特集 中国深部から。 庶民は?
緊急AIIBに続いて、中国社会のレポートです。ご存知のように中国政府のネット検閲はさらに厳しくなってきてます。そういう中で一定の人間関係を中国国内で構築してきた人の証言は大きな価値があると思いますので、以下、知人のスカイプに残された会話記録からまとめたレポートをお読みください。
例の知人は、中国人の資本家、党員、役人などを悪し様に言う反面、庶民、農
民、職人などについては決して悪く言いません。
後者はおとなし過ぎるほど大人しく、上司はもちろん奥さんにも頭が上がらず、
一人っ子政策のせいで子供にも甘い。
こういう人たちは、知り合いが困窮してれば
寝食だけは提供してくれるので、中国で餓死するのは難しいと言っていました。
一方で覇気はないので、絶対に日本と戦争など、
出来ないだろうとも言ってました。
仕事でも職人はなかなか腕がよく、特に建築関係では
機械に慣れてしまった日本人より、達者な人が多いそうです。
でもそういう職人がいきなり手抜きやゴマ化しをする。
それで、言い訳にもなってないような下手な言い逃れをヌケヌケとする。
中国と付き合いのある日本人は、ここで怒るか失望するのですが、
そういうケースをよく調べると、経営者の指示であることが
ほとんどだそうです。中国では技術者の地位は極めて低く、
経営者に反論するなど思いもよらない。
そもそもどんなことであれ、「ノー」を言えないので、
無理難題を引き受けてしまって、結局できなくて、
下手な言い訳をすることになる場合もあるようです。
このへんのことを知人は、中国人の「想」と言ってました。
無理難題を言われたら、実現の難しさに目を向けず、
出来たらいいのになという一種の空想に走り、
それ以上の葛藤から逃避してしまうのだと。
そう思うと、なかなか悲しいものがあります。
また、本人のエピソードですが、上海の空港に着き、
目的地行きのバスのキップを買おうとすると、
安く売るというダフ屋が声をかけてきたそうです。
彼はそれを買ったのですが、案の定、おかしなところで
降ろされてしまったそうです。これは運転手と組んだ
詐欺なのですが、身ぐるみはがれてブッスリやられなくて
よかったですねというと、それは絶対にないのだと言いました。
公共交通の運転手がグルというのはとんでもない話ですが
運転手もまた、地元のヤクザに強く言われるとノーが言えない。
でも、あくまで「ニセキップを売りつける」ところまでの詐欺なので
それ以上、乱暴なことはしない。それが中国人なのだそうです。
良くも悪くも悲しくも、口だけの国民で、内面は至って弱い。
どんなに平和ボケしてても、日本人のほうがずっと猛々しいらしいです
匿名
日本の文化は中国から影響を受けたり韓国・朝鮮から受けたりしたことは間違いない。浦島太郎などは完全に漂流して流れ着いたところは朝鮮半島であり、羽衣を着た乙姫様は民族衣装であり、宮殿は竜宮だったと思う。実話だと思えば、当時はとても友好的な間柄だったに違いない。桃太郎の鬼ヶ島はロシアかアメリカか?昔から日本人は中国の文化を崇め取り入れたが、現代では中国・朝鮮・韓国政府とも友好的ではないし、今も日本は戦争責任を追及されている。しかし一般人民は旅行やビジネスで交流し始めている。なぜ、今、アジア圏の人たちが大挙して日本を訪れるのか考えれば、日本に、北海道に魅力があるからだと思う。今、私たちに出来ることは浦島太郎が受けた『おもてなし』のように『おもてなし』でお返しする事ではないだろうか。地道な民間外交が、お互いの距離を縮めるのではないかと思う。騙したり騙されたりはお互いを信用したり信頼したり出来ていないから起きるわけで、歩み寄るには大昔のように、僕たちもお互いの文化をもっと知らなければならないのではないだろうか。僕の第二の故郷福井県領南地方の『福井弁』のイントネーションは完全に、日本海の向こうの朝鮮語・韓国語と同じだと気づいた。韓国語は家族が習っていて少しは判るが、中国語は難しそうだ。でも会話が出来れば楽しいだろうなと思うこの頃だ。