あるマスコミ関係の人が退職して、現在77歳あ。奥さんも同じ歳。街中でばったり会ってお昼ごはんを食べた。現役中はアパート経営をしていて、加齢とともに除雪が面倒でいい値段で売却して賃貸マンション住まいに変更。60歳で退職、退職金も多くもらい、いまも企業年金も含めて毎月でも多く貯金ができている。子供がいないのでお金の使い道がない。

趣味はひとりカラオケで毎週火曜日500円くらい使う。酒も飲まず、博打もしない。趣味は、阿波踊りをしたり、富山の「風の盆」の踊りサークルで男踊りをするくらい。それでも奥さんから「今月は幾ら小遣いが欲しいの?」と聞かれ「7万円」というとポンと出される。「かみさんに隠していた貯金も全部、彼女に渡した」とも。海外旅行の趣味もなく、お昼ご飯も私が教えた居酒屋で600円ランチ、それもご飯を少なく頼む。

彼が住んでいる地域に実は、親のいない(また親からのDVを逃れて暮らす子供たの施設がある)子供たちが高校3年生までいる施設がある。知人が、クリスマスにボランティアでサンタに扮装して、誰からもプレゼントをもらえない子供たちのために「ぬいぐるみショー」や奇術やバルーンつくりをする人たちと一緒に働いている話をした。少し、興味を持ったらしく「奥さんと相談する」と。「私も関心があるから、今度一緒に行ってみよう」ということになった。話してみるものだ。

実は、この話には前段があって「こんなにお金をどうするの?親戚に残せばトラブルの種、いっそう全部寄附でもしたら?と妻から以前、言われたことがある」と聞いていたからだ。「そうしよう・・・とそのときは言えなかった。高校を卒業してずっと働き続けて貯めたお金だから」それもそうだ。

この話を中学のクラスメートに話したら「何かできることはないかな?カメラが好きだから写真を写すボランティアでも必要なら声をかけてくれ」と。私も周りにいる人たちにどんどん声をかけていけばSNSを使わず、クラウドファンディング使わず、丁寧な説明で持続的で顔の見える時間を親のいない(半分捨てられた)子供たちに信頼と信頼関係を作れるかもしれない。そう思った。

最初にクリスマスプレゼントを考えついたのは、タクシー会社の社長さんだったが、数年前に倒産して、それでも今でのボランティアをしてるのか、ずっと気になっている筆者である。それにしても小気味いい主婦がまだいることに感動を覚える。

  1. 大家族の貧乏家主。

    離婚も当たり前のような時代になって、倒産も数知れず、不幸な大人の世界の犠牲者になる子供たちも沢山いるのでしょうね。身内に面倒をみれる大人が居れば何とかなるのですが、それも敵わない子供にとってボランティアで奉仕してくれる大人たちが居れば幾らか救われるのではないでしょうか。我が家にも離婚で母親が居ない子供たちが4人いますが男の片親だけでは子供は育ちませんね。長女と次女は未だに再婚した母親を慕って頻繁に行き来しています。それはそれである意味救われているのですが、複雑な気持ちです。そして子供たちにとって如何に両親が大切なものなのか痛感します。ボランティアは大変すばらしく尊敬するしかありませんが、子供たち相手の場合、何処までと線を引けない世界ですから、相当の覚悟も必要かも知れませんね。子供たちが望むなら里親が一番かも知れませんが、お互い割り切った関係での対応ができれば良いのでは無いでしょうか。そして、幼な子は別として子供たちも理解してくれればいいですね。大人たちにとっても大変な時代ですから、例え余裕のある方々だとしても、ボランティアを志望する人たちは尊敬しか無いですね。皆んな自分自身の事で手一杯の時代のようですからね。

    • 離婚で一番心身のダネージ受けるのは子供ですから、そこの回復ですね。夫のDVが原因なら別れるのは正しいでしょうが、両親の間のアレコレは子供にとって関係ないですからね。どちらの親もそだてられない、一時預かって育てる施設があります。彼らは18歳までそこで暮らせるみたいです。知り合いの弁護士がシングルマザーのために西区で女子高の寮を改造して(二部屋にして)アパートを構想してました。フェイスブックに簡単な案内を掲載すると、全国から問い合わせが殺到しました。夫のDVから逃げるために本州から札幌のその施設に住みたいと言うのです。30組は住めるので1階は食堂と弁護士事務所を構想。私も就職探しでお手伝いするつもりでした。石屋製菓とかロイズと交渉してバスを決められた時間に寮に来てもらい、送迎する交渉をするつもりでしたが、運営方法をめぐって活動は休止しています。ニーズはすごいあります。離婚は当たり前(アメリカ映画を見ると離婚ばっかりです)ですが、子どもを救う、子育てに苦しむ母親をサポートすることは絶対必要ですね。やさしさが失せた都会、住環境、お節介が減ってしまい、地域となり近所が機能しない砂漠のような社会を住みやすい環境に変えたいなあとつねづね私は考えてます。

  2. 夫のDVもあるでしょうが、妻の浮気で離婚のケースも非常に多い世の中です。その場合、子供の親権は男親がほとんどで、ともすればシングル・マザーばかりに注目しがちですが、実は、今ではシングル・ファザーも沢山います。いずれにしても大変な訳です。しかも児童手当なども例えば同居する両親の収入が規定基準より多ければかなり減額されたり学資にしてもそのようです。幼児虐待などのニュースを見聞きして信じられないですが、普通の場合、子を思う親は妻も夫も変わらないと思いますが、離婚後の養育費など経済面でも、まだまだ問題は多いようです。

    • なるほど、シングルファーザーや妻の浮気現象ですか?児童手当が同居する両親の収入まで換算するのですね。余計なお世話ですね。クソどうでもいい仕事に時間と労力と市民税が使われているんですね。子供の人数分で払えば余計な仕事を省いて別な仕事ができるのに。但し但しばかりが延々と続くお役所と書く書類の多いこと!職員が膨らむだけです。昔と違い、外で遊んで金のかからない私たちと違い、ゲームやパソコンなどお金を使います、さらに習い事をしていたら台所は火の車になります。私の孫も水泳、塾、書道と3つ習ってますが、娘のパート代が消えています。孫の友達づくりですかね。水泳が健康に良さそうで、川に落ちた時に使えそうです。

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