ポスト 何度も書いてるが、筆者は血糖値が悪い。コンビニのから揚げが大好き。肉まんの味もローソンが一番美味いから、営業マンのころ、疲れたら公園のベンチでハトを眺めながら、パクパク食べていた。あそこのおやきは最高の味とばかりに、同僚の運転でお客さんのところへではなくてお焼き屋へ。もちろん団子も好きで、あの団子屋はこの地区では最古参、美味いのだと食べる。団子屋にはお餅もあって、せっかく来たのだから、これも食べるかということで過ごしてきたから、糖尿にならないのが不思議。医療関係のセミナーや健康をテーマに講演会を数多く手掛けてきた私.

それはそれ、私は私の道をゆくで来たのだから自業自得でしかない。ところが、3年前に初孫を授かり、孫の顔を見るにつけ、もう少し長生きをするかと観念。3月から糖尿病への抵抗運動として、不動産のチラシ配りを始めた。500戸の戸建てに(日、月、木、金・土)で郵便受けにホイホイ入れていく。仕事を終えるのに歩数・距離カウンターで1か月12万歩、距離は12キロ歩いた。きょうは、このチラシ配り現場からの報告である。500枚とはいえ、A4サイズで来るから二つ折りにする。チラシ1枚4円。1か月働いて8000円。A4チラシを新聞に折り込むと3円10銭~3円80銭くらい。

新聞購読が減っている地区で、このチラシ配布業務は、不動産の地区担当者にとっての大きな売り上げを呼び込む・情報を吸い上げるツールなのだ。営業マンの笑顔を2色分解で表と裏に印刷して、当地区の担当は〇〇〇〇ですと書かれている。主婦よりも60歳を過ぎた男の人が多い。全国的に新聞部数が減り、折込枚数も激減してきた。その中で、高齢化社会で年金暮らしをしている退屈なオヤジを、安く使ってやれというビジネスだ。嫌なら1週間前に電話をくださいね・・といわれた。代わりはすぐに見つかりますと言外に言われているようなものだ。

ただ、不思議と1週間の生活のリズムを作ってくれる。E・フロム「自由からの逃走」にも”完全な自由”に人間は耐えられない、何かの拘束がないと生きられない存在と思わせるチラシ配りだ。サラリーマン時代においては、拘束が約束や予定や行事(飲み会)それに通勤なのだ。仕事を辞めてみて実感する。電車通勤が大好きな私(毎朝・夕がの40分の旅であった)。札幌往復に1300円を6回は行ける電車代を稼ぐ、とりあえず1か月目は目的を果たしている。しかし冷静に計算をしてみると、A4チラシを2つ折りにするのに1時間、配布に5時間。これを4週間やると24時間かかる。8000円で割り返すと時給が333円。相当な暇人でなければ長くは勤まらない、貧困ビジネスのたぐいか?

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