夏が来ない北海道と食べ物雑談。
本州が軒並み35度超えの映像を見ていると、北海道は同じ国とは思えない涼しさと梅雨。昨日は久々の太陽の出現で芝刈りや畑のかぼちゃの黄色い花を堪能したが、7月15日は一転、激しい雨。札幌は千歳より6度以上気温が高いが、それでも旅行客は『寒い!』と第一声。日本の食糧基地として、胃袋を支える北海道にもう少し日射がないと日本の食糧事情は相当に悪くなることは覚悟したほうがいい。商社があって輸入すればいい、アメリカの農産物を買えばいいというのは、国の安定はまずは自国民を食べさせる農業があってはじめて成り立つ。欧州はドイツもフランスも農業国で、自国の食糧は自国で生産・消費している。ヨーロッパは長い戦禍や国境線の移動と殺戮で、生き延びるためには『まずは水と食べ物』の確保が必死であった。大航海の時代やマツマエ島(現北海道)を目指したロシアやアメリカの船が東京湾に入り、鎖国の日本を訪れたのも『水』と『燃料』の補給が第一で、次に金銀島(ジパング)伝説や千島列島で捕獲するラッコや海獣の毛皮略奪(千島アイヌから)であった。貿易を開始するためには船員が生きていないといけない、生きるためには水と食料が必要なのを、都会生活を長く続けていると必ず忘れてしまう。
コンビニに行けばミネラルウォーターの山。世界中の都市という都市で現在発生している事態だ。食べ物について何度も何度も考えて、スーパーで余った肉は捨てられる前にハンバーグにされて次の日に出されていないかどうか、弁当屋さんへ行って利用されいていないかどうか。食糧といっても野菜はわかりやすいが、加工肉の原料に何が含まれているのかわかったものではない。全国、工場見学ブームである。私は孫を連れて、カルビー工場とアサヒビール工場を訪ねてお土産をもらい楽しい時間を過ごした。ところが、大阪か兵庫のテレビ局が「食肉工場の見学」をいくつか取材を申し込むと全工場からNGが出たという。「材料として仕入れた肉よりも、出荷される製品のほうが飛躍的に重い。1.5倍は多い」ソーセージをつくるには塩やこしょう、腸や人口皮で軽いはず。なぜなのか?水や油、増粘剤を加えて水増ししている。メーカーの商品が安全というのは神話であるかもしれない。それを視聴者に見られたくない業界なのだろう。
昔々の少年。
食品は今や加工品だらけですね。添加剤やら防腐剤、はたまた偽装表示など消費者の間でも信用を無くしつつありますね。子供たちが喜ぶ食肉や魚肉のソーセージやハンバーグも買うたびに考えてしまいます。北海道も収穫の秋が近づき、馬鈴薯やトウキビ、タマネギ、大根、枝豆などが待ち遠しい季節になりました。今年はトウキビも生育が遅れているらしいです。私の家では長沼の農家へ毎年行って一年分を直接買ってきます。涼しい半地下ガレージが貯蔵庫です。農家から直接、本州の親戚にも送って貰っています。本物を直に見て買うので安心です。来週末くらいにはトウキビを買いに行こうかと家族で相談していたところです。