震災後の買い物風景。
スーパーやコンビニで一番早く売れてなくなるのが牛乳と冷凍食品、パン(今回の地震では山崎パンと日糧パン、ロバパンが停電で稼動せず、そもそも売ってない)、カップ麺。肉類があれば大量に購入するお母さんも多い。ウィンナー類も飛ぶように売れている。そしてご飯の入った弁当類もすぐに無くなる。きょうからイトーヨーカドーが業務再開。チーズがあると聞いて買ってきた。乾電池がどこから集めたのか自社ブランド電池で単一を除いて好きなだけ買える。簡易コンロとガスボンベも積み上げていた。
しかし、牛乳がない。野菜ジュースは積み上げているが、牛乳が飲みたくなる。道内全体で一日2億円分の生乳(乳から絞りたて)が捨てられている。停電でミルク工場が稼動していないからである。早く回復して欲しい。そう思っていると、ある人から近所の牧場で1リットル200円で殺菌したミルクを今日だけ売ってくれるニュース。容器持参である。ソフトクリームのような成分無調整ミルクで美味い。小さなお子さんを抱えたお母さんが集合していた。聞くとLineでミルク買えると情報が流れたと言う。道の駅の野菜売り場も大量に野菜が積んであると知らせてくれる人もいた。
団地の中を山崎パンのトラックやローソンのトラックが走り始めた。国道36号線は流通のトラック便が急に増えている。苫小牧埠頭から札幌に向うトラックたちだ。もう少しの我慢で日常生活を取り戻せる。そういえば、あるスーパーでサンマの生が100円で売ってもいた。どういう流通経路で来たのか知りたいが、今晩はホッケにした。
ガソリンスタンドは国道沿いの出光は長蛇だが、わき道にあるスタンドは20リットル制限ながらすぐに給油できる。近くのENEOSは「ガソリンタンク車が来るまでお待ちください。入荷未定」の貼紙。市立図書館は平常どおり開館。駐車場はいつもの3分の1。
ところで政府は来週から計画停電を匂わせている。それとこれは筆者の邪推ではあるが、電力の回復に当時で全電力の30%を発電していた泊原発の電力を政府の許可のもと秘密裏に流している可能性はないか?誰か調べて欲しい。地震を体験して、地域社会が少し他人に優しくなった気もするが、どうであろうか。今回の地震で「ほくでん」へ賠償請求できるのであろうか?各種工場や農家、小売店舗、酪農など。システムは完璧を目指せば目指すほど、破綻すると被害は何十倍にも跳ね返ってくる。
加えて、自身が電気のある明るい暮らしを当たり前と思っていたが、縄文や弥生、奈良、平安、鎌倉、室町、江戸、明治時代に横浜で電灯が点くまで闇の中、ロウソクの灯りの世界で生きてきたことを思うのである。北海道の開拓時代も電気はなかった。電気のない闇の世界が迫ると私自身、息苦しくなったが、外に出て星空を眺めて流れ星を探して遊ぶと気が紛れた。
行方不明者が一日も早く発見されることを。
坊主の孫。
北電に賠償請求したいのは山々でしょうが、それで電力会社が倒産ともなれば困るのは我々ですから、天災での不慮の事故と考えるしかないでしょうね。しかし、北電には、これを機に改善策をお願いしたいですね。電力復旧までの時間が意外に早かった事は褒めるべきでしょうね。言いたい事も沢山あるとは思いますが、喉元過ぎれば?明かりが点けば暗さ忘れるですか。
seto
石狩に来年、大火力発電所が完成するので札幌までの送電線の長さ考えると効率いい電気になりますね。北ガス
も大きなガスタンクつくり、ロシアから天然ガス供給受けられます。北ガスも電力をみずから作って補完すれば
危機に強くなりますね。北ガスの現社長は、見識深いなかなかの人物ですし。筆者は返事は来なかったですが、
ファンレターを出したことがあります。道経団連の役員もしてますし。
olsbadboy
東北大震災の直後は、実際は泊が稼働中ではと考えたこともありましたが、今回の停電に関連して、燃料棒を取り出して停止していたことがわかりました。もし泊が内緒で送電していたら、今回のようなことはおきなかったはずです。
seto
なるほど。燃料棒取り出してはダメですね。内緒で泊運転もほくでん内部で議論はあったでしょうね。
昔の少年
石狩新港の新しい発電所は近くまで行ったことがあります。迷い込んだねですが、工事中で警備員にクルマを停められました。テロリストか怪しいやつと思われたかも知れません。