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大分でスーパーの衣料品売り場のレジバイトをしている娘の話。有名な熊鈴おじさんがいる。大柄な人で女装をして、ヒゲの剃り跡もある。売り場に近づくと腰に付けた熊よけの鈴が鳴るのでみんな緊張するらしい。


『来た!熊鈴おじさん!」。昨日は胸を大きく見せるブラカップを買っていった。ところがサイズが小さいので交換に来たと言うのだ。売り場の主任が出てきて『下着は一度、お客様が身に着けた場合、交換いたしませんので。」と説明したら、しぶしぶもう一段大きなブラカップを購入していった。しかし、レジの間で『あの人は、ひょっとして女性ではないか?いや男だよ」の議論が絶えない。ほぼ男に違いないという意見に集約しているが、衣料品売り場を活気づかせる楽しさを運んでくれるお客さん。


もう一人は、50代の男性でたえずマネキンの胸を触りにくるお客。洋服を着せているから汚い手で触られると困るので注意して監視しているが、来るたびにマネキンさんの胸触り。『マネキンを4~5万で買って、自分の部屋で遊べばいいのにね」と言う人もいれば『馬鹿だね、ああやって触っているのを女性から見られるのが快感なんだ」と分析する女性もいて、なかなか深い世界だ。『家政婦は見た』ではないが『スーパーのレジは見た』でレジの世界に活気を与えている貴重な二人だ。


ワゴンセールの800円のブラウスを買ったご老人が、それを着たままバーコードをレジに見せてそのまま着て帰っていったり、試着室で大事な財布が入ったバッグを忘れたまま帰って、追いかけていったり、毎日、何某かのドラマがある。近所のスーパーも老人が多くなり、サービスカウンターは耳の遠くなったご老人に説明をしている説明員の大きな声が響く。変なおじさんが、変なおじいさんに進化している。そういう害を及ばさない人たちの言動が増えてくるだろう。筆者もいつなんどきマネキンを担いだままスーパーを出てしまう認知にならないとも限らない。

  1. 高齢化?社会。

    最近の札幌には「変なオジサン」の姿を見られなくなった。ひと昔前(昭和)にはいろいろいた。ごつごつした身体にどぎつい化粧をしてワンピースなどで女装しラジカセのカセットテープの音楽に合わせて踊っていたが、風の噂では地元は新川あたりのスーパーマーケットの社長だとも聞いていた。他にも「36号線」の異名を持つ「変なおじさん」や、ススキノでダルマの絵を描く「変なオジサン」、電車の中で「なんちゃって~!」などと叫ぶオジサンなど様々だった。ホームレスのオジサンも多かった。街に彼たちが少なくなった原因は何故か?と考えたが、僕の推測では、当時で言う「変なオジサン」達は、平成の今日では立派な「認知症」と診断分類されてしまって「介護施設」に送られてしまうからなののだろうと。街を明るくしていた昭和の「変なオジサン」たちも高齢化で元気もなくなって体制に抵抗しなくなってしまったのだろうか。

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