地図朝鮮

北朝鮮の潜水艦が一斉に海へ消えて、韓国が追えなくなっている状況が続いている。潜水艦に詳しい友人から2通のメールが届いたので掲載します。少し長いです。ご容赦を。

(1通目)

(筆者へ)ところで北朝鮮と韓国の衝突、気になりませんか?

潜水艦部隊を出動させたというのは、非常に危険な状況で、

常識的には、海上封鎖するぞと言ってるのと同義語です。

しかも韓国は行方を見失ってしまいました。

北には核があるし、先日水中からの発射試験に成功したばかり。

これだけ条件がそろえば、アメリカなら攻撃を開始します。

北のことですから、全体的にしょぼいですけどね。

 

また、日本海でのすべての潜水艦の行動を把握してるのは、

アメリカではなく日本です。韓国が兵糧攻めにあって、

へんに救援要請が来たり、中国の極秘出動を妨害するように

要請されるのは困りモノです。わざと話をややこしくするために

日本の貨物船を狙ったりしないといいんですが。

 (二通目)

南北問題がぐっと身近になる、潜水艦一口知識です。

 

どんな潜水艦も、潜ってしまうと位置を探知出来ません。

だから、軍港から出たところからずっと、哨戒機や軍艦、潜水艦で

尾行し続けるしかありません。一度見失うと、ある日突然、

東京湾に浮かび上がって巡航ミサイルをぶっ放されるかもしれません。

 

水中では目視が効かないだけでなく、レーダーも使えません。

使えるくらいなら、マレーシア航空機もとっくに発見されてます。

頼りは音だけ。相手の潜水艦の出す音を追いかけ続けるのですが、

海中には山も谷もあり、海流や音頭の違う海水層もあり、

その影響で、音の方向や音色が変わります。

海中の地形や水流の性質を知り抜いた専門家が聞き取って

判断しなければならず、コンピュータは役に立ちません。

代々の潜水艦乗りに受け継がれたノウハウを継承しなければ

闇雲に潜って聞き耳を立てても意味がありません。

 

この点日本の潜水艦乗りは、こと日本海に関しては、海底まで

知り抜いていて、冷戦時代でも、米ソ両軍の潜水艦を日本海から

追い散らしていました。米軍艦さえもです。

上記の理由で、潜水艦は艦独自の音を記録されてしまうと

行動が制約されてしまいます。しかし隠密行動が命なので、

自分の国籍を明かしながら潜行しないので、日本の潜水艦は

すべての後ろについて音を収集します。

これがいやだから、逃げてしまうわけです。

たとえ大型の原潜でも、潜水艦同士で戦う時に有利なわけではありませんから。

 

音を取れる位置というのは、いつでも魚雷を打てる位置でもあります。

そして、もし米軍艦を沈めてしまっても、アメリカは

そこにいたことも、沈められたことも公表できないので、

非難ができないのです。もし非難しても、相手は認めないし、

事故があったなら捜索のお手伝いをしましょうと、とぼけられるだけです。

 

現代の兵器の中で一番危険なのは原潜です。乗員の食糧の問題さえなければ

半永久的に潜っていられるので、いったん見失うと、

首都の近くの湾内に何ヶ月も潜んでいられても分かりません。

敵の軍港から出港する時からずっと追跡し続けなければなりません。

日本が、冷戦時代にはソ連、現代は中国の原潜を出たところからおいかけ

隠密行動の意味をなくしているから、アメリカは安心していられます。

これは宗谷海峡と沖縄近海だけ見張ればいいという

絶妙な列島の配置の恩恵もあります。

日本は決して軍事費のタダ乗りではなく、むしろ、発射基地が

バレバレになった大陸間弾道ミサイルによる「核の傘」のほうが

意味がないくらいです。これはかつて海上自衛隊の

幹部から聞いた話です。

 

今回の北の潜水艦は原潜ではありませんが、韓国近海で活動するなら

十分威力を発揮します。特に韓国は石油を日本に依存しているので

その航路は要注意です。それを見失ったというのは、呆れてものも言えません。

もちろん日本が把握してますが、それだけに何らかの要請が来るかもしれず

同盟国でもない韓国のまきぞいを食らうのは勘弁という気がします。

もしかしたら、今回の安保法案は、こういう事態が迫っているのを知ってて

急いだのかもしれませんね。

 

 

 

 

  1. 原子力潜水艦と言うより原始的潜水艦がまだ武器として使われているんですね。先の戦争では母の親戚の鉄工場で潜水艦の冷却装置などを造っていて父がその工場の監督をしていたと聞いています。きっと艦内は暑いのでしょうね。田舎の漁船には魚探が搭載されていて魚の群れを探しています。もしかしてクジラかと思ったら潜水艦だったなんて事もあり得ますね。昔は軍港に機雷を配備して味方の進入路を決めていたようですね。最近の情勢ではどこが敵になるのか不透明ですから、有事が起きなければ見極められない難しさもありますね。自衛隊も米軍の協力のもと離島奪還を想定した実弾実戦作戦訓練中でもあり、北も中国もロシアも不穏な動きを見せつけます。北も同胞韓国に砲撃しても喧嘩で済むかも知れませんが他国を攻撃すれば結末は予測できるでしょう。そう言う、かつての我が国の「捨て身の神風日本海軍」も結末を予測はできたのでしょうが?

  2. 今回の騒動は境界線で北の地雷による韓国警備兵負傷に端を発し、大音量拡声器活動をやめさせるために砲撃、戦闘態勢云々となってエスカレートした何時ものパターンでしたね。言葉は悪いですが、北は、「阿呆の中国」、「馬鹿な韓国」、「間抜けな日本」と言っているみたいですよ。今回の事件の南北会談でも和解しても韓国は大音量拡声器を即やめるのではなく、1ヵ月様子見の間は続けるのが条件のようですね。日本より利口ですね。日本は拉致問題で北が色よい回答を出すと即、規制を解いて騙されるパターンです。対ロシアでも同じですね。間抜けと呼ばれる所以はここですね。大音量のスピーカーの性能は韓国側が優れていて将軍様の悪口を流すようですが、これを向かい打つ北の拡声器の性能はイマイチで雑音が酷く何を言っているのか判らないらしいですが、北の狙いは相手の音声を打ち消す妨害音声として流していたらしいですね。しかし、この大音量の騒音に昼夜関係なく悩まされたのが境界線の警備兵たちで、頭も身体も心もおかしくなったらしいですよ。今回も内輪モメで済んだようですが、決して油断はできませんね。間抜けな私たちは。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です