人に優しく生きよう。孫の作った300ピースもジグソー

片田珠美著(PHP新書)の題名だ。筆者は題名になるほどと思い読んでみた。臨床医として、攻撃された側(患者)の例から分析を試みるわけだけど、学校でのイジメから始まって、結婚して夫婦間のイザコザ、サラリーマン経験あれば、あの人がそうだったよねとか、自分自身も何人か意地悪をしたよねとか思いはあるはず。書き手の姿が見えなくて、少し不満は残る本だけど、ツイッターや2ちゃんねるなどで匿名での攻撃文が増えている現状で、嫉妬や幸せそうな人間への破壊衝動がずっと続いていて、そしてそれを表現する媒体を個々人が保有して(武器を手にして)振り回している気もするのである。

ひとりの人間にいわゆる良心と悪心と備わってるわけで、この本は他人の「あら捜しをしたり」相手へ「攻撃的になるとき」は、むしろその人のネガ部分が反映されるとみる。倒産に見舞われ苦悩の営業の同僚へ「そんな焦げ付くくらいなら、仕事をしない方がいいんんだよ」と断罪する営業上がりの役員もいた。憎しみの感情を込めてね。

しかし、実際は、彼の現役の営業時代、筆者に「今月、数字がないので〇〇の数字を俺に付けてくれないか?」と泣きついてきた先輩でもあった。営業職を離れ管理する立場になると、営業マンにきつくあたる。嫌いな人間の悪口は言い触らす。アルコールでも入るものなら「いいか、給与の役職手当は、部下に使うためにあるのだ」と豪語していたが、恩恵にあずかった者はいない。むしろ、彼のお蔭で数字をたくさんあげた人間は妬まれ、政治力で追いやられ、新しい社長へ「どこまでもついていきます」と部長会で発言して役員になったが、人望なくして1年で退職に追いやられる。

他人を攻撃する人間は、どこかひどい弱点を抱えていて、攻撃しないと自分を守れないのかもしれない。他人の価値観や存在をうとましく思ったりしがちだ。自分の身を守るために攻撃する。その守っている中身はなんなのか?ここを知ると、攻撃されても反論ができたり、冷静になれるかもしれない。「自分で数字を上げてみたら?」と社長へ言ってみたいものである。

筆者も何度も経験したが、新社長はなぜ前任の社長の生き方を全否定するのが多いのだろうか?十分、実績のある担当者とスポンサーの関係を別な人間をあてがって数字を低下させたりしていたね。これも間接的な攻撃で、降格されたり、全然不向きな部へ異動させられたり、うつ病社員が出るわ出るわ。特に自己愛強く、以前の職で閑職にいて、劣等感の強い人が社長になると最悪。さらに夜のアルコールで部員を感化・洗脳をしようとすると、社内は分裂へ向かい、仕事へのテンションも低下して、銀行に預けてある社内留保資金で経営の安定を図ることになる。

正社員は派遣に切り替え、人件費節約、社員同士の横の連携を排除して、暗い社風の会社になってしまう。「その人がいると全体の雰囲気が悪くなる」という人がいるもので、それがトップであったり、部長であったりする。いない方が皆々元気に仕事ができるのに(アイディアも出て、のびのび発展的に仕事がはかどる)、これが本人たちにわからないし、伝える人がいない。この本は、こういう攻撃的な人間から逃げる方法や、彼らの意識がいつか変わるなんて甘く考えないで自分を守りましょうと述べている。

家庭においても夫の言葉によるDVや親が学校へ発揮するモンスターたち。「自分の子供は悪くない、学校が、教師が悪い。」共通は他責。自責感の強い人は攻撃の対象者になりやすいから要注意だ。

  1. 自己防衛的な人は、自分を守るために先に攻撃することで傷つくことを避けようとしたり、 劣等感や不安や自信がないとき、他人を攻撃することで優位性を感じようとしたりする事もあるでしょうね。また、感情のコントロールが難しい人は、怒りや苛立ちをうまく処理できず、つい衝動的にぶつけやすい人に向けて攻撃的な言動となる場合も有るでしょうね。特徴としては、皮肉や批判が多く、建設的な意見はなく、相手を否定する言い方をし、他者の弱みをつくのが得意ですね。そして相手のミスや弱点を執拗に指摘して優越感を得ようとしますね。威圧的な態度も特徴的で、声が大きく、距離を近く取り、睨むなど立場も利用して物理的にも圧をかけてきますね。対人関係における傾向としては、自分の意見を押し通し、協調よりも支配を好みます。
    また、被害者意識を持つ場合もあって、自分ばかりが悪く言われると感じると、攻撃に転じて逆恨みも。また、責任転嫁が得意で、ミスや問題を他人のせいにすることで、攻撃する理由を正当化します。それでも、攻撃する癖に「不安」「悲しみ」「孤独」などの感情が隠れていることもあります。これらの行動だけを見て結論づけるのではなく、その背景を知ろうとする姿勢が関係改善への第一歩になるかもしれませんね。

    • きょうは朝は団地内の道路の草取りでした。班長の最後の仕事です。早く出過ぎて6時半から一人でしてました。出た人にはお礼の燃えるゴミ袋5キロを五枚進呈します。私がその配る役でしたが、近所の元社保庁の役人と合わず、半分無視していました。しかし、なんと彼にゴミ袋を渡すのを忘れていました。私なんか要らないくらいですが、意図的にか無意識で彼を消していたのかもしれません。私も相当な悪ですよ。とにかく他人より上目線で話す、教えようとする輩です。交差点に住んでいるので、居間からカーテンを少し開けてたえず外を伺う人です。田舎町で威張ってもしょうがないと思うのですが、自分より下手に出たり、素敵なバラのお庭ですわ、おっほっほという女性には馬鹿丁寧ですね。役人時代、いじめられた人が江戸の仇を長崎でみたいな人生観ですね。キャリアとノンキャリの世界が見えるようです。もちろん彼はノンキャリ、そこまで生き残る政治の世界を体験しているのでしょうね。

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