夏の終わりのコーヒータイム
1)昨日、娘から山下達郎追加公演のニュースが飛び込んできた。熊本市で新しいホールができるのでこけら落としに熊本市長が達郎さんにオファーの手紙を書いて、達郎さんもOKを出したとのこと。12月初旬公演らしいいがチケットは10月に売り出す。申し込むことにした。万一当選すれば(たぶんダメだと思うが)新千歳空港→福岡空港→九州新幹線で熊本まで。パニックが出ないことを祈りながらの飛行機だ。それにしても市長みずから招聘したいアーティストを呼ぶなんて素敵な市長さんですね。熊本と言えば水前寺清子なんですがね。札幌の2公演申込み(お席をご用意できませんでしたメールばかり)の私としては、なんとか行きたいものだ。ことし3月17日、小樽でもアコースティクライブ(200名)に選ばれ(申し込み8000名)、立ち見席ながら手の届くところに山下達郎・難波弘之さん、伊藤銀次さんの年金コンビの迫力あるライブを堪能した私なので、欲張ってはいけませんね。
2)SFドラマ『ストレイン』に嵌っている。シーズン3に入って3巻目、シーズン4でおしまいだがシナリオが良くできていて飽きさせない。グロな部分もあるが、すぐにカメラをカットしてくれる。心臓が痛くなるシーンもたくさんあるが、パンディミック、ローマとナチスの歴史、善悪、恋愛、裏切りが走り続けるSFで中毒になりそう。NYのビル街のシーンでたえず煙を出すビル映像があるが9・11を想起させる意図を感じる。
3)9月の最初の土曜日に88歳になる中学のクラス担任を囲んで開くクラス会がある。その主賓から突然、電話。都合で出れない話かなと思ったら、93歳になるひとり暮らしの姉の話題であった。毎日、食事提供をするデーケアサービスの施設から、『認知も進んでいるようなので、長男のあなたのところで引き取って暮らす』提案を突然されてパニックになってしまったらしい。『普通、それはケアマネージャーと親族で話されることですよ。』と私。11年前に夫を亡くして子供のいない姉なので、兄弟のところに施設から相談されたのだ。先生曰く『昔から頑固で人の話を聞かない、他人と一緒に食べたり遊ぶのが大の苦手。集団生活ができないので、施設に入れるにしても姉を説得するのが大変』と嘆息。とりあえず、施設を数か所紹介して電話を切った。88歳の夫婦が93歳を介護するシーンを思い浮かべて、あり得ない現実だがこれからはあり得るかもしれない。『自分に認知の疑いがあるから早めに施設に入り、周りに迷惑をかけないよう生きたい』と思うのは、まだ大丈夫。『私は大丈夫、大丈夫』と言う人ほど危ない世界。自分の母を老健施設に入れる当日、車に乗せた日、母は口をへの字に曲げて一切、こちらの言葉に反応しなかった。『ここまで3人育てて、私を施設にぶち込むのかい?』。80歳のときであった。