなくて困ってる人でした。そのアドバイスに乗ったわけです。中古でしたが、美術品を玄関に飾ってましたよ。なんでも仙台で新聞の拡張員を束ねるボスをしていたみたいで、数億円の貯金持ちできれいな2人目(?)の奥さんと住んでました。ある人に相談すると「ススキノで居酒屋でもやったら」という返事。水商売の雰囲気ありましから。数億円くらいは金持ちとは言わないみたいで、桁が違うらしい。この辺の話は私もついていけません。