地球には火星から10億トンの岩石が飛来している。(生物はなぜ誕生したのか~生命の起源と進化の最新科学~76p)

地球の年齢は45億6700万歳である。地球より先にできた火星から45億年前から現在までたくさんの岩石が飛来している。火星に衝突した隕石が破壊されてそれが飛び散り、地球へ降り注いだ。長い間に積もりにもって総量は10億トンに上るとも言われる。そのとき、火星に生命があばそれに乗ってきて火星の生命が地球に来たという話もあながち100%、間違いではないかもしれない。生命といっても生命の種みたいなものを含めてだ。火星の岩石と地球の岩石が共通項なわけはそういうわけなのでる。

火星に川や海のあとがあったりするのも水の気配を感じるからだろう。私の庭を500メートル掘ると、貝や魚の化石、それ以上に火星の岩石も出てくるかもしれない。もちろん冷泉ではあるが温泉も出てくる。水の循環が活発であった火星にはやはり生命体がいた?!火星の極に氷の存在の後もあるもあるし。

しかし、この本は生命がどうして誕生したのか?という究極の疑問に化学や地球環境の変化、酸素の発生や爆発、呼吸や光合成をする単細胞生物がどういう仕掛けでできたのか、私自身、化学は好きではあったが、難しすぎて先に進まないが、大読書家の松岡正剛さんが『22世紀に残したい本』に推薦していたから頑張って読んでいる。

生命が生まれるために必要な元素というものもある。炭素、硫黄、鉄。地球創世記に太陽の光も届かない場所で、深海のマグマからボコボコ出てくる穴がある。そこに硫黄(イオウ)や鉄が混在している。さらに酸素の発生は藍藻類からもたらされて、光合成ができるようになったか。水分子H2Oを切断して、02にするためのシアノバクテリアがあって酸分子をひとつひとつ外界へ放出する営みがあった。

光合成の発生は24億年前からである。同時にそのとき(大酸素事変)と短期間で環境の激変あった。さらに24億年前にオゾン層が形成された。この大酸素爆発で地球の周りにオゾンも酸素分子からできているから符合する。オゾン層ができたおけげで、生命をつくる初期条件が整ったわけである。すべて必然ではなくて偶然であるこの本のどこを読んでも生命の誕生は偶然の偶然としか思えなくなる。

さらに細胞の中にミトコンドリアがいて二重の細胞膜に覆われていて独自のDNAを持っている。普通の細胞にもDNAがあるら、ミトコンドリアDNAは宇宙から来た細胞、異性物が寄生した別な生き物という人もいる。20億年間もほかの生物の細胞に囲まれて隷属生活を昔も今もしているわけである。奇妙といえば不思議な存在である。見れば見るほど、生命は摩訶不思議な存在である。

さらに地球の全氷結(アイスボール)もある。29億年から27億年前に3回、24億5000年前から235000年前にも数回起きている。話が戻って申し訳ないが、地球上で退屈な10億年という時期もあって、これは多細胞生物が出てくる前の時期にあたりる。まだ、本文の4分の一しか進んでいない。はじめから生物はキリスト教のように『神が創った』といえば議論はおしまいであるが、科学的に化学的に地質学的に天文学的に海洋学的に分析するほうを選択している筆者は、この書き手についいていくしかない。『信仰は思考の停止』になりやすいから好きではない。(この話題続く)

  1. 地球に隕石が無数に飛んでくる事は聞いていたのですが、余程巨大なもの以外は大気圏に突入と同時に摩擦熱で消滅してしまうと思っていましたが、そんなに多くが地球上に落下していたとは意外でした。ましてそれらの岩石が生命と大きく関わっているとは?。これから先も地球は様々に変化して行くのでしょうね。我々の知らない遠い未来には、地球が隕石になって他の惑星に飛んで行かない様に祈りたいですね。

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