60代に胃癌で胃を全摘出をした人と電話で話すと、もう10年は経過しているから大丈夫かなと思っていたが、『最近、病院で腫瘍マーカー値が少し上がって気になってしょうがない。ずっしり肩に石臼を乗せているようで、その記憶や心配が取れなくて、落ち着かない毎日を過ごしている』と話していた。『健康診断なんかしないで、すっきりした人生の後半を送りたい』と。

病院に行けば何らかの病気が発見されて、やれ検査や薬で病院と薬メーカー、MRIやPET検査にも機器の原価償却をしないといけない病院経営であるから、次々と検査に回されてくる。5月26日、知り合いが札幌へPET検診に行くと、待合室に中国語のポスターが多数貼られていたので、『中国人は多いのですか?』と聞いたら『そうなんですよ、富裕層が団体で来るのです』。MRIとPETはガンの疑いがあれば日本人なら3割負担で約4万円。日本の健康保険が効かない中国人は健康目的のPET検診で40万円くらいかかるはず。

北海道の土地や水や森林も買われていて、いずれ中国郡北海道になる日も現実の問題になるかもしれない。先日、北海道に来た中国の首相も目的は北海道の食糧をもっと買いたいという趣旨であった。生き延びるためには、食べものがないといけない。川も土壌も南シナ海も汚染され、空気も汚れた中国都心から新千歳空港に降り立つと、空気が違うはず。北海道は人口密度も低く森林や畑や牧場がある土地は桃源郷だ。面積は九州+四国+山口県の面積。ニセコや倶知安の土地に別荘を作り、札幌のビルやマンションも買われ、それを導く不動産業者も跋扈している。中国富裕層を相手に商売と観光を手がけている華僑や日本人も多い。PET診断もその一つである。

しかし、PETでがん診断をされて、その処置は中国の大都市病院へその画像を持って手術をするのか、日本の病院で処置を受けるのだろうか?とんでもない費用になるが、それでもOKなのか?健康診断の話から中国人観光客が日本の医療機関にやってくる話を書いたが、実は筆者はある大手旅行代理店から『中国人にPET検査を受けるツアーを企画しているができないか』相談されたことがる。『検診を受ける人は1泊2日にして、同行する家族は観光旅行をさせる』というものだった。もう10年以上も前の話であったが、現実になってはいるが、手遅れで死んでいくのも生き方のひとつの選択肢かもしれない。

  1. 働く高齢者A。

    身体の具合が悪い人、重い病気の人、僕たちの周りでは大変な事になっている。知り合いの大阪の兄も手術後の抗がん剤で転移を抑えているようですし、元新聞記者の方もそんな話をしている。国民の二人に一人は病気にかかっている時代ですから、自分も他人事ではないような気がしますね。僕は具合が悪ければ、MRIやCTなどは進んでお願いしています。血液検査もです。少しでも安心できるからです。寿命は仕方がない事ですが、できる限り働きたい願望も手伝って半年に一度くらいは検査のような事をします。人間、長く生きていれば機械と同じく傷むところが出るのは当たり前です。ムリしたところから傷みますから、運動不足とは言われながらも、ほんの少し歩く程度で過激な運動は止めています。社会保険があるうちに治すところは治しておこうと思っています。それにしても中国人の方々は病院にも大金を使うんですね。

    • 大げさに騒いで病院へ行く人が長生きをしてます。我慢強いとそれがストレスでガンを発症しやすいという俗説もありますが、半分は
      あたってるかもしれません。30代での乳がんも増えてます。若いですからがん細胞も超元気で広がりやすい。義務感でする運動はどう
      なんでしょう。働く高齢者さん程度がベストだと思います。自宅でも相当歩いているはずです。倉本聰さんの講演会で、健康を目指しに
      運動施設に行く人を皮肉ってました。走ったり、歩く器具がありますが、自宅の周りを歩けばいいじゃないか。しかもそこまで車で行く。
      痩せるために行く人もいるが、そもそも太るものを食べなければいいと。簡単なことを複雑にしているだけだと。

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