シンチ

矢印のところの心筋が壊死している

11月2日に心臓の筋肉へどのくらいの血流が流れているか、心筋の何%が生きているかどうかを画像で検査した(心筋シンチと言う、別名核医学検査。GE社製)。14年ぶりだ。5日に入院して2か所の処置をする予定で、入院の準備をして問診に行った。大脳の検査にもよく使われる。

15年前の急性心筋梗塞でヤブ医者(循環器医師の免状が飾ってある)のお蔭で発見が1日遅れたために心筋の25%が死んだ。だから疲れやすい体になった。ブログを書く体力だけはあるが。最初にかかる医者で、その後の人生が変わるから、日ごろから、脳についてはここ、心臓についてはここと病院を想定しているといい。ただ、救急車に乗った場合はしょうがないね。

私の場合も主治医から50%死を覚悟するよう妻は言われたらしいが私は胸の痛みでそれどころではなかった。ステント2本入ってる心臓だが、うち1本のステントが狭くなっていて、そこへ薬を塗ったバルーン(風船)を入れて広げるつもりだった。しかし、画像診断の結果、そこの筋肉は死んでいて、入れても意味がないと判断、もう1か所のステント入れる予定の場所は元気よく血液が流れて画像が真っ赤に映っているので、敢えてリスクを冒して処置する必要がないと診断された。

しかし、前日に万一の場合を想定して、看護師に「カテーテルをうち腿から入れる場合、剃毛しますよね、あらかじめ自分でしてきてもいいですか」と電話で聞いたら「除毛してきてもいいですよ」とのことで、風呂場で右側の部分を髭剃りで丁寧に除毛した。風呂場は毛だらけ。

病院での2回の剃毛経験から言うと、若い看護師にこれをしてもらうのは辛い。2回目は特に何を勘違いしたか、電気カミソリが登場して、普通のカミソリでの剃毛時間の3倍はかかったと思う。その間、じっと終わるのを待つ恥ずかしさ。電気を使わず、石鹸かシャンプーを塗って、早くしていただきたいと切に願っていた。

11月2日も、無事に剃毛を終えた体で問診に臨んだ。入院しても看護師からの剃毛はないぞと、自信満々行ったが、結果は「処置の必要なし」だった。無駄な剃毛であった。しかし、入院なくて良かった。お金も問診費用370円で済み、2泊3日の医療費を使わなくて済んだ。嬉しい病院帰りであった。ちなみに今は、剃毛とは言わず除毛と言う看護師が多いと聞く。参考まで。

  1. 体毛を剃られるのは、確かに恥ずかしいだろうが、心臓の検査や治療となればそれどころではないと思うが、照れがあるのはカテーテルなど経験済みの余裕からか?それとも男の色気か。準備周到も空しく治療もなく無事だったのは良しとしても、今後も心臓に余り負担をかける事は避けた方がいいと思う。僕は家族と冗談?に「倒れたらお互い救急車は呼ばないよ」と言ってはいるが、たぶん自分で呼ぶんだろうなと思う。何度か救急車の経験はあるが、ほとんどが自分で呼んでいるからだ。でも、あの乗り心地の悪さは改善してほしい。急カーブでは振り落とされるのではないかと思うほどで、具合の悪さも忘れるほどだ。しっかり取っ手を握りしめて緊張のおかげで病院に到着して点滴するか、しないうちにすっかり元気になってしまう。ショックアブソーバーもエア-サスがいいし、リムジン並みのホール・ベースの長い救急車が望ましい。それこそ、若くて優しい看護師チームばかりの救急車なら、言う事ない。

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