仕事したくないとき、ほか雑感。
昨年10月に63歳で仕事を辞めたが、もやもやの気分のまま1月に64歳になり、もう7月だ。現役のときから「ブログやれやれ」と唆されていたが、今回、退職を機に、時間を持て余すことも予想され、彼のデザインも気に入って、「よーし、日本で一番美しいブログを書くぞ」と粋がったが、その日の気分で「乗らない」日々が続く。
「これは、仕事をしていて、今日は全く仕事をしたくない」気分と共通している。「そんな内輪話なんか聞きたくないわ」と思われたら、返す言葉もないけれど、どうせ生きているのなら、楽しくいきたいものである。平凡だけど。私の部屋は山下達郎のポスターと大滝詠一さんが急死した後、発売されたCDボックス「Best Always」の15段新聞広告、竹内まりやのポスターをべたべた貼って、私の身を置く環境つくりをしている。
「仕事をしたくないとき、どうやって自分は時間を過ごしただろうか」と振り返ると、内勤職や研究職と違い、営業は会社を出ると原則自由。ポケベル、携帯、スマホが次々出てきて、営業職の自由度はぐんぐん下がったけど。便利は自由の侵害にもつながる。多忙な人は風呂場やトイレでも電話で仕事をしていると聞くと、凄いな思う半面可哀そうだなとも。
「風呂場で子どもの背中を流しているとき、電話が鳴ったときはさすがに出なかったよ」という同僚もいた。しかし、発信元を見るとスポンサーの場合出ないわけにもいかず、すぐに電話すると。24時間営業の会社なので、当然、広告会社の営業マンもそれに付き合うはずだと思い込んでいる。そういうふうに仕事をするから使い勝手のいい人という勲章を相手先からもらえ、売上も上がるのだが。
20代30代40代前半までは、心身の無理がきくけどそれを過ぎると辛い。ある重電機メーカーの支店長の話だけど、そこの研究所に工学部を出た優秀な人材が入ってきた。少し変わったやつで、毎日、研究所の噴水前の芝生で空を見ながら物思いにふけっていた。みんな「あいつのことだから、今にとんでもない物を発明するアイディアを練っているんだ」と全員思っていたが、そのまま何事もなく定年を迎えたと。
半分,うらやましそうに営業上がりの彼は言っていた。そういう余裕が感じられた時代の話だが、ひょっとして隠れた発明が実現されなかったけどあったということも考えられるね。ということで、何も仕事がしたくないときは、噴水前で思案する研究者の姿を模して、「考えてるふり、悩んでいるふり、困ったふり、昨日食べた食べ物を思い返す練習」など、心の中は自由なので、そして覗かれないのだから、その特権を生かそうという結論でした。
私のブログも彼にならって、何か画期的なことが書かれてあるぞと期待させて、そのまま終わるというプロセスかもしれない。
匿名
「人間とは・・・」と大上段に構えなくとも、少なくても僕にはバイオリズムみたいなものがあるようです。何事にも「乗る日」と「乗らない日」があって週中から週末に掛けては比較的「乗る日」に当たるのです。短いようで長い人生の中でもバイオリズムが多分に作用していて「乗っている時季」には多少ムリをして、「乗らない時季」にはラクをしてしまう。これで相殺されてストレスも解消されているようですね。昔々、某電力会社のワガママ担当の方から日曜日に自宅で寛いでいる時に電話が来て、打ち合わせに自宅までスグ来てと言われました。その当時は営業になりきっていなかった僕はシブシブ行きました。彼のうちも引越しの最中なのに散らかった中で打ち合わせをしました。休日ゴルフの最中にも電話が来ます。幼稚園の子の付き添いで動物園に居ても電話です。カラオケの最中にも電話です。都合の悪いこんなときは、音に気づかれないように注意します。グリーン上だと『カラ~ン!』なんて音がすれば遊んでいることがバレバレです。猿の鳴き声もヤバイです。カラオケは大変です。トイレに行っても廊下に出ても、外に出ても、どの場所にでも大音量の音楽が流れています。サービス業の休日はそれぞれが違うので営業なら仕方がありませんね。でも遊びながら仕事の受注を取れると最高ですね。だから電話には極力出るように心がけています。バレないように。
K
サーバートラブル直りました。サーバーというのはけっこうデリケートなところがあって、こういう記事を書くとふてくされることがあります。(ウソ)
昔の少年
Kさんて外国の方ですか?。ジョークが・・・(笑)。仕事のトラブルもサーバーに送りたいですが。