あの人のそばにいておしゃべりすると、刺激的な言葉が飛び出してきて、自分の大脳が活性化される。そういう人もいれば、どうもこの人は日常あんまり自分の頭で考えないで、言葉が脊髄反射的にポンポン飛び出すだけのつまらない人もいる。男女に関係ない。札幌はビジネスマンが通る道は限られていて、知り合いの人に遭遇する機会が多い。いきおい、立ち話やベンチに腰かけて近況報告会が始まる。最後に『ところできょうの夜、東京から大事なお客が来てススキノで接待する予定だが、1万円ほど貸してもらえないか』と無心する人がいたり、突然電話が来て『しばらくご無沙汰です。久々に会わないか?』と競馬新聞を丸めてやってくる知人もいた。彼曰く『福岡にいる母が体調が悪くて行かなければいけない。妻からカード使用禁止令が出ていてお金がないので5~6万円貸してもらえないか。』とか、見え見えの嘘をつく。すべて断った。在籍した広告業界では、とにかくお金に関するスキャンダルだらけ。スポンサーも仕事を出す代わりに接待を営業マンにたかってくる。ひとりで接待するのではなく必ず、伝票にサインする上司を連れていくことを忘れない。同僚を同じ穴のムジナにする。部全体の横領事件もあったが、チェック責任者も横領していたのだから呆れる。それを見逃した総務や会計事務所も同罪。事件の発端はある転職してきた女性から始まると言われているが真相はわからない。知らないうちに汚染(横領)が広がっていった。あの人の近くの人は金銭感覚が狂っていった。自分の身銭で飲み食いするならできないことを平気でする人間になってしまう。私もススキノの有名居酒屋や値段の高い寿司屋、ホテルのバーで経費での飲み食いをバブル時していたから偉そうなことは言えないが、サインで飲み食いできるのはけっこう快感であった。癖になることは体験としてあるので怖い。私は下戸で酒は飲めないので短時間で食べて終わった、弁解がましいが。その私を真似て違う営業がその店を利用するという習慣が続いたから私の責任も恥ずかしいがある。ところで、あの人の近くにいると、おしゃべりすると世間知が広がる人もいる。元アナウンサーで広い人間関係を持って、エピソードを入れて話してくれる。物事をまとめる力、話術の力を目の前で展開してくれるありがたい人である。

  1. 君子危うきに近寄らず。ですね。不思議な事に危ない人の回りには同じような人達が集まるものですね。そんな群れを感じたら、一刻も早く離れるか、抜け出さなければいけませんね。沢山の経費泥棒がいましたね。それも働かずして飲み食いゴルフ放題でした。我々が辛い思いをして稼いだ利益を、いとも簡単に使うのですからたまりません。働かざるもの食うべからずですね。

    • 彼らは飲むのが仕事、ゴルフが仕事と思い込んでいるから終わってます。相手も同じような価値観ですから似た者同士でゴルフ場経営に貢献していました。若い人はこの世界には入ってきません。リモートゴルフが始まればゴルフ場倒産です。ススキノはどんな塩梅なんですか?昼間から居酒屋の前でチラシを配るアルバイト多くなりました。あちこちに危うい穴(人)があるのでクワバラです。

  2. 寸借詐欺まがいのズルい人もいましたね。そんな人と街で出くわすと必ずお金を貸しての話です。そんな人と喫茶店でお茶を奢って話していると、とんでもない事に気づきました。何と?お金に困っている理由は、土地やアパート経営の毎月返済で、財産を維持する為でした。一方、お茶代を出す私は貧乏サラリーマンですからたまりません。そんな知人とはキッパリ縁を切りました。

    • 金に困る理由がすごいですね。それだけ不動産があれば担保にすればいくらでも市中銀行から借りられますよ。土地なんて売ってしまええばいいものを。寸借は癖ですね。病気ですね。物は持てば持つほど振り回されます。自由を失います。金で自由が買えると思い込んで結果、不自由になります。たえず自分の財産を守ろうまたは増やそうとします。それで『何をして何に使うか目的がなくて、とりあえず貯める』に行きます。そのうち老化して子孫に財産トラブルを残します。せいぜいセレブがいく旅とかマンション・車・ブランドで使っても『誰かに見せるため』に生きるので付き合っても会話が面白くありません。そして総じてケチですが病気には勝てない、寿命には勝てないことを見ないように生きてる人もけっこういます。面白い人間になって死んでいきたいと願うばかりです。

  3. 全てが?とは言えませんが、ケチでお金を貯めたり、財産を持とうとする人たちの共通点があります。知り合いのケチ男の場合、生活環境が劣悪で掘っ建て小屋にムシロのカーテンをぶら下げたような家に連れていかれました。ところが、勤めるようになって次第に変わって行きました。交通機関には乗らずに自転車で長距離通勤。その後バイクに代わりましたが。昼飯は立食いそばなら良い方で、昼飯もお茶も友人や同僚、知人におごらせたり、タバコは毎日、人から二本、三本と貰い、社内で配られたお菓子は両ポケットに押し込んで、ケチケチ貯め込んだお金で挙句の果てには土地を二カ所も買いました。他人を犠牲にしてでも幼い頃の環境を一変させようと考えていたのでしょう。でも財産を持った時から、友達は失くしました。

    • そうなんですよ。お金持ちは(ある人に言わせると小金持ち)友達を失う人が多いです。『もう、いいよあいつ、会っても面白くない。金とセレブの話、行った国の、どうだすごいだろう。どうだ、こんなもの食べたことあるか。息子のMAC最新鋭のパソコン買ってやった。車も買ってあげたと、大学生に輸入車だが』程度の話で、自分自身の意見が全くない(自慢話はある)。『ほっとけ、あいつ』ということで友を失いますね。金の損得だけが生き方・行動の規範にすると彼の言語活動もおかしくなります。TAKEばかりでGIVEが消えます。言葉のサービスも消えますから信頼関係の構築が難しい人間に成り得ますね。人生、足して引いてゼロというところですか。多くを得れば多くを失うです。本人が気づかない処で。

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