北海道の広さと未来

上の地図は、エリア別の面積が人目でわかる。北海道の面積は九州7県と四国4県の11県分の面積がある。北海道知事は11県分の知事を兼ねているようなものである。(最近、北海道独立論や分県する話が蒸し返されている)。ここに520万人が住んでいる。ちなみに北海道の次に大きいのが岩手県だ。(実は調べると北海道の広さは11県にさらに沖縄、山口、岡山を足すくらいの広さと判明)


関東・首都圏は地図をみてわかるように狭い面積に3800万人。新宿の乗降客が一日350万人。近畿圏も2000万人がひしめいている。。私鉄経営ができるバックボーンが人口密度だ。筆者の兄弟や大学時代の同級生は悲しいかなほとんど関東圏に住んでいる。いびつな日本列島の姿が一目瞭然。人材まで首都圏に取られている。


異口同音に「雪のない正月を繰り返して過ごすと、相当の理由(親の介護)がなければ、マンション・戸建ても買ったし、季節のいい月に北海道へ観光ならいいが、Uターンする気はない」と明確だ。「墓もこちらで建てるから、長男ではあるが親の納骨堂へ入らない」と実兄。筆者として少し寂しい気もするが現実だ。


こういう気持ちは東北や北陸、四国や山陰、九州在住の人間も感じるとは思うがしかし、大都市圏に住む彼らが生きるためには食べるものがないと生きられない。いまはトラックで全国から、港から商社が世界中から船便で食材を運んでくるから、日々食料品が食べれて生きられるが、大地震や福島原発での廃炉作業中、事故による放射能の拡散で、近郊の田畑で供給が止まり、パニックになる可能性が大きい。報道する局や新聞社は東京で惨事が起きても万が一に備えて、大阪で全国放送をする準備はしていると聞く。新聞社も印刷を仙台で輪転機を回せるよう新聞社同士、提携をしている。SNSはデマも付いたニュースが流れるから、ありがたいようでありがたくない。


地震は自然だしコントロールは不可能だ。広い広い北海道、食材の宝の島へ投資と雇用のために民間を中心に、コールセンターや派遣会社ばかりでなくて、して欲しいと思う。彼ら自身が生き延びるためにも。羊蹄山麓のマンションやホテルは中国資本やオーストラリヤ、香港、シンガポール、台湾人が投資とリゾートとして購入している。森(水資源)を買っている。基本は水だ。北欧・ギリシャ・アメリカやオーストラリア・中国を旅した義姉が言っていた。「こんなに食材、肉・野菜・乳製品・畑作物、魚介類が全部そろった、そして水が美味しい島は世界中、北海道の島以外にないと世界を旅してわかった」と断言していた。


実は筆者は、札幌駅の北口で生まれてさっぽろっ子ではあるが、仕事では稚内から松前まで、東は根室まで役場めぐりはしたが、はっきりいって全然北海道各地をこまめに旅をしていないことに気づいた。お恥ずかしい。

  1. 自然災害はもとより,戦争の危機さえ迫っている現実社会。それでも一極集中は問題視されながらも今に至っています。通信機器も発達し遠隔地に居ても仕事ができるのに,なぜ分散しないのでしょうか。とは言っても移住者にとっては利便性を一度味わえば例え移住しても地方都市の人口密集地に移住したがるに違いありません。これでは五十歩百歩ですね。先ずは都会での全て受け身の生活習慣を正さなければいけないでしょうね。分業の高効率性は確かですが,高等教育で官僚など公務員ばかり目指す前に,一通りの人間の生きる術を学んだ方がいいと思います。危機が迫ってからの付け焼刃の訓練などほとんど役に立たないでしょうね。

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