12月のコーヒーブレーク
(1)寒い日々が続きます。空知(札幌から30キロメートル北でしかないのに)積雪が80センチを超えました。特に岩見沢がひどい。父親が国鉄を退職を機に戸建てを買ったのが岩見沢。数年、私も住んだが12月に入ると雪・雪・雪。住む場所によって人生観や暮らしの楽しさが変わる。近所にどんな価値観の人たちが住んでいるのか。アパートやマンション族は「隣は何をしているか、知らなくてもOKの暮らしをしているらしいいが。年配になると近所付き合いは大事で、お互いを知り合うことはいいこと。倒れたり、病気になって救急車を呼んだり、助け合いは生きている。除雪のときも相手の家のエリアまでサービスでしてあげるのも(されるのも)気持ちのいいことである。父親の買った戸建てのエリアには「産炭地からの移住者」が多い。町内会長が「産炭地の人たちがもう一つの町内会をつくるのでまとめるのが大変だ」とこぼしていた。団結やまとまりが凄いらしい。命がけで生きてきたからつくる連帯感の強さである。筑豊にもきっとあるだろうと思う。
(2)若い弁護士と先日おしゃべりをして、「お金の使い方を学校教育の授業に入れるといいかもしれない」と筆者は話した。「儲けるために、稼ぐ話は掃いて捨てるほどあるが、儲けたお金をどう使うか」は、本来、父親が子供たちへ教えるテーマかもしれない。節約は教えるが、「どう使うのが賢い使い方か、社会的に喜ばれることになるか、自分もハッピー・相手もハッピーになるお金の使い方って?」。それは自分の家族や企業に限らず、そういう教育を受ければ、たとえば官僚になっても入ってくる税金を無駄にせずに、喜ばれる使い方の思考習慣がどこかでスイッチ入る可能性があるかもしれない。そんな話を弁護士としてみた。実は自分のお金は自分のお金ではないかもしれない、誰かから一時預かってる思うとサバサバする。「通帳でトランプ」して、「私を大事にしたら遺産があなたへ行きますよ」と子供たちへ見せながら生きていたおばあさんもいたが、子供の本音は「早く逝ってお金をくれよ。借金があるんだ。いつまで生きるんだ、長生きすれば毎月の老健施設使用料を天引きされ続けて目減りするんだ」と告白した人もいる。「お金を貯めること」に終始した戦前を知っている人たちはお金を使うことが下手で、まさかのときのために現金に執着・貯金をし続けてて、死んで財産争いの種を残した。生きてる間に自分の金をきれいさっぱり使う習慣があれば、もっと消費が活発化すると思う。告別式で同級生の死に顔を見ながら、しかし、そうは言っても奥さんと長男が会社を継ぐのだし、社員もいるわけで財産を残さないと経営していけないわとも思った。金とはやっかいなフィクション。人類の作った言語とともにお金の発明は世の中や人間関係、推理小説や映画のネタ、実際の殺人事件まで起こすフィクションを作ってしまった。一番のお金持ちは「お金を考えたことがない人」らしい。私の周りにいるお金持ちはたえず、儲けるために生きている、節約して貯金をする人たち、自分の趣味にお金を注ぎ込む人たち。これだけ日銀が紙幣を印刷して市場へ流し、国債を発行、それを金融機関が買い込みデフォルトを起こせば銀行はパーである。1000万円までの預金は国が補償する制度も怪しい。韓国と日本と中国で東アジア大経済圏を通貨を統一して世界最強の経済圏をもっと早くにつくるべきであった。マレーシアの元首相マハティールが提唱したように。
ホッカイロはお財布に。
お金が無くて悩むことは多々ありますが、無い袖は触れぬとばかりに開き直って生きています。年金から、所得からダブルで取られる住民税も頭痛の種ですね。今度は1月末が納期限ですから、本来は、年に一度の洋服や靴やワイシャツや靴下などを新調するのに、お金を使いたい暮れやお正月に節約して、今から準備しておかなければ。また、クルマで飛び回る私の場合、暮れの忙しさで、つい駐車違反やスピード違反など起こしてしまえば18,000円を一週間以内に振り込めと来ますから、用心しないといけません。庶民の楽しみは年に一度の年末ジャンボで3,000円の連番を買い、神社でお祈りするくらいなものです。「お金の使い方が分からない?」なんて言ってみたいものですね。私にとってお金とは?北から南に吹き抜ける北風のようなものですね。懐が寒い季節です。内ポケットのお財布にホッカイロでも入れておきましょう。これで懐も暖かくなるでしょう。いいアイディアでしょう。「お金の話だけに縁(円)が無い」。お後がよろしいようで。