札幌駅前で18年前に開業した夫婦で経営していた居酒屋が12月で閉店。先週に続き、筆者は今日もカウンターに顔を出した(12月25日)。しかしクリスマスは家庭で送るサラリーマンが多くなって、お店の中は空いていた。駅前周辺は居酒屋激戦区。90分サッポロクラシックビール飲み放題770円の店も出てきた。安いお店は若者やOLで大賑わい。8月に奥様が京都に帰り、しばらく別居暮らしが決まり、京都弁が店から消えたのも大きい。夫婦で自営業を長く続けるキツさはあると思う。近所で抜群に美味しい脱サラして独学でそば打ちを究めてた蕎麦屋さんがあった。昨年12月の年越しソバの予約に行ったとき、ママから『ことしでこの店を閉めることになりました。長い間のご愛顧ありがとうございました、実は昨年、夫と離婚していたのです。それでも娘がいるので3人で頑張ってきたのですが、娘が妊娠したのを機会にお店を閉めるめることにしたわけです』ランチタイムの蕎麦、夕食代わりの蕎麦が食べれなくなる寂しさ。駅前の居酒屋の社長の話では『経費のかかり過ぎ』が閉店の理由だと、特に固定費がきつかったと教えてくれた。中学のクラス会といえば、ここで5000円で3時間飲み放題・食べ放題にしてくれた。実は4時間いたのだが。そういう融通の利く居酒屋が無くなった。12月26日の『日刊ゲンダイ』に飲食店倒産。過去最多の記事を見つける。11月までに飲食店の倒産は668件、このままいくと過去最多の17年707件を上回る。人手不足、キャッシュレス化、改正健康増進の施行が来年で屋内原則禁煙になるので、喫煙者を迎えるには喫煙専用室の工事をしないといけない。中小の居酒屋はこれで負担倒れになって、居酒屋経営のうまみがない。消費税率アップでレジを買えたばかり、今度は改築費、さらに人材確保のため時給を上げないといけない。固定費が次々、利益を食っていく。さらに居酒屋の社長は私と同じ糖尿病で、医師も私が紹介した『どこかで小さな小料理店』を出すのが夢で、決まったら教えてもらうつもりだが、ススキノだけは行かないで欲しい、願うばかりである。札幌駅から離れたくないのである。

  1. 客商売は、苦労はあっても、きっと楽しいのでしょうね。いろんな人々が訪れてくれて、いろんな会話が出来て、しかも商売になるとなれば最高ですね。でも顧客獲得にはそれなりの立地条件が伴いますから、自社ビルならともかく、テナントなら家賃が相当なウエイトを占めますから、大安売りばかりでは到底やっていけませんね。しかも、常連客が集まってくれるのは有難いのですが我儘を聞いてあげているうちに、一見さんは来なくなり、常連客には感謝されても利益も上げられず、やむなく倒産と言う事にも成り兼ねませんね。一般客から言わせてもらえば、常連客ばかりの店には行きたくないですからね。商売の難しさはやって見なければ分からないのでしょうね。

    • カウンターは常連多いです。昨日もひとりで来ていた常連さんもおしゃべり。こういう時間が楽しいですね。彼も会社の人となら愚痴が多くてつまらないと言ってました。いろんなことを教えてくれました。電気・技術畑の人で楽しかったです。この店にはこういう貴重な出会いがあります。

  2. 巷では、呑み放題、食べ放題大流行りですが、我々下戸で小食組には迷惑な話ですね。飲み会は割り勘で何も飲まず、何も食べずに終わりますからね。ましてや普通の飲み屋などに行けば尚更です。ここぞとばかり高価な酒のガブのみや食べ物を沢山注文して割り勘ですからね。それなら未だましな方で、終いには酒の勢いで「財布を忘れた」演技でもされようものなら最悪です。意地汚い人とは二度と行きませんけどね。忘年会シーズンで、あちこちで愚痴るお酒飲みも多いですが、ダラダラ飲み食いしないで、お酒も料理も、美味しいものを少しずつで、静かに過ごすのが良いですね。

  3. ススキノのスナックを経営していた友人も随分前に辞めました。北区に有った親が残した自宅を売り払って、同じ水商売のフィリピーナと結婚してフィリピンへ移住しました。しかし最近大阪に戻ったらしくフィリピーナの彼女からLINEが来ました。英語で返信しておきましたが、その後は連絡もしていません。大阪で、また水商売を始めたのか?も知れません。仕事と言っても他にサラリーマンの経験も無いですからね。きっと同じような仕事に戻ったのではないでしょうか。水商売も人口密度の高い土地でやらなければいけないのでしょうね。家賃を十分にカバーできるくらいの。

    • 水商売の世界は余り知らないですが,同級生でスナック経営していて辞めた人がいるだけです。酒には縁がないですね。

  4. スナックへ行くといつもカウンターの隅っこに常連客が黙って飲んでいます。よく調べると、どうやらママと親密な関係らしく、閉店後はママのマンションに泊まっているらしいのです。時々マイクを持って歌うのは決まって石原裕次郎です。チョット似ていて年季が入っている感じです。どこのスナックにも居ますね。常連の主が。

    • 常連の主ですか?お金が目当てですから,情けは禁物ですね。そういう関係に入ると、ほかの客がいずれ気づいて逃げますね。働くほかの従業員イヤですよ、きっと。下手な商売の仕方だとおもいますね。

  5. 常連客や知り合いの来客の多い店は大繁盛か?または倒産するか?のどちらかでしょうね。常連は居心地がいいからいつまでも居て、席を占領していますから、新規の来店客の居場所はありません。それでも常連さんが大枚はたいて使ってくれるなら良いのですが、人の好い店主やママに甘えてしまう客は、店側から見れば最悪と言う事になりますね。結局は、いつまでも営業して欲しい客側の希望も、それなりの営業への協力が無ければ続きませんね。ましてや近隣で価格競争が始まれば、新規客の争奪戦ですから、それに巻き込まれたらお終いですね。

    • 私の叔父が喫茶店を経営してました。が、常連だらけでカウンターを占拠して,子供のおもりまでしていて興ざめしました。私事を余り入れるとダメ。

  6. 私の姉も東京で喫茶店を経営していた事がありましたが、廃業しました。コーヒー一杯で長居する客が増えればテナント料にもなりません。ですから、コーヒーなどの飲み物よりも、サラリーマンの昼食だけが頼りだったようです。お昼休みの短時間に売り上げが見込めるからです。正午過ぎに来店して、午後1時になれば全員引き上げますから効率がいい訳です。昼だけの店に限定すれば良いのですが、昼だけのテナント料ともいきません。お客にしてみれば関係無い事でえすが、やはり都心での営業はテナント料や管理費が掛かり過ぎですね。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です