依存症ビジネス(第1回)
依存症ビジネスは、全部で7回のブログで書いたものである。偶然、図書館で借りたナショナル・ジオグラフィック2017年9月号が『依存症』(脳科学が探る治療法)。大脳に電気を流すことで理性的な脳神経の回路を徐々に回復して、報酬系の大脳(アルコールを見ると飲みたくなる、薬の写真を見ると麻薬を服用したくなる、このカードを使えば何でも買える、博打で大儲けをした記憶が残っているなど)、この本はみずからアルコール中毒になり、克服してきた著者のレポートと社会分析である。
1回目は、本の目次から始める。
「廃人」製造社会の真実というサブコピーで、18歳から32歳までアルコール依存症で苦しんだ著者デイミアン・トンプソンが書いた「依存症ビジネス」(ダイヤモンド社)。
ざっと第1章から第10章までタイトルと副題を並べてみる。こうするだけで著者が何を言いたいかブログの読者はおおよそのことを想像できるはずだ。現代人で依存症になっていない人を探すのが困難なくらいだ。私もブログ依存症、パソコン依存症、活字依存症とも言える。昔は仕事依存、会社依存であったと思う。今は通勤フェチだ。
第一章 社会は私たちを「廃人」にしたがっている ~iPhoneいじりと甘すぎるスイーツに見る病みつきビジネス~
第二章 依存症は本当に”病気”なのか?~環境次第でだれもが(依存者)になりうる社会~
第三章 なぜ自分を破滅に導く習慣をやめられないのか?~病みつきビジネスが利用している脳の仕組み~
第四章 お買い物とヘロインとお酒の共通点とは?~自由市場と依存の関係は18世紀ロンドンで始まった~
第五章 スイーツはもはやコカインだ!~スタバの(フラペチーノ)に仕組まれた巧妙な戦略~
第六章 どこに行っても安く、大量に酒が手に入る世界で~社会をアルコール漬けにするメーカーと販売網~
第七章 処方箋薬がこれほどいい加減とは!~合法的なクスリでもじゅうぶんトベる
第八章 ゲームという新時代のギャンブル~合言葉は(ユーザーを永遠のキャッシュマシーンに~
第九章 「無料ポルノ革命」の衝撃~最新テクノロジーを最大限に活かす無秩序な業界とその餌食たち~
第十章 われらを誘惑から救いたまえ~依存の解毒ですら商売になる時代で~。
ざっと表題をみて、すべての厳密な意味で依存症が無くなったら、文明はなくなるのかもしれないなと思わせる表題である。生まれたときは、母親に依存しないと生きてはいけないし。銃や薬、そして税金依存(政治家や税金で儲けようとする人と企業も含めて)からどれだけ遠くで生きられるか?しかし、一つの国家を維持するのにこんなにお金が必要なのだろうか?
公的な博奕を特権化(独占化)して競馬は農水省、競艇は運輸国交省、宝くじは自治省。博奕で国家は依存症をたくさん作って税収を増やして、天下り先を増やしている。パチンコは関連団体が警察庁の大事な天下り先である。
広告マン。
そう考えれば、恋愛も結婚も依存症のうちに入るのでしょうね。依存症も時を経て変化はするでしょうから、年々刺激を求めて依存から当たり前と言う中毒になってしまいます。一例ですが長年の依存症を通り越して中毒のタバコをやめた時も。気を紛らす為に、また他の何か別のものに依存して辞めましたから、一つの依存症から解放されても、また違う種類の依存症になっている事に意外と気づかないものです。つまり依存症はエンドレスですね。
seto
依存症はエンドレスかもしれません。依存だけを取り出すと、依存なしには生きられない人間の姿が浮かび上がります。なので病気と病気でないの境が曖昧になります。現代ではスマホ依存、ぱそこん8依存、ゲーム依存、無料漫画閲覧依存、SNSですか。あらゆる日常は依存で成り立ってますね。
昔の少年。
人間の一番弱い部分の欲。『あれが欲しい』『あれがしたい』『あれを見たい』『あれを食べたい』など全て受け身の考えから依存症も始まりますね。そして叶った後はドップリ浸かって、すっかり当たり前となります。しかも、悪い事に、それらに勝手に都合の良い理由を付け加えて正当化してしまいますから始末が悪いです。例えば公営ギャンブルやタバコだとすれば『国に貢献しているのだから』とか。お酒やグルメなら『お酒と美味な食事は健康にも精神的にも良い』とか。クルマなら『この車種でなければクルマじゃ無い』とか。ブランド志向なら『ブランド品は財産だから』とか必ず自分なりの都合の良い解釈をしています。さらには、依存欲の無い人に対しては反論どころか酷評する始末ですから困りものです。ギャンブルもしない、お酒も飲めない、外食も殆どしない、タバコもやめて数十年の私など全く相手にされません。それほど周囲に依存症が当たり前の人達が如何に多いかを再認識させられたブログでしたよ。
seto
「受け身」から依存が始まるという指摘、いいですね。受け身の娯楽(TVなど)は退屈や金を使いたくないことから始まりますね。自分で金を使うと「選ぶ」という主体的な行為と判断が出てきますから、依存から抜け出る気がします。都合のいい解釈もアル中の人からよく聞きました。弁明や弁解名人ですね。現代で一番大きいのは税金依存症の大群です、政治家、あらゆる公務員、病院、医者、薬メーカー、兵器メーカー、ゼネコンとその下請け、補助金もらう学校経営、無税を謳歌する宗教法人、財団法人、社団法人、大イベント、新幹線工事、港の工事など。
坊主の孫。
依存症にもいろいろあって、最近では未だ若いのに「働かない依存症」もあるようですね。例えば、PCを使って闇のビジネスだけで生計を立てているような立派な?若者たちも居るようです。一例では、メルカリ(一例)のようなシステム上に、自ら購入したであろう(盗品もあるかも)一度も使われていないパッケージ入り新品の商品を破格値(高額)で掲載して販売して差額を収入にしているらしいです。そのような輩たちは、人気商品を買い占めて品薄状態にして市場値を吊り上げるようです。販売店側では防御策としてパッケージ内部に購入者のサインをフルネームで入れなければ販売しないなどとはしていますが、そこは悪知恵が働く者にとっては、た易い突破口でシールでも貼ればお終いですね。しかし、こんな働かない悪知恵依存症とは言え、その商売相手には、どうしても手に入れたいと言う超我儘な依存症が選ばれている訳です。依存症は依存症を呼び、更に巨大化しつつ有りますね。
seto
指先依存症ですね。指で物を動かす、買う・送らせる・自分の体を動かさず他人の労働で楽をする生き方、金さえ払えばいいんだろうという絶対消費者主義ですね。本屋で盗品が多くなりました。メルカリで転売されてます。買い物袋に入れてますね。一度、楽して儲けると治りにくいのも依存症の別な側面です。
広告マン。
サラリーマン時代は、或る意味、全てに依存症でした。先ずは『給与&ボーナス依存症』でしたね。当たり前に毎月貰える給与と半年に一度のボーナスの額にブツブツ言いながら『同業某D社はクルマが買えるくらいの額なのに?』などとボヤキながらもある程度満足の依存症でしたね。そして、それをスッカリあてにした暮らしでした。長期ローンで住宅を購入、クルマも購入、好きなカメラ関連のものに理由をつけて『仕事に必要だから自己投資を』とローンで購入。兎に角好きなように使っていましたね。未だバブルの頃まででしたが、その後は余り依存出来ない時代になりました。危うくローン完済後でしたが、そのうち会社が倒産。全く依存など出来ない時代になりました。自立後も、今度はコロナ禍で益々窮屈な時代になって居ます。私も含めて世の中の、これまでの依存症の方々も、これを機に依存症の症状改善になればいいのですが。
seto
正社員はほぼ依存症の人たちばかりです。辞めたらわかります。「あのときは良かった」ですね。ローンは未来も依存症(働き続ける)を前提に35年も組むわけで、詐欺に等しい金融機関の所業です。金利上昇で大不況がやってきます。不動産価格も銀行も兆を超える赤字になります。どうやって企業は生き延びれるかのうさぎ年になります。中国でヤバイウィルスが再度出て来てるみたいでパニックになる可能性もあります。何せ、貿易のNO1は中国ですから。ホンダやトヨタも生産停止始めました。これまでにない不況に100%入ります。お互い、注意しましょう。