中国便り(その4)
中国に渡った建設会社の知人からSkypeで聞いた話です。中国の住宅事情と人柄の地域差の話です。
中国の住宅、といっても伝統家屋ではなく、近年建てられた
洋風の建物のこと。外見は日本の住宅地で見かける建物と
それほど変わりません。違うのは3階建てが多いのと
サイズが大きいこと。これは、戸建てを建てられるのが
富裕層だけだからでしょう。
外見は見ていても間取りは日本の住宅とは相当違って、
ドアを入ると玄関がなく、いきなり居間になっています。
台所も丸見えで、ドアをあけるといきなり家族でご飯を食べてたりします。
しかも、ドアを開けっ放しで生活してる家も多いとか。
中国人は民族意識、同族意識が強く、湖同(フートン)という
伝統的な共同住宅でまとまってくらしてましたが、
その生活パターンをそのまま洋風建築のなかでやるそうです。
また、現代的な間取りを設計できる建築士がまだまだ少ないのも
こういう住宅ができる原因らしいです。
実務の話の合間の雑談なので、脈絡はありませんが、山東省の話。
彼のいる山東省は「山東大漢」と呼ばれるほど背の高い人が多く、
180cmはざら。歴史的にも、孔子、諸葛亮など、
優秀な人が輩出したことで有名です。孔子や諸葛亮も
大男でしたからね。人柄もいい人が多く、
中国の中でも別人種なのではと言われるほどです。
皇帝の中の皇帝だけが執り行える「封禅」の舞台となる
泰山や梁山泊もあり、中国の中でも特別な場所です。
(観光案内みたいですね)
逆に黒竜江省、安微省河南省は人間が悪いことで有名だそうです。
ただ、別口から聞いた話では黒竜江省あたりは
すらっとした美人が多いとか。悪い美女が多いんでしょうか。
昔の少年
現代中国はよく分からない国のひとつですね。太古の昔から日本が学んできたお手本のような国と思っていましたが、或る時代から近代化に拍車がかかる都度、僕達のイメージから大きく変わって来ているようです。日本と違って大陸の中の大国ですから地域格差も大きい事は分かりますが、旅行などで日本を訪れる富裕層?にしてもマナーが悪かったり、国際社会の中でも我がまますぎてトラブったり、今は必ずしも世界のお手本とは言い難い国に思えますね。最近の日本も、決して中国を非難するほど自慢は出来ないですが、中国も昔のように信頼の置ける隣国の友人になって欲しいと思います。僕の知り合いも中国人と結婚して向こうに住みながら日本との往復でビジネスをしているが、常識の範囲も日本とは大きな格差があるらしく、役人達と手を結んで、よほど旨く立ち回らなければならないらしいですね。それにしても中国人の女性は怖いと言っていました。浮気などバレれば殺されるかもと・・・。そして中華料理は日本の方が美味いとも。(日本人の舌だからでしょうか?)暮らしてみなければ分からないでしょうね。本当の中国の事は。