焼き鳥食べながら「私のブログは長過ぎる」ほか。
先日、焼き鳥屋で会社を辞めることになった営業職の人と食べた。そのとき私のブログをたまに読んでいて「少し長過ぎて読み切れない」と言われてショックだった。
彼は業界でも顔は広く、特に電波関係にはマル秘情報をたくさん知っているから、聞いているだけで「日刊ゲンダイ」ならぬ「日刊ゲンダイサッポロ版」を読んでいるみたいで面白いが、深刻な話も多い。キー局系列の地元局の採算、制作費問題やCM減少をどう防ぐか、異業種転換で着々と中心部のビルを買い、賃貸業へシフトできる会社もあれば、シンガポールやマレーシアで北海道PR番組を道庁とタイアッウしてインバウンド効果を狙って毎週流して先行投資をしている会社もある。
もう経済成長はないと結論を出して、子供も増えない、25年~30年は今の60代の世代がお墓に入ると経済は好転すると思っていた方が健全な経営に向かうと筆者は考えるが、どうだろうか?少子化もそれを利用して、無理して増やさなくても、人口減少でいいと思うのだ。官僚や財務省が騒ぐのは税収を増やすために、次に子育てや女性活躍を二次的・三次的に言っているので、すべて霞が関の官僚自身の暮らしを守るため、国民を利用しているとしか思えない。大学が学校の建設費償還と大学に勤める人たちの給料と彼等家族の教育費・ローンを支払うために学生を人質にして生き延びるシステムともいえる。税収が減れば、比例して公務員をお金を稼ぐ民間へ、それも少なくなった農業を中心へシフトしていく方向を考えるのが普通だ。
まずは60万人いる霞が関を20万人程度にリストラすること、大企業で全然税金を納めていなくて、税の仕事を請け負い儲けている会社から税金を集めること。国民の三大義務は①義務教育②納税③勤労だ。公務員の給与は議員を含めて、税金を全く納めていない。税金をもらって、そこから税金を納めるのは民間から考えて税金を納めたことにはならないから、彼等は国民ではないという理屈になる。さらに税金を徴する業務をするのが税務署職員と国税庁だとしたらどうなるのか、この関係?私の理屈でいくと税務署職員も税金を納めていないことになる。つまり脱税をしていることになるから・・・・。どうなる?
一時的に税金を公務員に所得として移転してそこから取るわけだから、都市国家も近代国家も、官僚機構・軍隊・貴族制度(領主)を維持するために税金徴収が始まった。公務員とはしかし、不思議な職業だ。ギリシャの市民一人の生活を維持するために10人の奴隷がいたらしい。公務員は市民で民間は奴隷に見えてこないか?彼らの意識の中で「金を稼ぐことは悪」「俺たちは給料が民から見て安すぎる」「さまざまな経費を自由に使えない」「民間が羨ましい。交通事故を起こしても小さな記事。公務員の事件は大々的に取り上げる。不公平だ」。
瓜田に履を納(い)れず、李下に冠を正さず(中国の諺)・・瓜の畑で靴を直すと瓜泥棒、李(すもも)の下で冠を直せばスモモ泥棒に間違われる。元々、役人は農民から見て普段から泥棒と思われているのだから、さらに怪しまれることをしてはいけない・・・そいう意味だ。学校では、他人に怪しまれることをしてはいけないと教える。公務員の教師や文科省の人間がそう解釈するが、実は正確に解釈すると彼ら自身がもともと怪しまれる泥棒的存在と生徒にみずから教えないといけない。
ある日、タクシーの中で「公務員は国民ではない」という納税の義務を果たしてないとの私論を運転手に語ると手を叩いて喜んでくれた。農民だけでなく、彼らにも深く沈潜している感情だ。どこか民間を見下した生き方、いずれツケが回ってくる時代がやってくる。この話は、焼き鳥を食べながらのたわごとだと思って読んでくださいね。
これは別に日本だけに当てはめることではなくて、たとえばロシアの官僚の特権性とか中国の共産党幹部及びその子息たちの売国奴(汚職)ぶり、オリンピック開催も危ぶまれそうなブラジルの大大汚職と数百万人のデモもそうだ。国家の私物化が常態になってしまうと、簡単に金儲けや権力化に発展してしまう。いずれ、人には終わりが来るから、すべてを手放す日がくる。早くその認識に達して欲しいと願う。古来からそういう知恵者は掃いて捨てるほどいるのに勉強して歴史から学ばないんだね、そういう人たちは。自分が例外的な人物で、死なないとでも思っているのだろうか。
昔、昔の少年
税金と言えば、先日締め切り日に「確定申告」に税務署へ行った。友人はe-Taxだかでいいのにと言うが、年に一度くらいは税務署に行ってみたいから出かけた。会社を立ち上げ、3年目になるが利益が出た昨夏50万ばかりの賞与を貰った途端に、年金20万減額の通知が来た。おまけに確定申告すると年金受給額と年収の僅かなオーバーで10万の課税。その日に即、納税だと言う。会社役員と言えど、年金の為に(長年自分が預けた)給与を最低限にしていたが、年間僅かの50万増に、何と60%に当たる30万も徴収されてしまった事になる。最初から差額の20万を賞与にしておけば良かったと後悔した。そんな中、税務署の長蛇の列に杖を突いたお爺ちゃんが独り言にしては非常に大声で「税金納めにわざわざ朝からこんなに大勢並んでバカみたいだなぁ~」と。毎月の給与も初めての賞与でも所得税を収め、年金からも所得税を引かれ、おまけに年金から道市民税も引かれ、今度は年収超過分だとして更に課税?何の税金なんだろう?「トリプル所得税?」なんだろうか?意味が分からない。年金は苦しい給与の中から毎月毎月、国に貸した(預けた)訳だから利息を付けて返してくれてもいいのに、逆に課税されると最初から分かっていれば、20歳から年金を収めず、僅かな金利でも民間の銀行預金にしておいた方が良かった。それに前々前職の倒産全員解雇の際に28年勤めてハローワークに行き、失業保険を僅か3ヵ月で辞退して自立したが、毎月天引きされていた雇用保険料のお金は一体どこに消えたのだろうか?全く自分には返って来ないお金をドブに捨てたも同然。お爺ちゃんの言う通り、本当に皆んな馬鹿に見えて来た。税制はややこしくしてごまかすテクニックなのだろう。ここらで公表すれば税の徴収は公平なのかどうか?判明するだろう。年金だけで暮らせないから働いて僅かな収入を得れば、年金がガタ減りし、働き損とばかりに、早々と隠居して遊んでいる若年老人たちが増え、当然税収も減少。こんな「若年高齢化社会」にした国のやり方では、若者に負担増となり子孫も繁栄しない。悪いお手本を見せている現在、若者たちが年金すら納めなくなるのは当然!未来の夢もない国の構図がはっきりして来た。元気な若年高齢者にも、いろんな形でもっと雇用チャンスを与えるべきだし、若者にも高齢者から技術や知恵を継承する仕組みづくりをしなければ「老人の巾着からも小銭集め」の税制だけでは、赤字国家はますます衰退の一途だろう。そのうち、老人の自殺者さえも増えて来るに違いない。そうなれば巾着の小銭さえも、あてにならなくなるだろう。小し化対策とか言うが、こうなったのは社会構造の誤りからと気づいて欲しい。