札幌駅前センチュリーホテル51年の営業に幕(令和6年5月30日)
センチュリーロイヤルホテル 5月22日撮影
5月31日でセンチュリーロイヤルホテルが閉館する。友人の結婚式や彼女とのデートスポットだった。最上階の喫茶レストラン「ロンド」は回転するレストランで札幌の夜景を360度見れて、結婚に至ったカップルも多いはず。私も何度も利用した。もちろん現在の妻とも行った。このビルはオフィースビルでもあるので、飛込み営業先としても通ったところ。公私ともに世話になった。きょうは25日、あと5日でサヨナラだ。
豊平川沿いにあったロイヤルホテルと姉妹ホテルで「札幌国際観光」の経営だった。カニ料理の「かにっこ」もあって美味しいカニーシュウマイを食べたことがある。ロイヤルホテルは取り壊され、ここにも結婚式や忘年会、新年会で何度も行ったものである。ロイヤルホテルの東側はラブホテルも多く、小料理屋のようなお店もあってススキノの西側にある屋台団地の東側版というところ。しかし、すぐ横に交番があった。もともとロイヤルホテルの南側は豊平川を挟んでヤクザ屋さんや売春宿が多かった(菊水北町と言っていた)。その名残が川を挟んであった。いまはどうか調べていないが、南4条側にとんでもなく安くて美味しい中華料理店がある。東北飯店という。閉店していなければ訪ねるといい。ランチもあるはず。
ホテルに限らず、札幌駅前はスクラップ&ビルドが進み、駅前富士銀行ビル(現みずほ)が解体されて新しいヒューレックビルを建築中だ。、みずほ札幌支店は右側のほっそりした建物になっている。
アドマン。
札幌も変わりつつありますね。昔々の1月31日の厳寒期、最初に札幌駅に降り立った時には目の前を市電が走り余りの寒さに駅前の五番館デパートに入って温まったものです。新幹線の工期も遅れて、先走って進んでいた工事もここに来て急にスピードが落ちていますが、ここ数年で大きく変わるのは確かでしょうね。センチュリーロイヤルも珍しい回転展望レストランで有名でしたが、残念な事に、ここ数日で無くなるんですね。近代化が進む一方で、歴史的な建造物は殆ど無くなってしまいました。ビジネス抜きで考えれば、回顧主義でもありませんが、札幌らしい風景も取り戻して欲しいものですね。軟石やレンガや白いドイツ張り板壁に独特の上下スライド窓に、銅葺き屋根の落ち着きのある洋館建築が沢山ありましたね。新幹線ばかりに期待するのでなく、コンクリートとガラスばかりのビル群ばかりでなく、オリンピック誘致に翻弄するばかりでなく、時代を巻き戻して『旧札幌村』なんて地道な構想も、いまや観光資源になりそうですね。いつ来るかも知れぬ新幹線が来るまでに。
seto
札幌駅まで古いビルは、西村耕臭いビル、伊藤ビル、札建ビル、加森本社の入る加森ビルくらいですか?カミヤマビルがエスコンに買収されて解体工事が始まります。駐車場で使っていた人が多かったのではないでしょうか?しかし、新ブルを作る場合、設計会社と施工主の設計思想が陳腐だとは思いませんか?ガラスと鉄筋とホワイエを天井高くするだけ。センチュリーロイヤルの壁を触って見ましたら、大理石を使ってました。化石探しの楽しみがありますが、コンクリートではそれがありません。北1西5のダイゴビルが最高の材質と清掃が行き届いているビルです。ぜひ訪ねてみてください。黄色い真鍮にも出会えます。日本で一番きれいなビルで表彰されています。