土曜と休日に札幌の特養老人ホームで管理人をしている人から短信です。

息子さんが埼玉在住の入居者がいます。年に数回面会に来ます。昨日息子さんが会いに来て、介護タクシーで教会に行きました。
そろそろ帰所の時間に息子さんから電話がきて、「転んで頭打ったので救急車で救急病院に搬送する」とのこと。

こんな場合対応する担当職員は2名いるけど休み。
日直の女性(総務)が息子さん・ホームの介護職員・搬送先の病院などと対応。
5時ごろとりあえず戻る。明日再検査する予定。
息子さんは埼玉へ帰り、あとは地方在住の娘さんとホームの看護職員が対応。
この娘さんも遠いのであまり来れない。ホームの介護職が付き添うことになるケースだ。

札幌のホームだけど親族が地方の入居者は意外と多い。
なにかあったときホームに任されるケースが多い。
特養だから何らかの障害のある入居者で、朝元気で昼に急逝するケースもある。入居者の体調が急変して家族に連絡しても、札幌のホームに来る途中で入居者が逝去、家族が間に合わないケースも多い。でもクレームはない。みんなサバサバしてる。

親族が近くに住んでいてもほとんど面会に来ないケースも多い。
自宅では面倒見切れない要介護の人ばかりだから、預けたほうもほっとし足が遠のくのか。

特養は現代の姥捨て山かもしれない。

 

  1. 近くの親族でもめったに面会には行きませんね。施設に入所させられることが決まった直後の昨日、デイサービスに行っていた義母がショックでペースメーカー入りの心臓が止まったそうです。看護師をしていた孫の嫁が見に来たそうですが、どうも死んだかどうかの確認だったようです。医師の助けもあって気丈な義母は生き返りました。長生きさせたい実の娘たち、義母を預かる義弟家族との間では経済的、精神的負担も大きく、それぞれの立場で考え方も大きく違います。

    • 私も母を車に乗せて、老健施設へ送る当日、最後まで私との同居を期待していたのか、車中で一言も母はしゃべりませんでした。何度もここに住むんだよと納得はしていたのですが、いざ当日になると精神的なショックが出たのでしょう。道内に子供は私しかいないので兄も妹も手が出せず、私が施設探しをしてきました。月に15万から18万かかりますから私などはとうてい入れないですね。野垂れ死にが理想です。親の介護で兄弟けんがも出てきます。特に実際に手を当てるお嫁さんの負担が尋常ではないのでね。近所でもありますす。親を捨てるようにすれば今度は自分が捨てられるのが世の常かもしれません。特養ホームに入る実母に『母さん、早く死んでくれよ。頼む』と言った長男がいます。コンビニ経営が失敗、全財産を自分名義にして借金を返済したかったのです。残酷な話ですが現実です。

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