志村けんさんの『変なおじさん』を5年前に読んでいて、へんてこりんな長屋話です。ブログ30回目くらいです。新型コロナウィルスで、治療に従事する医師・看護師・補助員に十分な医療マスクと休息を与えて欲しいと願いながら再録します。看護師の保育施設だけは開けて子供たちを預かり、病院勤務できるようしたいものです。

ブログ開始1か月記念 雑談

 志村けん

八っつぁん「おーい熊さんよ。ブログを書いてるご隠居から30本目の記念に何か喋ろというので来たが、酒の1本や2本を用意しろってもんだ、その方が舌が滑らかになるわ」

熊さん「ケチな隠居だな。おれたちと同じ長屋に住んでる貧乏人だからまあ許すか。貧乏人は物を書いちゃいけないよ。どうせ、恨みや嫉みしか出てこないんだから」

八っつぁん「何言ってやがる、貧乏人がしゃべらなくて世の中、良くなるわけないだろうが。熊みたいな物言いじゃ、誰も話なんか聞いてくれないやね」

熊さん「ところで、八っつぁんや、太古につながる・・・あと何ていったっけ。そのブログっちゅうの見てるのかい?」

八っつぁん「隠居から、読んだかうるさく聞いてくるから仕方なくね。何を言いたいのやら、さっぱりわからん。まわりくどいんだよ、言葉がさ。知ったかぶりして小賢しい。はっきり言えよだ・・・。ブログなんて書いてるやつは女々しくて嫌いだ。そんな書く時間あれば、クギ1本でも打って働いて稼ぎなさいだ。汗水垂らして働くことが一番大事なんだよ。といって俺は酒ばかり飲む怠け者だけど。あっはっはっ。」

熊さん「まあ、半分当たってるね。暇だから書いているんじゃないの。八っつぁんや俺とは話が合わないし、おしゃべり相手探しに、文字をどこかに飛ばしてるんだ。朝から何やらパタパタ字を打って、よく飽きないご隠居だ、まったく。歳はいくつだ」

八っつぁん「1月で64かな。もういい加減くたばってもいい歳だよ。あの世代は、男根の世代、失礼、団塊の世代っちゅうやつかい。若いのから年金泥棒世代っていうやつもいる」

熊さん「そのひとつ後だろうが、大して変わらん。しかし、毎日、ああでもない、こうでもないとよく書くよなあ、あの隠居は。なんでも書くのに困ったときは、イソップ出したり、老子出したり、自分の失敗まで恥ずかしげもなくさらして、どうもマゾっぽいな、隠居は。ブログもそろそろ終わりってとこかな。もう書くことないだろうに」

八っつぁん「それが、あの爺さん、志村けんが大好きで、ブログはしばらくダイジョブダーって言ってるから変なじいさんだわ。ところで、隠居の子供たちや奥さんはどこに行ったやら」

熊さん「奥さんは、失礼しますと、三つ指ついて実家に逃げたらしい。子供も手がかからず、それで時間を持て余してるわ。仕事辞めれば、タダの人。俺たちは手に職があるから、いつまでも現役だ。定年は病で倒れるか、くたばるかだ」

八っつぁん「やばい、向こうからご隠居が来る。この辺で帰ろう。熊さんや、おれたちの話はどうなるんだ。まさか、みなさんに聞かれたりして」

熊さん「後でテープを聞いて、どうするかはご隠居に任せよう。さあ、大工道具持って、仕事、仕事!」

  1. 「8時だよ!全員集合!」で家族みんなや隣のTVの前に集まって笑いを共有した時代は楽しかったですね。それに一役買って出たのが志村けん達のドリフターズでしたね。アイドルタレントも出演したりと華々しかったですね。今ではTVの前に家族が集まって同じ番組を見るなどあり得ませんね。個々にスマホやPCの前、はたまた個々のTVの前で地デジだけではなくBSやCSやケーブルTVなどで好き放題に番組選択して視ますね。進歩し過ぎた現代では一つ屋根の下の家族もバラバラです。時代は違いましたが、家族を釘付けにしたドリフターズは偉大でしたね。学校教育では毒にも薬にもならない授業ばかりでしたから、毒もあり薬にもなったあのような番組をあの当時に放送した事にも改めて驚きますね。

    • 私は全員集合より『バカ殿』や手の震えるおばあちゃんやが好きでDVDも借りてきます。ネタの練り方への集中力がすごいし後輩の芸能人への面倒見もよくて貴重な逸材でした。ビデオ室に保管されている志村けんの映像をこれからどの局も編集し直して放映されるでしょう。下ネタも私は好きです。

  2. あの当時、確かに街の中には「変なオジさん」は居ましたね。休日に公園や繁華街に現れる女装した毛むくじゃらのスーパーの店主のオジさんや、座りこんでダルマの絵を描いているオジさんや、パンツ一つで走り回るオジさんなど、いろいろいましたね。都会に行くほど多かったのではないでしょうか。志村けんもそんな一風変わったオジさんたちを観察していたのでしょうね。

    • 志村けん自身が変なおじさんでしょう(笑い)。笑わせるには高度な知性が必要で、それを受け止める側にもユーモアを解する能力が求められますが。裸のおじさんもいました、雪まつり会場で裸ですからね、そして『あっはっはっ』と大声で笑っていました。笑うと福が来るですね。

  3. 大阪に居た若い頃、面白半分に人混みでにぎわう歩道橋の上で、友達と3人で良く「小芝居」をしたものです。街行く人たちの反応を見るのが楽しかったからです。或る時は僕が立ち止まって天空を指さして「あぁ、あぁ、」とか呟きます。まるで未確認飛行物体でも見つけたように。すると、周りに人だかりができて皆が空を見上げ始めました。もちろんほかの友人も他人の振りしてサクラです。またある時は「町で出くわした借金取り」です。いきなり逃げる友達を追いかけ取っ組み合いが始まり「金返せ!」の連呼です。何事かと周りには人だかりが。ドリフターズ並みでした。都会だけに無関心で素通りする者も多かったですね。こんなジョークも、エイプリールフールに再演してみたかったですね。

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