先日、3年前に西洋骨董のアルバイトをしていたときに知り合った奥さんと遭遇。ご主人のガン治療(陽子線治療)でうまくいきかけたが、結局、治療のかいもなく昨年亡くなられた話を聞いた。その喪失感で1年が経過してもどう生きていいのかわからず、気持ちの上で自暴自棄になっているのが見て取れた。で、誰の紹介なのか、どこで知り合ったのか「自分はあとどのくらい生きるのでしょう?」と東京まである占い師に聞きに行ったら「10年は大丈夫です」といわれたが「そんなに長生きしたくないのです。せいぜい2年くらいで十分だと」。そうすると彼は1年で幾ら、2年なら幾らとお金の呈示をしてきたというのである。「彼は私の自宅に来たこともないのに霊視をしているのか、私の近所のことを知っているから不思議な能力のある人で、有名な芸能人も彼にいろいろ人生相談をしている」のだと。私は「パソコンはしていますか?」と聞くと全くしていないと返事。「グーグルというサイトでストリートビューがあって、あなたの住所を入力するとあなたの住んでる自宅や近所のお店、高級そうな喫茶店も映像で見れるのですよ」と教え、その人は詐欺師だから付き合うのはやめなさいと強く言った。聞いてくれればいいけれど。娘さん一人にお孫さんも二人いるのだから、彼らのためにも生き続けないと。死は向こうの方からやってくるからケセラセラで生きましょうと励ました。西洋骨董家具に囲まれた自宅マンションを一度、写真で見せてもらったことがあって、いい暮らしがあるものだと思っていた矢先なので、寿命は2年でいいよという真剣な発言にびっくり。誰しもそういう気持ちになる事件や健康問題を抱える場合があるが、それをネタに占い師が金儲けするとは!私は札幌に両親から育児放棄された子供たちが集団で暮らしている施設があって、クリスマスになっても親からプレゼントが来ない子供たちがいるから「プレゼント買うのに使ってくださいと寄附でもしたら?占い師にあげるお金あげるより有効だよ」と余計なことながら伝えた。

  1. 誰でも心に隙間ができるのものなのですね。それは何かの節目がきっかけなのでしょう。そんな占い師に相談するくらいなら、むしろ仏教のお坊さんにでも相談したほうがまだマシですよね。僕のお爺さんは浄土真宗大谷派の坊さんでしたが、長男の父は跡継ぎを嫌って若い時に田舎の実家から家出して転々として身を立てました。しかし何と、東京時代にはクリスチャンになって日曜ミサにも行っていたとか?。その後は殆ど無宗教でしたが。僕は仏壇を預かっている関係上、盆や彼岸や正月ぐらいには、寺に行きますね。気が向けば、たまにはお説教も聞きますよ。大抵の坊さんは人を騙す様な事はしませんね。

    • 最近亡くなったお寺の住職さんが、「仏教がもう少し、若者の話を聞いてあげていたらオウムやら新興宗教へ走る若者が少なかったのでは?と反省してました。寺の側の対応に問題があったと」葬式と何回忌と法事とお経の世界だけで、現実問題にもっとコミットすれば、若者の心の中へ入れたと。筒井康隆「不良老人の文学論」で、私のコメントは原文どおりの引用ではありませんが、「若い人たちの悪事に対してその責任はわれわれ寺の者にもあるのではないかという述懐であった」(13p)

  2. 信じる者は騙される。

    人の弱みに付け込む悪は居ますね。世間ずれしていない人には裏が読めないから怖いです。人を信じない事にして本当の目的を探るように日常から心がけている事ですね。電話が来ても自ら名前を名乗らない事。訪問者があってもやたらとドアを開けない事。日々用心。

    • 筆者は名を名乗る、キンコンと鳴ればドアを開ける(営業する人間の身になってしまう)習慣がついてしまいました。一度は読売新聞を半年購読する羽目になってしまいました。泣かれたのでした。涙に弱い私。

  3. 男性は女性に騙されやすいですね。つい色気を出してしまうからです。特にお金持ちの男性は要注意ですね。嗅ぎつけて若い女性が近寄って来たら用心ですね。でも、羨ましいですね。

    • もてるために現金をわざと財布にたくさん入れる人いますが、それも出すときに財布の中の札束をちらり見せるように出しますから芸術の域を感じます。ススキノでは現金払いの良さがもて度を決めるみたいですが、さっぽろっ子なのにススキノには縁がありません。「南4条から向こうは近づかないで、魔物が住んでいる」と母がずっと言ってましたね。

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