おっとどっこい。キタサンブラック元気でした。
9月6日の胆振東部地震の際、全道270万戸が停電したのにも関わらず、道民は耐えた。真っ暗な夜を過ごし、私は翌7日の夜に軽いパニック障害に襲われたが、漆黒の闇の中で、隣近所、助け合いながら何とか生きのび、9月19日にはススキノのネオン街にいつもの明かりがついた。
札幌駅にもハングルや中国語が少しずつではあるが、聞こえてきた。地震前の観光客には程遠いが、いずれ復帰するだろう。解せないのが、北電の今回のブラックアウトの原因追及で、地震で全道の人たちが一斉にテレビを見たことが電力消費を押し上げ、結果としてバランスを崩して、最悪の結果を招いたと、道民の行動について一番の原因としていることである。たとえそうであっても、初めから『夜中の地震は大きな停電の連鎖につながるからできるだけラジオを聞くように」とかアナウンスをしておけばいいものを一切、そんなアナウンスは聞いたことがない。原発安全神話もそうだ。
電力を選ぶ権利を取られた道民(国民)は、何を言われても最終的に『はいはい、そうですか』と言うしかない。発電と送電をせめて分けて会社を構築しないと、全国民、やられ放題である。ドイツやスペイン、デンマークはフクシマ以降、自然エネルギーにどんどんチェンジしている。放射性廃棄物をどこにいつまで置いておくのか、何も決めないまま、原発をつくることで儲ける人たちのしたい放題であった。原発で儲けたお金はフクシマの事故で全部、吹き飛んでしまったのではないか?これからは子孫へ負債だけを残して、世界じゅうにばらまいてしまった放射能がぐるぐる大気や海の中で回っている。
近々、北電は大通り再開発のために、本社ビルを壊して新本社ビルを作る予定があるから、建築費用もかかる。泊原発を見守る維持費だけでも金を相当に使う。それにしても真っ暗闇の中、混乱も少なく、不幸にも山崩れで下敷きになった人々や札幌の団地で液状化のため自宅が傾き住めなくなった人々が発生した悲劇はあったが、家そのものの倒壊は少なかったことに気付いただろうか?北方住宅は、壁の間に断熱材を入れたり、窓も二重にして寒さを防ぐから結果として強固な住宅になっていることが振動に強い住宅になっているのかもしれない。
昨日(9月21日)厚真町の隣町・早来町へ蕎麦を食べに行ってきた。(そば哲 遠浅店)自衛隊の救援車とすれ違いながら、日ごろ世話になっていた蕎麦屋さんも被害を受けたとHPに書かれていて心配だったのである。『店の中はなんとか片付きました。』と店主。近くにキタサンブラックが放牧されている社台スタリオンへ。12時30分だったが,故トーカイーテーオーがいた場所に黒毛の巨体・キタサンブラックがいた。筆者はカメラなくスマホなく、ガラケイで撮影した。観光客は10人以下。震度6強に耐えて、元気に草をはむキタサンブラックでした。ここの上には北電厚真火力発電所から送電線が走っている。妻と『ランゴリアーズの風景だね』と。スティーブン・キング原作のテレビドラマでたくさんの高圧電線がなぎ倒されるシーンを思い出したのである。午前11時から12時までいる場合が多いので今度撮影できたらアップします。
大震災経験者。
先日の胆振東部地震も相当きつかったし、今も予断を許さない余震が続いている。経験から言えば200年以上経っていた田舎の家屋は大きな地震でも壊れなかったし、大型台風で巨木が倒れて大屋根にのしかかっても壊れなかった。ただ、本州は雨が多いのでトタン屋根は少ない。トタン屋根は雨音が煩いからだ。瓦屋根は重く大昔の家屋は梁も太いが、その後の街中の建築では柱も次第に細くなっていったせいか、直下型地震には耐えきれず、しかも瓦の重さも手伝って屋根の三角部分(トラス)だけが地面に残されるハメになった。田舎の古い家屋は瓦屋根でも大概の地震でも壊れない。北海道の家屋は雪も軽いため屋根が比較的軽く作られていて直下型にも強いと思う。しかし液状化や地割れなどには、どんな家屋もビルも耐えられない。鉄骨造りが地震には強いとされていたが、今では耐震用にカーボンファイバー(炭素繊維)のワイヤーを張り巡らせた建築物の研究が進んでいるらしい。古い文化財などを護るためには軽くて丈夫な素材が求められているようだ。
seto
木造の家は強いと言いますね、鉄筋より。さっき郵便受けに火災共済の更新の案内がきて、地震保険をどうしようか考えてましたが
100%は全壊で生きてないかもしれず、生きていてもどこかの公営住宅でOKということで入らないことにしました。調査機関が
入り、現在の住宅を捨てるのが一番です。ローンもゼロだし。ローンが残ってる人たちを救わないといけないですね。1年や2年の
猶予だけでは、未来や希望が見えてきません。耐震偽装のマンションに住んでいた人たちのローンはどうなったのでしょうか?
坊主の孫。
あのパチンコ屋のマルハンが震災で閉店になっていた。機械が使えないくらいに被害を受けたのだと思う。工事関係者が出入りしていたが、19日に駐車場の柵に看板が出た。「地域の皆様へ、本日15時から17時に防災グッズを無料配布します」と。家内に告げると1個貰ってきた。見ると防災カーグッズで小さな段ボール箱にいろんな防災用グッズが詰められていた。中でも携帯トイレや7年間持つ飲料のペットボトルやスナック菓子や防寒用具もあった。翌日午後から店は開くことになったが、マルハンも含めて近隣は液状化などで大被害を受けただけに、普段は嫌っていたパチンコ屋だったが、こんな時の社会貢献には拍手を送りたい。
seto
なるほどマルハン、やりますね。DIYのホーマックに行くと、防災関連グッズコーナーだらけ。ガソリン20ℓ缶も売れてました。
ガレージに置いても危ないですね。単一電池を4個買えましたよ。偶然、カナダ映画『スイッチオフ』という電気が急になくなる映画
を見て、山中に暮らす父親と娘2人がどうなるかというストーリでした。それぞれがライフルを持つ人たちなので怖いですわ。山の中
なので、木々を切り燃料にし、川の水でお湯を、食べ物はブルーベリーや飼育してるニワトリの卵、父親がチェーンソー事故死した後
、娘二人はどう生き延びるかというテーマでした。強姦魔現れたり、大変!町のスーパーも泥棒続出、ガソリンゼロのスタンド。