コーヒーブレーク(1回)
こういうテーマも入れないと、ブログを毎日書くのはシンドイ。先ほど、知人からアメリカジャナーリスト協会のHPが送られてきて、5月9日、午後2時に例のパナマ文書を公開する旨が書かれてありました。参考まで。
https://www.publicintegrity.org/2016/04/26/19591/coming-soon-icij-release-panama-papers-offshore-companies-data
前にも書いたけど、大資本の企業は政府を利用するときは、国のトップ外遊には後ろからついてゆき利権を探る。インフラ整備援助なら、商社が入って国民の税金を懐にできる。さらにゼネコンもだまってはいない。外に向かっていい顔をする。金持ちのイメージだけばら撒き外交だ。人間的な魅力がないから、金のばらまきと肩書きでお化粧でもしないと相手にしてくれない。
中国で田中角栄がいまでも人気があるのは、自主外交(日中国交回復)もさることながら、彼の率直な人間的な魅力による。自主外交がアメリカを怒らせ、ANAと商社の秘密文書を公開されて失脚した。壮大な東京オリンピックの無駄(招致までに関係者へ賄賂疑惑もあり・・現在フランスで調査中)で使った費用を考えれば実績から考えて角栄の賄賂なんて小さいと思う。雑談だから言わせてもらうと。時代はいかに合法的に無駄な金を使うかの時代だ。法律を1本つくれば、そこで合法になるんだから。そして庶民に優しくないときてる。合法という名の不法だ。リゾート法という法律でどれだけの山野が切り込まれてゴルフ場や巨大施設を作り、無駄な税金を自治体に使わせ、「後世へ重いツケ」を残している。
みんなの党が、霞が関官僚の数を減らす党是を掲げて頑張ったが、霞が関から(超既得権者)猛反発を食らい、最後はぐちゃぐちゃにされて分解。『やれるもんなら、やってみなさい。あなたの政治生命を終わらせるネタはこちらはたくさん持っているからね。後でひどいことになるよ』、小沢一郎も民主党時代、各省庁の事務次官クラスを排除して、政治家だけでことを進めようとして、官僚の逆鱗に触れて、どこかの建設会社からの政治資金云々を新聞にリークされて、結果としてセーフであったが、あの誤解されやすい人相のせいもあって、小沢一郎が検察に呼ばれた情報を聞き、役人たちは祝杯のビールを飲んだと聞いている。とにかく自分たちの特権を荒らす、削る人間たちのスキャヤンダルを流しては、既得権を守る本能は凄い。大きな会社の中でも人事抗争はすごいかもしれない。たいして力がない人間ほどこういう抗争になると張り切るものらしい。NHK会長もそうだけど。
いまの安倍政権にしても、官僚(特に財務省)が強くなって、女性大臣を中心に強権発言が続いている社会状況だ。『自由民主党』の『自由』は削除する時期に来てるのでは。そうしたら『民主党』になってしまう。この国は『民進党』と『民主党』の2大政党制に漢字の上ではなってしまった。アメリカも民主党支持者だった学生たちがサンダースが負ければクリントンよりトランプ支持、共和党もトランプが代表になるならまだクリントンを支持する人たちがいたり、ねじれが生じる。共通は自分の個人的な感情を優先している生き方かもしれない。インテリはそれを「反知性主義」と銘打った。実際、集団化した感情の群れは次に暴力を生む歴史を踏まえているんだろうけど。欧州における難民を見ていると、民主化しなかった方がアフリカや中東、ロシア南部、南米の政局は落ち着いたのではと不謹慎ながら思うこのごろ。
昔の少年
混乱のエジプトも「民主化」で混乱し、国民は独裁政治を求めているらしい。独裁と言っても「平和」を求めて強い指導者を望んでいる。かつてのキューバのように。この世の中は矛盾だらけ。政治も企業も表面と裏を使い分け二枚舌で煙に巻く。パナマ文書の暴露が我々の暮らしに関係あるのかどううかは知らないが、あらためて裏の世界を知る事にはなるのだろう。「正義」は一つとか必ず勝つと言われるが、何が「正義」なのかさえ分からなくなる。あの田中角栄が、今では坂本龍馬並みの歴史上の人物とは驚きだ。