ハマスの資金源は他国からの借り入れでしょうが、寄付も集まってます。
プーチンもそうですが、どんなに資産を持っていても、独裁者は絶対に身銭を切りません。
それをやると、独裁者になった意味がないからです。
また、戦争を始めてしまうと、どれほど資産をつぎ込んだとしても
数日分の戦費に消えてしまいます。
だから資金源を断てば、そのうち独裁者は手持ちの資産を持って逃げるしかなくなる。
プーチンに関してはあのスイスまで制裁に加わりましたから、
彼の勝ちだけはない状況が整いました。
他人の金と他人の命で、さらに自分の資産を増やそうという醜さに
国際社会が我慢できなくなったわけです。

なぜ戦争を継続しているかと言うと、ロシアにプロの軍人がいないせいです。
世の中で軍人ほど戦争を嫌う者はいません。
自分に向かって弾丸が飛んででくるのですから。
また、指導者に対して降伏や講和を進言するのも軍人の役目です。
弾薬や兵隊の残数、敵の兵力など、どれくらい不利な状況か、
首都の官邸などにいる指導者はわからないのですから。

プーチンは秘密警察の出身にすぎないのに、
現場の大佐級の判断事項まで口を出している言われます。
これをやると現場は自分で判断すると処罰されるかもしれないので、
自分では何も考えなくなります。
これは一般企業でも見かける現象でしょう。
大兵力があるにも関わらず、ロシアが大差で被害を出しているのは、
そういう事情があります。

今年に入って劣勢が続いていたロシア軍は、数日前から兵力をまとめて
大反撃に出てきました。田んぼの畦道のような通路に
一列になってむりやり戦車部隊を進ませるものですから、
先頭車両を潰されると残りがその場で渋滞し、
順番に砲撃の的になっています。普通の軍隊なら絶対にやりませんが
クレムリンから何が何でもやれと命令が来るからしかたないのでしょう。
そうして戦車などを失ってしまうと、大攻勢は中断され、
今度は歩兵に地雷を抱えて突っ込んで行かせます。
鉄砲ではなく地雷なのは、そのほうが爆発力が大きいから。
突っ込む兵士のことは知らない、というところでしょう。
いかにも机の上で考えた作戦ですが、昨年からロシアはこの段取りを繰り返しています。
もちろんそういう突撃はウクライナから蜂の巣にされてしまいますが、
とてもイヤな気分だそうです。そういうのも一種の厭戦気分として
相手の戦意を少しでもくじく、というのもソ連時代からの伝統の戦法です。

無論現場でも反抗者が出るので、ロシア軍内は上官殺しがしょっちゅう起こってます。
無意味に死んでこいと言われ、しかも手元に鉄砲があるとなれば
敵より上官を撃つほうが簡単ですからね。
クレムリンはそれも見越した数を送り続けています。
現場の反抗者の弾丸はプーチンまではとどきませんから。

  1. ゼロ戦パイロットの弟。

    今様の若者の中には、AI分野に明るい者も多数存在すると思いますし、また自ら事を起こす事も出来るのではないかと考えると、古い時代に培った戦闘への知識など全く受け入れられないのでは無いでしょうか。企業でも内部告発で組織が崩壊する訳で、国家間の戦争にも当てはまるのでは無いでしょうか。今や戦車や地雷や機銃で殺し合う時代では無いのでは無いのです。大国の軍備にしても大型の戦艦で弱そうな近隣国に鼓舞しても、かつて太平洋戦争で日本が最強の戦艦大和を出撃した途端に撃沈された苦い経験は世界でも知られている筈です。今、世界中のリーダーは本当の戦争を知らない世代ですから、本当の恐ろしさを知らずに戦争や小競り合いを始めてしまい、幕引きの方法を知らないため、いつまでも演じ続ける状態でしょうね。きっと誰かに助け舟を願っているのだと思いますよ。しかし内向的な国のリーダーに寄り添って助けを乞うても、結局は自国の利しか考えていないでしょうから利用されるだけですね。昔から『金持ちケンカせず』です。

    • 戦争で儲ける人たちは支援物資を私蔵できる人、支援金をネコババできる人、補助された武器を闇市場へ転売できる人ではないでしょうか?知人が三菱重工で22歳から働き、川崎駅前からバスで工場まで送られ、秘密ができるだけ漏れないよう送迎されてました。SNSが無かった時代です。戦争は巨額の金銭消耗産業で、戦争で景気を回復する手段でもあります。朝鮮戦争で日本で特需が起きました。すべての産業が活気づきました。富士哲室蘭に勤務していた叔父は残業残業で。こんあに給与をもらっていいのかねというくらいにウハウハしてました。この投稿で独裁者は自分の身銭を使わないというのが面白い指摘です。日本の政治家で行くと国税にすり寄る小悪魔集団ですね。最近、維新がうるさい蠅みたいな存在です。金蠅ですね。

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