高間龍一撮影 華かご イルミネーションを魚眼で撮影。1/30秒。f/48mm ISO500

12月に入って毎日、ブログを書いてきたが、師走になると仕事も多少増えきて、読書とブログにエネルギーを割けず、恥ずかしながらきょうは雑談でお茶を濁す。

まずは携帯電話の崩壊から。ゲオで1800円で買ったau携帯が、真ん中の部分が割れそうになって新機種に交換。機種代金ゼロ円だが3年縛り、かけ放題月2700円。LINE機能あるがWi-Fi環境のみ使用可能。auは22年間使ってるので棺桶に入るまで変わらないつもり。週3回のバイト営業であるが、携帯に仕事先や都心に出てきた旧知の人から電話が入るので、手放せない。最強の通信はガラ携帯で情報は盗まれないし、するっと手から滑り落ちない。何より時代に乗り遅れている感がたまらない魅力だ。次から次と、通信会社と広告代理店のマーケが考える『どうやってスマホを頑強な60代や70代世代へ持たせるか』ことの裏をゆく生き方に私自身、粋に感じるからどうしようもない。

大学の同級生と居酒屋で会ったとき、スマホに次々送られてくる孫の写真や海外旅行の綺麗な風景を私に見せて『便利だぞ!』と言うと、よけいに拒否反応が出てしまう筆者である。『いいよ』と言えば『ダメ!』、『ダメ』と言われれば『いいんでないかい』だ。

私自身、同調圧力を感じると無意識にその反対を志向する癖がついている。しかし、この癖は実は仕事においては生かされて、『それは無謀な企画だ』と言われた『石』の特集(私は石ころが好きだから)を『札幌軟石』特集で結実させて学術色の高い記事を作った。小学校の炊事遠足で通った藻南公園近くにたくさんの軟石採取場があって覚えていたのである。石を舐めるのも好きで、あるとき舐めて唇に石がくっついて血を出したことも覚えている。

12月でクリスマスが近づいた。クリスマス用品の横に正月のしめ飾り。生まれてから神棚と仏壇のない家で22年間過ごすと、祈りとか手を合わせる習慣が身につかない。こういう場面は必ず周りをキョロキョロしながら真似て生きてきた、たぶん、兄も妹も不自然な苦労をしているだろうなと推測する。次男と次女の両親であった。先祖を敬わない心はどこかで私のキャラクターにも影響を与えていると思う、生意気さやヒニクレや情緒のアンバランスに。しかし、両親の若いときを考えると父は少年で南満洲鉄道へ、母は少女時代を子供のいない大阪の親族へ日本海と津軽海峡を渡っていった流れ人と思えば、なんとなく二人の家庭が緩い古い習慣に縛られない家族になってもおかしくない。そんなことを考える夜であった。

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