6月12日、午前10時、札幌駅から会社まで歩いていた。会社前でカラスが低空飛行で私の顔の横を通過して脅す。カラスはユーターンしてまた私に向かってくる。なんだこのカラス。調べると4月から7月は産卵の時期に当たるのでできるだけ木の上のカラスの巣は見ないように歩くのが安全な通行の仕方らしい。12日は猛暑日で夏仕様のジャケットの下はピンク&黄色のTシャツ。色について調べると黄色い目立つ服が襲われやすいと書かれている。カラスの雛を守るために親ガラスはまず『カーカー』を4回鳴いて警告を出し、次に『ガーガー』とだみ声を出して襲ってくるとも。本当かな?カラスは記憶力がいい。カラスの巣をたとえば高い棒で襲ったりするとその人の顔を認識されて、攻撃した人の顔を5年間は忘れないという、さらにカラス同士で『伝達』があるかもしれないと推理する人もいる。そういえば昨年も100メートル離れた場所で私は2回襲われているから、顔認証でカラス界でブラックリストに乗ってるのかも。巣を眺めながら歩いていたから不審な人なのだろう。同じ日の午後2時、信号待ちの私に再度カラスが後頭部にぶつかってきた。たとえればティシュBOXの角で打ちつけられた鈍痛だ。隣に若い女性や通行人がいたが誰ひとりとして『大丈夫ですか』と声をかけてくる人はいなかった。『痛い、痛い』と言ってたんだけど。誰からも心配されなかったことで心が痛んだ。彼らはさっさと逃げていった。

カラスから攻撃されないために

カラスの多い歩道は避ける

カラスが近くにいたら全力疾走で行く

折り畳み傘を持つ

怒っているカラスには要注意(ガーガーとだみ声は襲う前兆)

カラスに背を向けない

光物(カラスはそういうものを集める癖がある)は身に着けない

カラスと目を合わせないようにする

しかし、不思議と『カラスに襲われるかもしれない』と不安を持っていると襲ってくることが多いのはどうしてか。偶然なのか。

イソップ物語でもカラスが出てくるので1編紹介する。『岩波少年文庫』

「カラスとキツネ」

カラスがチーズを盗んできて、高い木の上にとまりました。それを見たキツネが、わざと木のまわりを、あっちへ行ったり、こっちへ来たりしながら言いました。「おお、すばらしい。あなたは、すがたかたちもいいし、その羽根の色は鳥の王様にふさわしいものです。そのうえ声がよければ、間違いなく鳥の王様になれます。」これは、だまそうとして言ったのです。するとカラスは思い上がって、声を聞かせようと大きく鳴いたものですから、チーズが下におちました。そこでキツネは、それを拾って言いました。「カラスさん、なるほど声はりっぱだが、知恵が足りない。」敵の言葉を信用すると損をします

  1. 街路樹や車道間のグリーンベルトの樹木などに巣を作る事が多いですね。私も後頭部を蹴られた事や、真新しいスーツにべっとりと糞をかけられた事もあります。相手は翼があるので飛び去れば手も出せませんが、悔しい思いをするばかりですね。産卵期や雛を守るために、威嚇して人間を背後から襲う場合の標的は後頭部ですから、後頭部が隠れる帽子や髪のボリュームがあれば、目標がなくなり、攻撃されません。もし、攻撃目標にされた場合の簡単な防御法は腕を真上にあげて歩く事です。両腕でなくても片腕でも側頭部に添えて手をあげると、カラスの行動を妨げる効果があります。カラスの行動に不可欠な羽が、腕がある事で阻害されて、思ったように攻撃できないからです。腕でなくても鞄でも畳んだままの折畳み傘でも、書類ケースでも何か持っていれば、それが防御の道具になります。ですから逃げ回ったり、反撃するよりも、むしろ冷静に、おもむろ片腕をあげて防御体制をとる事が良いと思いますよ。

  2. もしもカラスが白かったら、そして、綺麗な鳴き声だったら、さほど憎まれずに鳩と同様な扱いをされていたかも知れませんね。白鳥や鶴なども、真っ白なゆえに、農家にとっては害鳥でも、見た目で愛され観光資源などにさえなっていますね。黒はマイナスイメージに繋がりますから、せめて街に多く棲むカラスを白くできないものでしょうか?。大学などで研究などされていないのでしょうか。さらにおとなしい性格にもなってほしいですね。

    • 黒字というところでカラスの色も貢献しておりますよ。白いカラスも考えると気味悪くてススキノを占拠しているカモメみたいになります。人間の住む横にカラスとスズメがいます。本来,共生関係でいきたいものですが、生ごみもカラスが散らかして道路を掃除することもありました。臭いにも敏感。生きるためですから。ほくでんはカラスの電線被害の防止のため、小さな風車を配電盤に置いてます。停電につながりますから。持って生まれて性格って、人間もそうですがなかなか変わりにくいですね。

  3. 長い話で申し訳ないですが、
    カラスは黒ばかりではない、色白のカラスもいるよという歌がありましたっけ。(嘉門達夫かな)
    昔、現役のころ朝小学校の前を通ったら、後頭部を思いっきり殴られた衝撃がありました。
    てっきり、小学校の上から何か落ちてきたと思いましたが、目の前をカラスがヨタヨタ去っていき
    カラスの仕業だと分かりました、8月末のことなので、まさかカラスの年2回目の繁殖期だとは知らなかった。
    2日後に美智子妃殿下の小学校訪問があるのを思い出し、すぐ近くの交番へ伝えました。夕方
    小学校の前を通ったら、歩道沿いの木が全て丸坊主になっていました。私は会社で頭から血が出ている事が分かり
    病院へ行きましたが、市電に乗ったら向かいの婆さんが恐ろしい顔で私の頭を見ていました(きっとカラスが見えているんですね)。落ちは病院でカラスによる流血と問診票に書いたのに、ガラスによる流血と勘違いされた事です。

    • すごい事件ですね、血だらけですか?まるでヒッチコック鳥のシーンみたいです。あの鋭いくちばしですから、ぶつかれば痛いし、血が出ますね。実は15日、午前10時に
      会社の前でまたカラスに襲われました。もう狙い撃ちです。気味悪いです。市内の街路樹にたくさんカラスが巣をつくってるみたいで気をつけてほしいですね。カラスに襲われたことが無い人って、逆にいるのでしょうか?

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