新型コロナの状況が2年も3年も続くと・・(ある医師の告白)
ある医師が『現在の新型コロナの状況が2年3年と続くと医師も看護師も病院もつぶれるかもしれません。疲弊して疲弊して倒れます』。『なので地区地区に”コロナ専門病院”と検査施設を併設しないと医師と看護師の疲労は半端ではありません。ほかの診療科目もあるわけだし、コロナだけに従事するわけでは病院の収支は取れません』札幌市も新型コロナ対策を始めて4カ月目(2月15日第1号)に近づき、5月5日にピークを迎えて、5月25日に緊急事態措置解除をして人の動きは活発になった。駅前大丸デパートと丸井三越が短時間とはいえ開いたのは大きくて、お金を持って主婦たちが短い滞在時間とはいえ、流れてくるのは大きい。
病院の話に戻すと、私のかかりつけの医師のいる病院は患者がパラパラ。これまで待合室にいた老人が減り、『経営、大丈夫?』と他人事ながら心配だ。老人の話をゆっくり聞いてくれる名医で人気がある。しかし、この患者数で大丈夫か。病院への医療費は2か月後に社保庁から振り込まれる。5月の医療費は7月に振り込まれるわけだ。75歳以上の老人なら医療費1割負担だから合計で10万円使ってくれたら100万円の収入になる。財産が何億もあれば当分大丈夫だろうが?!新型コロナで重症化する割合は70歳以上が約70%だ。しかも病院感染が多いので『薬はもう何か月分も手元にあるから行かなくても困らない』ので、自宅に籠ると病院は毎月の初診料収入もなくなる。
私の近くの病院に限らず、老人の通院で経営の根幹を支えてきた病院は次々と閉院や身売りと倒産に向かう気がするのだ。医師の失業問題も出てくる。医師の失業って戦後あんまり聞いたことがない。腕のいい医師は中堅の病院に転職できるが、クリニック経営の医師自身、高齢の医師が多い。全体の医療費の抑制にはなるだろうが、中小のクリニックでもPCR検査や抗体検査を実施できれば経営的には助かるかもしれない。しかし、安全面や専門性の点で相当な訓練をしないとクリアできない。万が一、医師自身が陽性になれば倒産の危険もはらむ。
老人の病院離れは全国で広がっているから、クリニック危機や医師と看護師の待遇低下は続く。しかし、医師のこれまでの暮らしや高い給与をもらっていたとすれば、庶民の同情は果たしてどうなのか?医師自身の実力が炙り出される機会になるかもしれない。コロナ患者を扱うと病院の収支は悪化する(一般病棟との隔離、手術件数減る、医師と看護師が他業務できずらくなる)ので現在、税金での補てんを検討(もう実施?)している。偶然、『選択』4月号に(病院にも迫るコロナ倒産)108p特集があった。サブタイトルは患者激減の異常事態。しかし、誰でも病院に行って感じたとは思うが、これまで75歳以上1割負担を利用して、余りにも患者数を増やし過ぎた病院、患者側、老健施設側3者に問題もあった。老健施設も老人を病院へ連れていくだけで収入になる、しかも1時間単価なので待ち時間が長ければ大きな収入になる、混んでいることが儲けにもつながる。
3ヵ月振りに病院に行きました。
今回の新型コロナ感染拡大によって、これまで見えなかった事や、見過ごしがちな事などが見えてきました。病院へは足も遠のき、もし、どうしても行かなければならない場合でも、コロナ感染への危険性回避のために薬だけを貰いに行きますが、受付で初診料?問診料?なのか支払います。前回の薬の効用が書かれたプリントを持ち込んでいるので、前回処方との確認作業だけの筈ですが、ちゃんとお金を請求されます。処方箋を持って薬局に行けば、当たり前ですが薬代を支払います。女房の分と併せたら、何と1万円札でもお釣りは僅かでした。診察してもしなくても大差は無いですね。でも、コロナ以前の問診と言っても「大丈夫ですか?お変わりないですか?」程度の会話だけですからね。「ハイ!次!」ってな感じですね。
seto
電話での問診も初診料がかかります。現在、薬は2カ月出せるので薬代もばかにならず、血液検査含めると1万円を超えました。医療費、高い。
昔の少年。
病院に限らず、企業はどこでも万が一の場合への備えまではしていないケースが大半ですね。経営上の理由からですが、最小限の投資で最大の利益を得るために経営者は先の見えない投資はしないですね。ところが今回のような事態になってしまえば、投資どころか、むしろあの時、投資しなくて良かったとも考えてしまいます。一般企業は最低でも従業員への給与とか家賃などが賄える場合は未だしも、内部保留もなく自転車操業では、たちまち倒れてしまいます。病院も効率面から考え、スタッフも最小限で済んだものを、新型コロナ患者対応病院では、一人の患者に対して従来の数倍のスタッフと労力などの負担が大き過ぎて、それに掛かりっきりにならざるを得ず、一般患者にまでケア出来ない状態なのでしょう。さらに新型コロナ対応病院ともなれば、自ずと敬遠され、これまでの通院患者数の減少にも拍車をかける結果になりますね。一旦離れた常連患者を、いつ取り戻せるか?コロナ終息が見えない現状では経営悪化が進むのは間違いないでしょうね。考えてみれば、すべては人、医者も看護師も技師も人ですね。
seto
コロナ感染者を受け入れる病院は決められてますから、そのままコロナ専門病院へ移行する可能性が高いですね。札幌に一つあります。アフリカでエボラが出てきました。ロシアでは疑似アビガンが投与され始めました。サバクトビバッタがインドを通過、中国へ間もなく入ります。小麦の根を食べる蛾の幼虫も繁茂してます。トランプも防空壕に入りました、叫ぶバッタです。
坊主の孫。
今回の新型コロナ感染拡大の最前線で戦われている医療・福祉関係者の方々への感謝のエールを送りたいですが、多少心の支えにはなるかも知れませんが、我々はニュースで知る程度ですが、過酷な現場での体力・気力まではケアなどできないでしょう。心配なのは、これから医療・福祉関係を目指している多くの若い人たちへの影響ですね。
seto
医師を志す人はコロナを猛勉強するとおもいますね。選ぶ学科に関係なく。新型コロナは必ずしも循環器に限らず、血液にも入り込むという研究も出てきてます。肺を超えていくのでしょうか?