ある朝、私が自宅から比較的近い大型商業施設の駐車場にクルマを停めようと空きスペースを探し、３台分が空いている箇所を見つけ、その左から２台目のスペースに駐車しようとフロントから入りました。左端の１台分は他の２台分より少し狭く、その左隣は縁石で芝生でしたので停めるには厳しいスペースでしたから他車も停めないだろうと、左端の駐車スペースに少しはみ出すつもりでゆっくり慎重に侵入して行きました。それも一時停止違反で罰金を払って講習を受けた翌日でしたから特に運転には気をつけていて、今日あまり運転せず、ここにクルマを置いてすぐそばのバス停からバスに乗って地下鉄に乗り継いで都心に行こうかなどと考えていました。スペースに侵入を仕掛けた時には周囲を確認して車両が居なかったのですが、そこに何故か結構な勢いで右隣の駐車スペースにグリーンの車体の小型車がバックして入って来ました。ハンドルを切って真ん中の駐車スペースよりやや左の空きスペース寄りにクルマを入れかけていた私のクルマのバンパーの右にそのクルマの運転席ドアが接触しました。驚いたのは私でしたが、何と？その車の運転者の中年の主婦風の女性の第一声が『ア～ぁッ！イャ～ぁ！』と騒ぎだし、私を睨みつけて来たので咄嗟に運転席のウインドゥ・ガラスを下げて『あなた被害者のつもり？』と言い返しました。その後は彼女が勝手に警察や保険の代理店であるディーラーに携帯で連絡。私は被害者なので彼女の免許証と接触箇所のお互いの写真を携帯で撮影して、現れた警察官に事情説明。しかし二人の警察官がそれぞれ個別に聞き取りをしましたから、彼女が何と説明したかは不明でした。その後先方の保険代理店の担当女性から如何にも加害者のような扱いでこちらの言い分も聞かずに電話を切られました。一方私の保険会社の話では先方は私の説明とは真逆を言っているらしく強気で一歩も引かない態度のようです。現場で警察官も言っていましたがバックで侵入した側の注意義務違反の方が大きいとの事でした。ましてや両サイド車のいなかったスペースに先に入って行った私のクルマの後からバックミラーだけでの運転操作ミスは明らかです。ウソも１００回言えば真実になるとの例えもありますが？呆れるばかりです。私の保険会社から『相手のクルマにドライブ・レコーダーがついているそうですからその画像提供をお願いしていますので暫く待ちましょう』と。しかし暫くして『画像が映って居なかったそうです』と。そのまま良く解釈すれば、事故後SDカードに新しい情報が上書きされて事故当時の物が消えたか？それともSDカードや電源が入っていなかったか？とも解釈できますが、もし悪意が有れば都合の悪い映像は提出しないとも考えられます。残念なのは、事故当時に警察官がドライブ・レコーダーを見なかった事ですが、いまさら言っても後の祭りです。未だに自己主張ばかりで自分の車両の修理代１８万を全額持てなどとふざけた主婦もいるものです。ちなみに保険会社からは『事故はお互い様の部分もあるので５０対５０で話し合いしますか？』などと言ってきていますが未だに腑に落ちない未解決の小さな事故でした。私のクルマの修理代はディーラーさんの見積ではバンパー取り換えで２６万～３０万だそうですが、修理せずにそのままにしています。車両価格の違いで、半々の示談でも相手の負担の方が明らかに多くなりますから幾ら我を張っても保険負担金で損するのは自分自身なのに訳の分からない人も居たものです。事故当時お互いに撮影した免許証を見て、最近流行りの高齢ドライバー事故を都合よく連想したのか？私は確かに高齢ドライバーの仲間でしょうが、未だコンビニには突っ込んでいませんから。中年女性の頑固さには困ったものです。これまで嫌っていたドライブ・レコーダーですが、こんな時には必要性を感じますね。