喰うてひる つるんで迷う 世界虫
上天子より 下庶民まで

食べては出す、恋すりや迷う 世界虫 階級関係なし。

何万年も人類はこれを繰り返している。狭い国境を軽々と越えていける人間の営みが『世界虫』という単語に込められているかもしれない。映画監督黒澤明も『地球上、どこでも生きていける』と書いていた。

普通の人の普通の生き方が、イデオロギーに縛られたり、組織の掟に篭絡されていたり、不自由な生き方を余儀なくされている人が大半の世の中で、ココロ自由に、言葉自由に、教養豊かに、他人を助けながら生きて死んでいくことが困難な時代・世界になってる気もする。江戸時代の司馬江漢の好奇心や絵の腕前、創造性、目がはるか先まで見ている(見えている)。川柳然りである。食べてウンチを出して、恋して迷う。国に関係なく、身分に関係なく悩むことに変わりはない。

あんまり本当過ぎて、これ以上言うことなしである。天皇もホームレスも同じである。司馬江漢の人間観である。一番わかっているのが現在の天皇のような気がすると思うのは私だけだろうか?被災地のどこへ行っても現在の天皇陛下は土下座する。毎朝、福島原発に向って『鎮まる』よう祈りを捧げている。司馬江漢が生きていたら号泣するだろう。

司馬江漢とはまったく関係ない話ではあるが、近所の主婦が郊外のスーパー銭湯に行ったとき、突然、『きょうは女性風呂はお休みです』とアナウンス。聞くと、おばあちゃんがお風呂で何をしてしまい、これから温泉を全部入れ替える作業をするのだと。お湯の入れ替えには3時間以上かかるので休業したらしい。おばあちゃんは娘さんを呼んで帰ったというが、休業補償をもらったのかどうか後日談は聞いていない。温泉好きの娘に話すと、同じようなことは大分の温泉県でもあると言う。気持ち良過ぎて、ついつい緩むのでしょうね。

  1. 友人たちは温泉大好きです。よく誘われますが、僕は温泉嫌いです。行ったとしても直ぐに上がってしまいます。何しろお腹の出っ張った他人同士が裸で同席どころか同じ湯船につかるのが不自然なのと余り清潔だとは思えないからです。プールも同じですけどね。我が家は家族7人で風呂も汚さないように完全に洗い流してから湯船に入るようにしています。ましてやスーパー銭湯や温泉では、いきなり入る人や、サッと流しただけで入るマナーの悪い人たちも大勢います。ゴルフ場などで汗をかいた場合にはせいぜいシャワーで流す程度にしています。銭湯や温泉に限らず、長湯をした事もないですね。お婆ちゃんの場合のように形は見えなくても、間違いなく排泄物は浮遊していそうですね。

    • スーパー銭湯は汚いですね。妻は温泉地で、そのまま流している温泉以外入りません。塩素と嫌な思い出あるからです。
      自宅温泉が一番。松田正徳温泉博士の講演を企画した時、札幌の北側にあるところは絶対行ってはいけませんと言われ
      ました。温泉の塩素を老人が肺に吸い込み、たくさんの人が亡くなっていることはご存知ですか?安楽死ならいいのですが。

  2. 銭湯や温泉にもエアーカーテンならぬ、お湯のシャワーが四方八方から注がれる「お湯のカーテン」が必要ですね。基本的に入浴前に先ず綺麗にしてから入るよう義務付ける事が必要でしょうね。まして湯船で用を足すなどしないような設備にも工夫が必要ですね。外国人は日本の銭湯や温泉に慣れていませんから、マナーも全く知らないようですね。そのためにもこれからは温泉や銭湯も考えて欲しいですね。銭湯革命?改革ですね。

  3. 同じ人間だから、何とか変わろうとして勉強したり、出世したりして他人より変わりたいと願うのでしょうね。全員が努力をしなければ同じようなものでしょうが、上に立ちたい者は上を目指し、何事も無く生きたい人はそれなりに、また自由に生きたい人は居たとしても、果たしてどれだけの人が本当に自由に生きているのでしょう。自由と言っても、決して何もしないわけでは無く、自分の思い通りに自由に生きる事ですから、そのための環境や理解も必要になるでしょうね。会社を辞めて毎日ぶらぶらして動物園の動物を見て人生を考えている人も居ますが、自由度にも人それぞれの違いがあるでしょうね。

    • 自分の思うとおりのことを話して生きている人は赤ん坊以外みないでしょうね。泣いている、叫んでいるだけ。

  4. 今朝からガン手術の友人の兄から朝一番でメールが来ました。午後4時まで手術時間がかかるそうです。ステージ4で延命処置を本人が断ったそうです。余りの潔さに驚きました。最先端の医療技術の施設ですから滅多なことは無いと思いますが、両親は他界していて、友人が道内の兄弟姉妹7人に報せたのですが、誰一人立ち会いたがりません。世話をしてくれているのは行きつけのスナックのママさんと夜警の職場の同僚の方らしいです。それぞれ家庭の事情はあるのでしょうが、きっと連れ合いと相談した結果なのでしょう。兄弟姉妹は他人の始まり?と言うより、他人様の方が親身になってくれる世の中なんですね。大阪と北海道は離れていますが、僕もそんな場合には本州から姉たちには知らせないと思います。ホームレスでは無いにしても、人間最後は独りに戻るわけで、自分の事は自分で判断できるようになりたいですね。余り他人様に迷惑を掛けない程度に。

    • まったく他人に迷惑をかけないで死ぬわけにはいきませんから、最小限の迷惑を心がけたいですね。兄弟間で何かあった
      のでしょうが・・・・。昔は死ぬ時は、地域や親戚・兄弟の一大出来事でした。通夜も告別もたくさんの人や町内の人に
      送られて、亡くなっても残された家族を私たちが大事に付き合いますよという意思表示がありました。それを見るだけで
      子どもたちはホッとするわけですが、地縁も薄くなり、○○のおばあちゃんが亡くなったという回覧板もさっぱり回らなく
      なりました。おくやみ欄には出ているのに。延命処置を拒否する本人は増えてますが、家族が嫌がるケースも多いです。
      私の場合、神奈川の兄だけは知らせるつもりです、来るこないは別にして。友人にだけは知らせるかもしれません。独りで
      生まれて独りで死んでいく。冷徹な真実ですね。手術の成功を祈るだけです。

  5. 気丈な人も居るものですね。驚きました。何と手術後に本人から電話が来ました。「眠っているうちに手術は終わって、10cmほど患部摘出除去をした」と。あんなにやさしく大らかな北海道気質の人でしたが、内に秘めた気持ちの強さには平服しました。15日ほどで退院できるそうです。とにかくホッとしました。僕ならそんな場合パニㇰってしまいそうです。

    • 良かったですね。あとでこっそり、その病院を教えてください。私も救急車で49歳で急性心筋梗塞で死にかけたらしい
      のですが、幸い、現在に。

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