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近所に、新興住宅街ができて、3月から8月まで5か月間、不動産やのチラシを週に500枚投函するバイトをしてた。すべて戸建て。最新の痩せると評判の糖尿の薬(スーグラ)愛用とチラシ配りで体重が10キロ減ったが〈別な要因もあるかもしれない)、各家の駐車場の広いこと!私の住む高齢者の多い古い団地は、せいぜい車が1台の駐車スペースで、残りは芝生や畑、ガーデニングをしている。

しかし、新しい団地は30代~40代の住人で、車を2台・3台止めるためにアスファルトやコンクリートで舗装してあり、植物たちの生息域が極端に少ないのに気が付いた。なぜかと考えると、冬の除雪はアスファルット(電熱線が走ってると最高だ)が圧倒的に除雪しやすい。そのために花々や樹木の面積が極端に小さくなる。住む夫婦の感性が、花々へ行かず、ローン返却のために2台目は軽自動車で奥さんは働きに行ってるのだ(近所のお婆さんの話)。建築家の作品コンペみたいな家々だ。

しかし、これだけ広い土地(70坪~120坪)に土が少ない、庭が狭い。花々もおざなり程度の植え方だ。子育てには土が、デコボコの土があるといい感性を持った子供に育つんだけどね。強い関心が花々になくても、ここに花が咲いているというぼんやりでもいい。ミニトマトがこういうふうに生育するのだと学習できるスペースがあるのにもったいない。

意識的に自然が大好きで飛び回ることがなくても。そう考えると、気になるのが高層マンションで育つ子供たちの心だ。生まれた時から地上〇〇階育ちってどうなんだろう?昔は高くてもせいぜい地上4階・5階で住んでいた。私は3階育ちだけど。子供が落下しないよう、いろいろ配慮はされているだろうけど、上から街を見下ろす視線が「見下す」視線に変化しないか心配だ。

さらに自然といっても空か眼下の公園くらいで、地上を歩いていても自然に触る・触れる習慣がなくなりはしないか。「パニック障害」を持つ私だから特に高層マンションを見るとクラクラする。しかも地震国の日本で、どうして高いマンション建設を許可していくのか不思議でしょうがない。

いったん倒れたら、住民も周りに住む人たちへどれだけ犠牲を強いてしまうか考えているのだろうかと思う。所詮、人間の考える土木工学での安全性は「想定外」には対処できない。阪神淡路大地震や東日本大地震で経験済みではなかったか?平地に住んでいても安全ではないのに。

これを書いたのが10月12日。14日、横浜三井のマンションを支える杭打ち手抜きが発覚した。

 

  1. 山川で遊んだ僕たちには土や緑はそんなに珍しくはないが、子供の頃から街に住めば土も植物も新鮮に見えるのだろう。現に大人になった中高年が郊外のレンタル菜園に精を出している姿をよく見かける。たぶんこの人たちはマンション住まいか庭の無い街中の住人ではないかと思う。昨日もそんな風景を見ながらクルマを走らせた。そろそろ収穫の秋の楽しい時期だ。僕は余市のリンゴの木のオーナーになっていて、来週あたり大きなリンゴを収穫に行く予定だ。ちなみに僕の戸建ての庭にも植物は桜とライラックの木位で、クルマの駐車スペースをアスファルト工事で拡張したばかりだ。木を植えすぎると枯れ葉や花びらで隣近所の迷惑になるからと言う理由と、木は根を張って下水管などを割ってしまったりするからだ。

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