空白でも恐怖心は持たないで（２０１５年６月）ブログ９９本目。
昨日と違って、自分がいなくても仕事は進むという話である。手帳に書き込まれた予定は、入院とともにはかなく消えた。新しく数字を挙げる、作る作業は実際にこれに携わった経験がないと、なかなか他人に伝わりにくい。しかし、その苦しみや落ち込みが将来（１０年後かもしれない）、あなたを大きくさせることを断言しておきます。他人の苦しみがわかるという貴重な経験を生みますから。
空白な手帳に恐怖する人々(ブログ９９本目）
４９歳のときに急性心筋梗塞で６０日間入院。安静にしていて、気になるのが仕事であった。妻に携帯電話を持ってきてもらい、日ごろ付き合いのあるお客さんの電話番号を一覧表にしてベッドから見える壁に貼った。よーしこれでいいぞ。いつでも病室から仕事をするんだという意気込みというか自分のプライドであった。
いま思えばサラリーマンの悲しい性（さが）だ。私の入院は、別な営業からすでに取引先へ連絡をしているので、仕事の電話をかけてくる人はいなかった。それでも仕事は進行していた。驚くなかれ、入院した２か月間、月の売り上げと利益がいつもの月より増えている。
請求書だけは私のチェックが必要なので、自宅へＦＡＸが帯のように流れ、担当者へ請求書送付ＯＫの電話をする。別に自分がいなくても会社は困らないと実感した事件だ。困らないどころか、利益を増やしている。内心、「日頃の付き合いがあったればこそ、私の窮地に、応援の発注が来ているんだ」と傲慢に思っていたりする。負け惜しみだ。
しかし、退屈だ。とにかく退屈だ。病室で企画書を書いてなんになる！？誰が営業するんだ？！いつも使ってる手帳を開いても書かれてあるのは、精密検査の日、カテーテル実施日くらいであとは空欄・空白。誰々さんがお見舞いで菓子を持参程度。打ち合わせもなければイベント実施日もない。
そういえば、ビジネス手帳をスケジュールでびっしり書かれてあるのを見てニヤニヤしていた先代の社長がいたことを思いだした。手帳を予定で埋めることでどこか安心する、サラリーマンは本物のマゾ集団かもしれないなどと妄想していた。予定の文字に自縛されて快感を覚えているわけだ。
時間っていったいなんだろうと思う。入院してわかる時間は太陽が昇り、沈み、朝が来て、夜が来て、また朝が来てを繰り返す静かな時間だ。その間にまずいご飯はあるけれど。「手帳を見れば、彼が仕事をしているかしていないか一目瞭然だ」と叫んでいた役員もいた。彼の手帳は予定で真っ黒だが、稼いだのはゼロ、しかし莫大な経費（飲食代金）を使っていた。
手帳、この不思議な存在・・・。自分が必要とされているという実感を強く持つためのツールと言い換えたらどうだろうか。ときどき空を見上げたり、花を見たり、公園の緑を観察したり、自然に近づくと濃すぎる人間関係も薄まり、気持ちが楽になる。空白な手帳部分を無理して埋める必要はない。実は時間が空いていても「その時間はちょっと無理」とお客さんに言える、心身を休ませる余裕を持ちたいもの。皆さん、心身症にはご用心！
回遊魚。
適当に忙がしく，適当に休憩できるのがいいですね。何もしないで一日中？いやずっとなんて我慢できませんね。刑務所の囚人だって運動したり，働いたりするでしょう。だから，定年退職後のそんな退屈な時間が嫌で働いています。でも，何かの理由で仕事を辞めたら，絵を描いたり，詩を詠んだり，楽器をいじったり，と，やっぱりジッとして居ないでしょうね。スケジュールは立てませんけどね。
一冊集中！？。
昔，流行したシステム手帳。今も売っていますが？まだ使っている人がいるんですね。何でもいこの一冊に書き留めておけば安心と，財布代わりにもしていましたが，何せ嵩張るので，いつも手に持っていましたが，携帯電話が無い時代ですからポケベルが頼りでしたね。ある日ポケベルで呼び出されて公衆電話ボックスに入って電話機の上にシステム手帳を忘れてしまいました。気付かず車で立ち去って社に着いたらライバル社の方から「手帳忘れていますよ。預かっていますから。」と。赤面ものですね。全部見られてしまったのですからね。
seto
システム手帳ではなく、１年ごとの薄い手帳が主流ですね。文具屋を調べると。スマホに
電話番号入ってるのでしょう。手帳は使う癖がないといつまでも空白です。１ヶ月目は
たくさん書いてあったのですが、３月から真っ白です、何も使用した後がありません。
書いてあるのはメモ欄に、ブログの思いついたテーマばかりです。安部首相の奥さんの名前
は何度聞いても私が話すと『キミエ』になってしまいます。妻から『アキエでしょう』と。
さらに『その女性の名前の人となんか浮気でもしたの？』と邪推される始末。前の職場に木宮という
８０歳を超える先輩がいて心臓手術をしていたから、ちと心配で口に出ただけ。説明面倒で
ヘラヘラしてました。説明がめんどうくさいとボケが合体した現象。加えてお金と女に信用がない。
私の大脳システムはボケの入り口に入ってます。
メモを取らなければ？。
いつもダンディな少し年上の元営業所長と懇意にしていました。彼が退職後も会社を立ち上げたので，いろいろ手伝ってあげました。彼はどんな時もカバンは一切持ちません。内ポケットには極薄の手帳があるだけです。その手帳にも書き込むことはほとんどありませんでした。自宅には名刺いれだけはきちんと整理していました。そして顔と名前を全部覚えていたのです。その彼の営業のスタイルがカッコよくて、僕も真似することにしました。それからは，電話番号もほとんど暗記してしまい，手帳は必要なくなりました。超薄い手帳はカレンダーを見るくらいです。打ち合わせには内ポケットに忍ばせたモンブランのボールペン一本だけですが，それも殆ど使いません。北朝鮮でなくて助かりました。ヘタこいたら「粛清」されますね。ところで将軍様は手帳を持っていましたっけ？
TAKE OFF! 離陸せよ！
紙を使わなくなりましたね。トイレのお話ではありませんよ。理由はパソコンの普及ですね。それでもプリントしなければ気が済まない人がまだいますけどね。かつて僕のデスクはネズミの巣と言われていました。わずかな隙間で仕事していましたが，それも立ったままで。パソコン出現で，すっかり変わりました。あまりの感動に毎日帰る時にノートPCをロッカーにしまって，デスク上に「TAKE OFF!」と書いてジェット戦闘機のスケール・モデルを置いていました。空母のつもりですね。紙を溜め込まなくなって、デスク周りがサッパリして，鼠の巣が空母の甲板に変わったと言うお話でした。この頃からシステム手帳とは無縁になりました。
ボケ度自覚手帳。
最近，手帳を持った方がいいかな？とか思う時もあります。これまでは記憶力にも自信があって手ぶらでも良かったのですが，寄る年波には勝てず，物忘れをするようになりましたね。さっき迄考えていた事を何だか忘れたり，買い物に行って肝心の物を買い忘れたり，俳優や歌手や著名人の名前を中々思い出せなかったりしませんか？そこで提案！って言うか・先ず自分にですが「ボケ度手帳」を作って，毎日どれ位失敗するのかをチェックするのです。ボケの自覚にも役立つと思いますよ。例えば，①朝起きてヤカンでお湯を沸かしていて掃除か何かしている内にヤカンが沸騰しているのを忘れるとか。②出かけて携帯電話を忘れるとか。③途中で郵便を出すはずだったのを忘れるとか。④会社に着いてトイレに行けば，家を出るとき社会の窓を閉め忘れた事に気づくとか。こんなボケ度チェック手帳作れば売れますか？。それとも見栄を張って，誰も買いに行かないでしょうか？。