出雲、篝火(かがりび)、神楽( 出雲からの便り第2号)
出雲から2回目の投稿がありました。出雲国大社食品の山崎専務さんからです。
ご無沙汰しております。
毎日、飛魚(あご)の加工で腱鞘炎までもう少しの山崎英樹です。厚かましくも、2回目のブログ登場となります。
先日、弊社の目の前の浜(稲佐の浜)にて、稲佐の浜 夕刻篝火舞が行われました。この行事は今年で10回目です。5月末の恒例行事となりつつあります。これは、出雲大社近くで活動している大土地神楽さんが主催されるもので、県内外からたくさんの神楽団体が参加されます。神楽は元々神様に喜んでもらうために舞う物であり、とても神聖なもので動き・音楽にそれぞれ意味があります。私の住む出雲市大社町杵築地区(出雲大社のある地区)では、昔は多くの町内に神楽の団体があったそうですが、今回主催された大土地神楽さんが一番頑張っていらっしゃいます。時代の流れと共に徐々に数を減らしつつありますが、今後も是非続けてもらいたいです(ちなみに私は参加者ではなく、見学者です。)
夕方から始まるこの行事は、日が沈んでいくにつれて篝火の勢いが増し、とても良い雰囲気で神楽を楽しめます。ゲストに近くで活動している太鼓グループも参加して、より迫力ある舞台を見る事ができます。毎年5月の最終土曜日に行われます。気候も穏やかで最高ですよ。
さて、昨年10月に出雲大社権宮司様の元へ嫁がれた典子様。御公務等で出雲にいらっしゃるのは少ないと聞いています。特別な方なので仕方がないかもしれません。ところで、出雲大社は今でこそ千家家が祭り等様々な行事を受け持っていますが、元々は千家家と北島家で代々交代しながら行事を行っていました。それが明治時代に千家家の専属となり、北島家は出雲大社の隣で宗教法人出雲教としていらっしゃいます。実は今の北島家の当主のお母さんも皇室からいらっしゃっています。
取り留めのない文章となってしまいましたが、今日はこの辺で。出雲は暑くなってきています。30℃を超える日もちらほら。夏は近いです。ではでは。
昔の少年
出雲は日本ですね。神事を余り見る機会のない若干アメリカ的北海道ではうらやましい光景です。かがり火や舞や雅楽が奏でる荘厳な趣の誇り高い古来の伝統は守り続けていただきたいですね。僕は、昔、ある漁村の神事の行列を写真撮影のため建物の二階からのアングルを求めて狙っていて村人に叱られた事がありました。『神さんを上から写すな!』と。その後、神事の撮影には細心の注意を払っています。
山崎英樹
昔の少年様
コメントありがとうございます。
世の中が物質的になればなるほど、このような神事の重要性が増してきます。
この60年間はそれを知らせるにあったのかもしれません。
物質的に豊かになる反面、精神的には豊かになれていない。パラダイムシフトは徐々には見えていますが、まだまだな所はあります。脱原発、省エネ、仕事に対する価値観、貨幣経済への辟易。これからの世の中は精神的な部分を大切にしないと生き残れないと思います。
人様のブログで語ってしまいました。失礼しました。